【暮らしの整理・収納術】こどもに進んで片付けてもらうための4つのポイント〜ひとりで頑張らない家事シェア暮らし(zuurii1984さん)

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「暮らしの整理・収納術」はインスタグラム中心に日々整理・収納、お掃除を実践されている方にご協力いただき、コラム形式で配信していきます。


目的や手順、使用しているアイテムに至るまで実践形式でご紹介していきます。ご存知の内容もあるかと思いますが、ぜひ復習も兼ねてご覧いただければ幸いです。


※記事をご覧いただき実用する際には商品(洗剤等)の使用上の注意を必ずご確認いただき、また使用するもの、場所によっては対象物の注意書きもご確認いただくようお願いいたします。


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こどもの自立を考えたキッズスーペース


執筆者:あず(@zuurii1984)さん


前回のコラムではこどもの自立を促す家具や収納の配置。そして、実際にアクションしやすい収納づくりと、効率的な洗濯周りについてお話しました。


今回は「キッズスペース」を軸に、こどもが一人で片付けしやすいように工夫している収納方法を4つのポイントにわけてご紹介していきます。


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こども目線で配置された収納


まずおもちゃの収納はスタッキングシェルフを使っています。こどもがおもちゃを使わなくなった時に、教科書や文具を置いたり本棚にしたり、長く色々な用途で使えると思い選びました。


長男が生まれた時はトロファストを使っていましたが、トロファストのレールにケースを戻せるのはきっと3歳くらいだろうな…と思い、少しでも自分で片付けられるようにスタッキングシェルフへ切り替えました。


続いてスタッキングシェルフを使う上で気をつけている4つのポイントを解説していきます。


ポイント1.大原則!収納のジャンル分けは年齢+1個にする


こどもの脳は年齢+1までしか認知できないと言われており、あまり細かくジャンル分けをしても片付けが進まない状態になるそうです。


我が家は長男6歳+次男2歳なのでそれぞれ1を足して、合計10個のジャンルにわけています。


小さいレゴやマグフォーマー、レンジャーのソフビ人形などはジャンルをわけ、それ以外はどこに何を入れてもいいようにざっくり収納にしています。


ポイント2.棚から少し隙間が空くように収納用品を置く


写真のようにスタッキングシェルフの高さに対して、ソフトボックスやラタンボックスは少し高さの低いものを使用しています。


高さがぴったりの収納用品を使うと遊ぶ時も仕舞う時も、わざわざ収納用品を出さなければいけません。このように手を出し入れできる隙間を作るだけでも1歳くらいから自分で片付けがしやすくなります。


ポイント3.一番遊ぶおもちゃは飾る収納


我が家は兄弟そろってトミカが大好きで毎日遊んでいます。


一番遊ぶおもちゃは、一番手に取りやすくて仕舞いやすいように棚に置くだけにしました。片付けの時は「駐車して~車も寝る時間だよ~」と伝えるとすぐに駐車(片付け)してくれます。


また、トミカの折り畳み収納できる道路やトミカタウンの街も持っていました。


次男が1歳の時は折り畳み式の道路を毎回「開けて~」と呼び出されていて、街がいつもバラバラで管理しにくいこともあり、道路も街もお手製いのテーブルの上に貼り付けそのまま収納へ。これで「出して~」や「組み立てて~」というひと手間が省けました。


ポイント4.仮置き場を必ず作る


長男は毎日、保育園から折り紙や紙飛行機やちょっとした工作を持って帰ってきます。その置き場がないとすぐに床に置いたりどこかの棚やテーブルに置いたりしてしまいます。


そのためおもちゃ収納には、「急なおもちゃが入ってもいいように空きスペース」を設けるようにしています。定期的に見直すまで何でも置いていい場所です。


この仮置き場がいっぱいになると長男は自分で要不要を考え出します。「ここまでは好きに使っていいよ~」という安心の場所があるのは、こどもにとって結構嬉しいのではないかと思っています。


母から子に繋ぐ家事シェア


身支度とおもちゃの片付けをこども自身がやってくれるだけで家事シェアに繋がります。


最近周りの大人から我が子が「自立しているね~」と言われることが増えたのですが、もともと子育てが得意ではないし、こどもを溺愛していて「お世話したい~」とも思っていません。


なるべくこどもに自分のことは自分でやって欲しいと思っていて(笑)薄情な母かもしれませんが、その仕組みはしっかり整えてきたつもりです。そしてなにより彼らの力を信じることを大切にしてきました。きっとできるに違いない!と思って。


二人とも1歳からは自分のおむつは自分でゴミ箱に捨ててましたし、おしっこをしたら自分でおむつを持ってきてもらっていました。


1歳から?と思うかもしれませんが、「もしかしたらできるかも~!?」と思ってまずはやってみます。


もちろん月齢的に早かったな、と思うこともしばしばありますが、身支度なんかはほぼ二人でできます。今でもお風呂は一緒に入りますが、こども二人は先に上がって、体を拭く→保湿剤を塗る→パジャマに着替える、この一連の流れは二人で力を合わせてやっています。


次男はまだボタンをとめられませんが、どうやら長男がやってくれているようです。肌着がシャツから出ていても、スボンがたまに反対でも小さいことは気にせず、こどもがやっているところはあまり監視せず、自由にやってもらっています。


帰宅してから就寝までは2時間半、家事時短や家事の手間を省くことばかり考えていますが、そこで生まれた時間はこどもと絵本を読んだり話したり、しっかり向き合える時間に使っています。


今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。



こども目線で考えられたキッズスーペースの収納方法を4つのポイントに絞ってお話していただきました。


あずさんのお子さんに対する想いを読んで何だかじ〜んと心にきてしまいました。「自分のことは自分でする」という当たり前のようでこどもには難しいかもと諦めてしまっている方も多いと思います。


そこを「もしかしたらできるかも!」と挑戦させて、こどもの力を信じているあずさんの行動は素晴らしいなと思いました。


私も夫と家事シェアをするようになってから全てを背負いこみ過ぎることがなくなりました。一緒に生活しているのだから、家族の手を借りて心地よい暮らしができるようにアップデートするのは気持ちが良いですよね。


あずさんの次回のお話しも楽しみにしています!

(編集:saya)


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