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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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コラム執筆者のご紹介
家づくりって本当に膨大な情報の中から取捨選択の繰り返しですよね。
アレもコレも全て詰め込んだら上手くいく訳ではなく、予算やコンセプトに沿った家づくりをするということが大切になってきます。
今回からコラムでご協力いただくのは、天井の木製ルーバーと無骨なアイアンとの組み合わせが印象的なおうちにお住まいの@y.u.r.i.2.5(以下、yuriさん)です。
初回は土地探しから始まり、どこに重点を置いてこだわりのおうちがカタチになっていったのかをお話していただきます。
それではyuriさん、よろしくお願いします。
はじめに自己紹介
はじめまして。この度コラムを書かせていただくことになりました、yuriと申します。
家族構成は夫と私、娘(5歳)の3人家族で、私は平日フルタイムで勤務しているワーキングマザーです。 2018年5月に待望の新居が完成し、住み始めてから1年8ヶ月ほど経ちました。
コラムでは設計士さんと相談しながら考えたこだわりの間取りや動線について、更に元より好きだったインテリアにも触れながら、私たちが取り組んだ家づくりについてご紹介できたらと思っています。
テーマを決め、まとまりを持たせる家づくり
土地探しで求めたこと
家づくりの際にまず悩むのが、どんな建築会社に自邸建設をお願いするか?ということですよね。
我が家の場合は以前から「家を建てるならこの人に設計して貰いたい!」と思っていた設計士さんがいる地元の会社にお願いするとはじめから決めていたのでそこは難なくクリアし、土地探しに取りかかりました。
もちろん建築会社にも土地探しをお願いしていましたが、自分達でも並行して探すことに。
私たちが土地探しでまず悩んだのは、駅近や街中などの利便性はいいがその分狭い土地か、多少街からは離れるけれどある程度広い土地を選ぶか、ということでした。
その他にも建物にお金をかけて土地の予算を抑えるか、土地にお金をかけて建物の予算を抑えるかといった悩みもあり、土地探しはとても難航しました。
そんな中たまたま車で通りかかった場所で、新しい分譲地の空きを見つけました。
そこは私達が求める条件を全てクリアしていたのですぐに担当の方に連絡を取り、そこからはトントン拍子で土地の契約に至りました。土地探しから契約までの期間は3ケ月ほどです。
私たちが選んだのは、以下の条件が揃った土地でした。
・敷地面積 47坪
・延床面積 30坪
・4台駐車可能
・新しい分譲地
・夫婦の実家の中間地点
多少街からは離れていますが、ある程度の広さを確保しながら予算を抑えられたので、結果的に建物にお金をかけることが出来ました。
スーパーや小学校が生活圏内にあり、高速インターにも近いので常に車移動する私たちにとっては駅近や街中でなくても特に不便を感じませんでした。また夫婦の車2台と両親や来客の際にも車を停めてもらえるように、4台駐車出来るスペースはマストでした。
せっかく新しい地域に住むのだから、昔からある土地より新しく出来た分譲地を希望していました。こどものためにも同世代で家族構成が似ているご家族が周りにいる方が何かと安心ではないかと考えたからです。
最初に決めた家のテーマ
無事に土地が決まり、まず最初に設計士さんと話し合いをして家づくりにおける“テーマ”を決めていきました。
我が家のテーマは4つ
◯外観:四角いシンプルなオシャレな家
◯内観:ラフで無骨な空間でありながら温かみのある雰囲気
◯色味:黒×グレー×ベージュ
◯素材:自然素材・アイアン・木
家づくりの中で「あれもしたい、これもしたい。」「こんなのあんなのもいいなぁ〜。」と考えたり情報量が増える度に迷走してしまいがちですよね。
そこで最初にテーマを決めてそこからズレないように1つ1つ選んでいくと、自然とまとまりのあるお家になるのではないかなと思います。
出来ることなら家中全てにこだわって理想の物をつくりたいと思いますが、そこで立ちはだかるのが“予算”の壁… 。そこで「こだわる所=お金をかける所」と「そうでない所=予算を削る所」を最初に決めました。
