【あの人の暮らしが素敵な理由】
“インスタグラムでつい憧れてしまうあの人”の暮らし方のヒントやモノ選びなど、暮らしにまつわるアレコレをご紹介いただきます。
今回は「私がしたいこと」をテーマに、＠sachi.no_suke （以下、sachi）さんのお話をお伺いしていきます！
自分を見つめ、自分を認めて
sachi
「専業主婦」になって、もうすぐ７年。夫のために、こどものために、家庭のために。そればかりを考えて過ごしてきました。
そうしていつからか、日々の行動・気持ちから、“私は”という主語が抜け落ちていることが多くなっていました。
それに気づくきっかけになったのが、昨年秋の、夫との大喧嘩です。内容自体はありふれたもので、最初は自分を正当化しようとしていましたが…。
そのうち、自分のダメなところばかりが浮かんで、これまでの日々まで否定してしまったのです。
家事や子育てをするのは誰のため？
夫に自分の価値を認めてもらうために、家事をやっているのか。こどもたちに「ありがとう」と感謝してもらうために、子育てをしているのか。
自問自答をするなかで、自分の外側ばかりに気持ちが向いているのに気づきました。
そして、誰かから得られる結果を求めるのではなく、過程そのもの（＝暮らし）を楽しめるようになりたいと思うようになりました。
また、誰にも見られないまま、午前中頑張ったことが夕方にはなかったことになるのなら。自分で自分を認めてあげないとなぁとも思うようになりました。
そのためには、自分の内側に何か拠り所になるようなもの、例えば目標や理想、これからの楽しみなんかが必要なんだろうなぁと感じ始めています。
カメラを通して見えたもの
今年の２月、念願だったミラーレス一眼カメラを購入しました。すると、これまで「面倒だなぁ」とか「早く帰りたいなぁ」と思っていた公園での時間が激変しました。
こどもたちの表情や動きを撮るのが楽しくておもしろくて！時間を忘れて、私も遊んでいるような気持ちでした。ちゃんと私がそこに居る、そんな感覚でした。
１人で寝る幸せに気づいて
先日は疲れが溜まって少し体調が悪かったので、久しぶりに夜１人で寝てみたのですが…。翌朝起きた時、一瞬実家の自分の部屋にいるような感覚になり、心も身体もリフレッシュできているのに気づきました。
こどもたちのことを一瞬忘れていた自分にも驚きました。 「お母さん」ではなく、もちろん「専業主婦」でもなく、「ただの私」に戻る時間がこんなにも嬉しいとは！
これまで、小さなこどもたちの手を握って寝るのが幸せだ、そうするべきだと思い込んでいましたが・・・。これからは時々、夜は夫に任せようと思います。（と言っても、夫はよほどのことがない限り起きませんが笑）
今の私、これからの私
誰かと比べず、無理をせず。苦手なことや、やらないことがあっても。
「私はこれでいいんだ」と、心から思えるようになりたいです。
そして、そんな背中をこどもたちに見せる、それが今の私の目標です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。こんな私の話が、どなたかの心をふっと軽くできていたら嬉しいです。
「内面についてのお話を伺ってみたい」そんな難しいお願いをした時に、悩みながらも引き受けてくださったsachiさん。
普段からsachiさんの言葉選びや、表現されている内容から「言いたかったのはこれだ」と自分でもわかっていなかった気持ちに気づかせてもらう機会が多々ありました。
今回のコラムもまさにそうでした。
苦手なことや、やらないことがあっても「私はこれでいいんだ」と、心から思い、そんな背中をこどもたち見せたい、という部分が特に印象に残りました。
自分の目を向けたくない面にも目を向け、認めて受け入れる。なかなか簡単にはできないことかもしれませんが、私もそうなりたいと思いました。
また機会がありましたら、新たに拠り所となったもののお話をお伺いしてみたいです。
（編集：kaori）
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