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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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モノは少なく。スッキリした暮らし方
以前の私はどちらかというと多くのモノを持っており、引越しをする度に毎回悩むのは“収納”について。そんなことを何度か繰り返すうちに“整理収納”に興味を持ち、整理収納アドバイザーの資格を取得するに至りました。
それからは徐々にモノを減らして暮らすことに快適さを感じるようになり新居では必要最低限のモノですっきりした暮らしがしたいと思い、あえて収納は少なくミニマルに設計してもらいました。
今回は、そんな我が家のリビングについて家づくりのこだわりからインテリア選びまで詳しくお話します。
satoriさんの前回のコラムはこちら
モノが増えない仕組みとは
収納や空間に余裕があると、ついモノを増やしてしまいがち。そうなってくると探したいモノがすぐに見つからない。以前の私がまさにそうでした。
「それならば収納を最低限に減らしてモノを増やせない環境にしてしまおう!」と考え、あえてリビングに収納は設けずあったら便利な階段下収納なども採用しませんでした。
「あったら便利は無くても大丈夫。」とアパートに暮らしていた時に感じていたので、それを信じて(笑)
我が家の主な収納はパントリー。リビングに収納がなければモノが集まる環境もないので見た目もすっきりします。
「わざわざパントリーに行くなんて面倒ではないのか?」と 思われがちですが、家自体をコンパクトにし尚且つワンルームのような作りにしてもらったことで動線が短くなり、その点を解消できています。
好きなモノを持つ楽しみ
もともと北欧雑貨が好きで旅行に行ったのをきっかけに北欧のインテリアにも興味を持ち、出会ったのがウェグナーのデイベッドでした。
その頃ちょうど家づくりを考え始めた頃だったのですぐに購入を決め、引渡しまでの2年間取り置きをしてもらっていたのです!
設計の段階からソファが決まっていたため、それに合わせて間取りやインテリアの配置を考えたり床や壁のオイルの色味を合わせたりしたので、完成像が想像しやすくスムーズに家づくりが進みました。
住み始めてからはソファをインテリアの主役にし、その周りにはいろいろ置かずに他のインテリアは軽めのデザインを意識して選んだり作ったりしています。
シンプルにまとめつつも大好きなミナペルホネンのタンバリンをポイントで使ったり色を取り入れたりします。我が家の差し色はブルーと黄色。この2色を入れることでメリハリを持たせています。
DIYした飾り棚には、その時々の気分に合わせてお気に入りのモノを並べ、変化を持たせて楽しんでいます。
そして我が家で大活躍しているのがスツール。
普段は夫婦2人暮らしなので使う椅子は2脚ですが、
・来客があるともちろんそれでは足りない
・普段は使わない椅子を常に出しておくのは邪魔になる
これを解決してくれたのがこのスツール! 使わないときはスタッキングできて場所を取らず邪魔にならないのです。
時にはリビングのサイドテーブルとしても活躍してくれるので 複数個持っているととても便利です。
見切りにも一工夫
リビングダイニングには薪ストーブがあります。
ストーブを設置するにあたり
・家全体を暖めたい
・お湯を沸かすなどの簡単な調理をしたい
・火を見ながらくつろぎたい
といった3つの希望があり、コンロからも近くソファに座っていてもストーブが見えるダイニングとリビングの間、つまり家の真ん中にストーブを置くことにしました。
突き板の上にはストーブが置けないためタイルや天板なども検討しましたが、シンプルにまとめたいとの想いからモルタルの床面積を増やして設置することに。
しかしソファの横幅が約2メートルあり、リビングの突き板を狭くするとどうしても圧迫感が出でしまうといった問題が浮上してきました。
そこでリビング側の床面積も確保しつつ、ストーブを置く床はモルタルのままにするために設計士さんが提案してくれたのが“斜めの見切り”。
実用性だけでなく、見た目もシャープですっきりするので広く見せる効果もあります。
床を斜めに切るなんて私たちには想像もつかないアイデアだったので、思わず「おー!!」と感動したのを今でも覚えています。
この斜めの見切りはインパクトのある見た目でとても気に入っていますし、我が家の特徴の一つでもあります。
暮らしを豊かにする窓
我が家の窓はダイニングが掃き出し窓、リビングが腰窓になっています。
小高い場所に家が建っているので外からの視線を気にしなくても良かったため、設計当初は「せっかくならリビングにも大きな窓が欲しい!」と思い、外からの出入りも便利でストーブから落ちる木屑や灰を掃除しやすい掃き出し窓を希望していました。
しかし腰窓にすることで窓の下に壁ができて家具を置くことが可能になり、今後ライフスタイルの変化に合わせて様々な使い方ができた方がいいのではないかという設計士さんの提案に共感し、最終的に腰窓を採用しました。
住み始めた頃は窓の下には何も置いていませんでしたが、 私がちょっとした書きモノやメイクなどをする場所が欲しいと思い、窓の下にはにデスクを置きました。
最近は庭ができ始めて緑が眺められるようになったことで更に使用頻度が増し、庭を眺めながら珈琲を飲んだりランチをしたり、ちょっとしたカフェのような空間にもなっています。
腰窓にしたことでスペースを有効活用できて暮らしが豊かになり、採用してよかったなと感じています。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
「今は使わなくてもいつか使えるかも...。」そう思ってなかなか手放せないモノが多い私に「あったら便利は無くても大丈夫。」このフレーズがすごく刺さりました!
家づくりの際に収納は沢山あった方がいいと考えがちですが多ければ良いわけではなく、まずは自分にとって何がどれくらい必要なのかを知るのが大切なのだと思います。
空間のゆとりを大切にして最小限のモノを持つ。これがすっきり暮らすためのコツなんですね〜。
出会ってから2年もの間待ったデイベッドを中心に考えられた間取りやインテリアも、全てが調和するように計算され、暮らしに溶け込みつつその存在が洗練されたおうちづくりに一役買ってくれています。
斜めの見切りや窓にも設計士さんとsatoriさんのこだわりが溢れていましたね。まだまだ続いていく家づくり、次回のコラムも楽しみです♪
satoriさん、ありがとうございました!
(編集:megu)
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