我が家がこだわった所は、外観と1階。2階は寝る場・収納の場と最初から割り切って、お金をかけずに標準仕様にしました。ここをしっかりと割り切ったおかけで、1階に思いっきりこだわることが出来ました。
素材と色味へのこだわり
我が家の床はトイレと洗面所のクッションフロア以外は全て無垢材のナラを使い、あえて綺麗な木目より色味がまばらで節がたくさんある物を選びました。
無垢床は一般的なフローリングに比べ多少割高ではありますが、自然素材ならではの風合いと裸足で歩いた時の感触が格別なので、家づくり当初から採用しようと決めていました。
壁はリビングのソリドというリサイクル内装ボード以外は全て漆喰壁を採用しました。場所によって白・グレー・カーキの3色を塗り分けています。
(※ソリドについてはLDKのこだわりについてのコラムで詳しくお話したいと思います)
漆喰壁にして良かった点は、調湿効果と吸臭効果があることです。おかげで乾燥やニオイが気にならなくなり、空気環境の良さを肌で実感しています。
他に素材でこだわった点は、家の中にアイアンと木を散りばめたこと。スタイリッシュな黒とグレーに、ナチュラルな木の色を組み合わせた配色が我が家のポイントです。
鉄鋼階段と階段手摺、キッチンの造作囲いのカウンターや框、窓枠、テレビボードの金具、玄関の框、物干し竿などをアイアンで統一し、それに合わせてダイニングチェアやサイドテーブルなどの家具も黒を選びました。
一方ルーバー天井やキッチ周り、洗面所周り、シューズクロゼーット、トイレ収納などにはふんだんに木を使いました。
好きな物は諦めない
インテリアの中で1番こだわったところは“照明”です。ダウンライトとスポットライト以外は全て施主支給しました。
電気工事を要する照明は後から変更するのはなかなか難しいので、照明についてはすごく悩んで「これだ!」と思えるお気に入りの物を探しました。小物も大好きな真鍮アイテムを取り入れたので、照明も全て真鍮の物を選びました。
毎日使い、必ず目に入る物なのでお気に入りをつける方が愛着も湧きますよね。
もう1つのこだわりは“ドライフラワー”です。生花やグリーンも好きですが、特にドライフラワーが大好きで季節に合わせて花や枝物を家中いろんな所に飾っています。
鮮やかな生花よりも我が家の色味的にドライフラワーのくすんだカラーの方が合う気がして、無機質でシンプルな壁にドライフラワーで彩りをプラスしています。
家具についてはなるべく既製品の物を置きたくなかったので、出来る限り造作でお願いしました。
新居のLDKで新たに購入した家具は、ソファとダイニングセットくらいです。 テレビボードや食器棚、洗面所周りの収納棚などは造作していただいて、統一感を大切にしました。
暮らしが楽になる間取りとは
我が家のメインはやはりキッチン周り。ここを中心に間取りを考えました。
私が間取りづくりで重要視したのは以下の点です。
・キッチンに立ちながらリビングで遊ぶこどもの様子が見える
・洗面脱衣室が隣なので、水回りの家事がしやすい
(こどものお風呂や歯磨き・手洗いなどで洗面所脱衣室は頻繁に使うため)
・ダイニングテーブルと隣合わせで配膳が楽に出来る
・階段が近いので1階と2階を行き来しやすい
アイランドキッチンのようにまわりを回遊出来るようにすることで家事動線がとても良く移動もしやすいので、家族全員がノンストレスな生活を実現出来ました。
次回のコラムではインテリアについても詳しく触れていきたいと思います。最後までお読みいただき、ありがとうございました!
yuriさんが信頼出来る設計士さんと共に造り上げたおうちは、家づくり当初からブレないテーマと、こだわりを明確に持つことでまとまりのある空間になり、納得感が生まれました。
ドライフラワーや施主支給した照明など、yuriさんのセンスが家の各所に散りばめられていて、一つ一つのアイテムが存在感を放って全体のバランスを造り上げています。
色や素材に至るまで、“好き”が凝縮された一貫性のあるおうちづくり、とても参考になりますね〜。漆喰の壁の色を塗り分けたり内装リサイクルボードを壁一面に採用したり、今までにない新しいアイデアに驚きました!
常にアンテナを張ってタイミングを逃さず、新しい情報も上手く取り入れていくことがいいお家づくりへの第一歩に繋がっていくのかもしれませんね。
次回以降のコラムでは、具体的なこだわりやインテリアについてのお話いただけるので、今からとても楽しみです。yuriさん、ありがとうございました!
(編集:megu)
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