【暮らしのインテリア】家事動線を重視して、暮らしにゆとりを生み出すランドリールーム〜生活感を感じさせない家づくり(mitsu20170805さん)

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洗濯から収納まで。ここで完結できる仕組みづくり


執筆者:mitsu(@mitsu20170805)さん


前回のコラムでは生活感を隠しつつ、利便性も併せ持ったスタディースペースについてお話しました。


今回は家事をスムーズにできるような動線を重視し、忙しい日々の中でもスッキリとした空間を保てるように考えたランドリールームについてお話したいと思います。


mitsuさんの前回までのコラムはこちら


ランドリールームに求めたこと


以前の家には2階のフリースペースにランドリーコーナーがありましたが、十分な広さもなく冬場や雨の日は洗濯物の乾きも悪かったので、結局はリビングのエアコン近くに干すことが多く、全く活用できずにいた場所でした。


マイホーム打ち合わせの際にランドリースペースに求めたのは、


・家族全員分の洗濯物が干せる広さ

・エアコンを設置する

・家事動線を考え、LDKの近くに配置する

・来客時に洗濯物が隠せる

ということでした。


洗面所を広くして洗濯物を干す提案もありましたが、それでは来客時に洗面台を使ってもらいにくくなると思い、独立したランドリールームを採用しました。 


使い勝手とこだわり


夫婦共働きの我が家では夜に洗濯をして、朝乾いたものをたたんで片づけるのが毎日の流れになるので、ランドリールームは家事動線を優先してLDKのすぐ近くに配置しました。


夕飯後のキッチンリセットと同時に洗濯物を干したり、朝は洗濯物をたたみながら朝食作りをしたりと、キッチンのすぐそばにランドリールームがあることで動線もよく、バタバタする毎日の家事もスムーズにこなせています。


ランドリールームにはエアコンを設置し、深夜の安い電気料金時間を中心に使用しています。


おかげで気温の低い季節は問題なく洗濯物が乾きますが、湿度の高い夏場はエアコンだけでは限界があり、除湿機を置いたり片付けられる場所が必要なのは想定外でした。


3.5畳のスペースに4人分の洗濯物を干す余裕はないと思っていましたが、しっかりとすべての洗濯物が干せます。 シーツや毛布などの大物も干せるので、雨の日や突然やって来るこどもの嘔吐などで困りません。


洗濯物を洗い終えたらカウンターの上にドバッと直置きし、そのままハンガーに掛けて干します。乾いたらまたカウンターの上に置いてたたみ、下の収納ケースにしまうといった流れで作業します。


オーク材のカウンターは長さ2600×奥行き450mmで、洗濯物をたたむのにはギリギリの奥行き。もう少し奥行きがあればもっと便利だったかなと思っています。


私がアレルギーを持っており1年中色々な花粉に反応してしまうので、外干し時のカラッと乾いた感じやニオイも好きなのですが、平日や花粉の時期は部屋干し中心の生活になっています。


ランドリールームの掃き出し窓を出てすぐの場所には外干しスペースを設けたので、休日や大物を洗った時などに活用しています。ランドリールームに陽が入るようここには庇をつけていません。


家事動線やライフスタイルに合わせた配置のおかげで、無駄に動く時間が減らせたのではないかと思います。


時短に繋がる効率的な収納づくり


カウンターの下には無印良品の収納ケースを置いて、こどものシーズン中の着替えや大人の部屋着・仕事着などをアイテム毎に仕分けながら収納しています。


ラベリングはイラストのついたシールを使って分かりやすくしました。


保育園グッズを一カ所にまとめて、バタバタしがちな朝の保育園準備はすべてこの部屋で完結出来るような収納の仕組みを作りました。


おむつやビニール袋、お尻ふきもすぐ準備が出来るように収納しました。引き出しに入らないストック分は棚上にまとめて置く場所を作りIKEAのSKUBBに保管し、おむつに押す名前スタンプも近くに収納しています。


手拭きタオルや普段使いではないタオルの収納も作りました。


こどもの名前貼りや名前付けもここでしているので、作業する時に必要なものを引き出しにまとめて収納しています。


ランドリーグッズは洗濯機上のスペースに収納し、毎日使いのものはほとんど出しっぱなしで片づけていません。


洗剤は洗濯機横のニッチに、ストックは棚上に収納しました。決して広いスペースではないので、壁面も余さず収納に活用しています。


(洗剤ニッチ:幅362.5×高さ300×奥行120mm・上部奥行105mm)


毎日大量の洗濯物を干した際に出るホコリや髪の毛を気づいた時にすぐ掃除できるように、壁にフックを付けて掃除グッズはオープン収納にしました。


しまい込まない収納で、掃除のハードルが下がってキレイを維持しやすくなっています。


アイロンがけのハードルも下がるように、すぐ手に取れる位置に収納しています。サッと取り出してカウンターでかけられるので、動線に無駄がありません。


暮らしてみてわかること


忙しい時間に洗面台で化粧をしていて誰かと重なったりするのが嫌だったので、ランドリールームの一角に独立した化粧スペースをつくりました。ゆとりを持って身支度出来て採用して良かったと思える場所です。


ランドリールームに概ね満足していますがあえて後悔ポイントをあげるとすれば、オープンな棚の上や収納ボックスにすぐにホコリが溜まってしまうので、ホコリのつきやすいコーキングなどは使用せずにクローゼット収納を作れば良かったと思っています。


考え抜いて作ったランドリールームですが、やはり実際に暮らしてみないと分からないこともありますね。


この家に住みはじめて2年が経った今、後悔ポイントはありつつも無い生活が想像出来ないほどに大活躍しているランドリールーム。本当に作ってよかったと思える場所になっています。 



毎日のルーティンの中に組み込まれている洗濯。実はすごく重要な家事なのですが、お家づくりの時に重要視されるのはキッチンだったり収納であったりと、洗濯スペースって意外と後回しにされがちな場所なのかな?と思います。


我が家は2階に少し広めの洗濯干しスペースを設けました。幸い陽当たりもとてもいいので、洗濯物もカラッと乾いて重宝しているのですが、階段を上がってすぐの場所にある洗濯物を来客時に慌てて隠さないといけないんです。これは干した後のことまで家づくりの時に考えられていなかったのが原因ですね。


mitsuさんのランドリールームはLDKからもアクセスしやすい場所にありながら、扉を閉めてしまえば完全に隔離された空間になっています。“抜け感のある場所”を作って、生活の場と寛ぐ場をゾーニングできるように設計段階で考えられていたからこそ、家づくりのコンセプトでもあるLDKに生活感を感じさせないということを実現出来るのだと思います。


暮らしてみて初めて気付くことももちろんありますが、家づくりの際に住んでみてからの暮らしをどれだけ具体的に想像してカタチに出来るかで、暮らしの快適さが変わってくるのかもしれませんね。


mitsuさん、ありがとうございました!

(編集:megu)


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