【暮らしのインテリア】この家であと何十年も暮らすために。我が家の決断〜よりよく住める「大人」のリフォーム(happa_to_ieさん)

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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア・整理・収納・お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。


注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。


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コラム執筆者のご紹介


「将来はどこに住んでいるんだろう」

「今の家にずっと住み続けられるかな」と考えたことはないですか。


今回からコラムがスタートするのは、25年暮らした家をリフォームされた@happa_to_ie(以下、happa)さんです。


大人のリフォームをテーマに、早くから終活も見据えて生活の変化に合わせた暮らしを実現されました。初回はリフォームのきっかけや出会い、様々な選択肢がある中でリフォームへたどり着かれた理由についてお話いただいています。


それではhappaさん、よろしくお願いします。


はじめに自己紹介


はじめまして。happaともうします。 夫と私、息子(と言ってももう大人です)、義母が一緒ですので大人ばかりの4人家族です。


<大人のリフォーム>をテーマに25年間暮らしていた家をリフォームしました。私の経験が少しでも皆さんのご参考になれば嬉しいです。


家の傷みや好きなテイストの変化、家族の状況。築25年の家と向き合って


元の家に感じていたこと


結婚当初に夫の両親と暮らすため家を建てました。当時は家に対して希望もあまりなく、とにかく払える金額で家族が生活さえできれば良いと思い、何も考えずに地元の工務店へお願いしました。


その家も25年を過ぎると床や壁、水まわりや家の外壁・・・あげればきりが無いくらい家全体が傷んできました。


それから何より好みの変化がありました。花屋さんで働いていた経験や10年続けている陶芸など、インテリアに取り入れたいものや好きなテイストがはっきりしてきました。


毎日生活している中で、床の色ひとつでも好みの色で無いことがとてもストレスに感じるのです。私の中で、あと何十年かこの家で暮らすためには一度リフォームをしたいという想いがずっとありました。


リフォームを現実に考えるようになったきっかけ


今回お世話になった建築会社との出会いは2018年の夏。友達3人と1日かけて家の見学会を巡るツアーを勝手に組んで遊ぶ計画を立てました。


目的はインテリア好きが集まって最近の家を見てまわること。1件目は建て売り住宅で2件目は中古マンションのリフォーム物件。そして3件目は一軒家のフルリフォーム物件でした。


暑い夏でしたが、友達3人と担当の方に質問しながら1件1件丁寧に見て回りました。家に使われている素材や設備が雑誌で見る世界と同じで、時代の進化に驚きながら皆で妄想が膨らみ楽しい時間でした。


3件目に伺った一軒家のフルリフォームのお宅で、担当の方と出会いました。この一軒家のフルリフォームは私の好きなテイストで妄想を一気に現実へ引き込んでくれました。私の家も変えることができる、と。


主人に伝えた想い


私50歳、主人55歳の夏で、主人の定年まであと5年。最初主人は全くリフォームを考えておらず、交換が必要な設備だけ取り替えていくようなイメージだったと思います。


そこから主人に対しプレゼンを行いました。人生は一度しかないので、もう一度しっかりと自分達が残りの人生を有意義に暮らせる家を考えたい、同居している義母も暮らしやすい家を考えたい、と。


とにかく気持ちよく暮らしたい想いを伝えました。


私の希望はリフォームというより生活を見直すリノベーションだったのです。すると主人もこれからの人生のことを考えてくれて、徐々にリフォームに賛同してくれるようになりました。


好きなテイストを知ってもらうために


主人の賛同を得て、早速担当の方へ実現したいことを全て伝えようとリフォーム前の家の図面に、印刷した写真や雑誌の切り抜きを貼って、したいことを書き込んだものを作りました。


アナログですが、好きなテイストを伝えたい一心でした。


• 玄関スペースを広くしたい

• リビングを広げたい

• キッチンをリビングの中心に

• キッチンはモルタル仕様

• 狭くてもいいので和室がほしい

• ディスプレイ棚を設けたい

などなど


あまりにも想いを伝えすぎて最初出てきた設計の見積もりが予算を大きく上回る結果となり、もう1軒家が建つのではと思うくらいでした。


その予算をかけるのであればリフォームで無くてもいいのでは・・・という意見も夫婦で話すうちに出てきました。


リフォーム以外の選択肢を考えてみて


今住んでいる場所はスーパーまで1km以上あり、近くにバス停はなく車がなくては生活できない地域です。それもあって同じ予算でできることがないか考えてみました。


・リフォーム

・建て替え

・車が無くても暮らせる地域への住み替え


どの選択もあり得る状況でしたが、建て替えも住み替えもまた建築会社を探し、想いを伝え見積もりを出していただく作業が必要になり大変です。


わかったのは建て替えや住み替えを同じ予算でするとなると、今の家よりもかなり小さいサイズになり、設備等に自分の好みを反映させると予算内に収まらなくなること。


そして何より時間がかかります。支払いを考えると定年まであまり時間がない私たち夫婦にとって、ゆっくり時間をかけられないと判断しました。


またこども達の育った家を手放すのは、こども達の帰る場所が無くなってしまう・・・そんな気持ちもあったような気がします。


リフォームすると気持ちが決まった理由


タイミングを同じくして、同居している義母が倒れました。命は取り留めましたが右半身が不自由になり、家のことは全て取りやめる選択も考えられました。


でも人生一度きり。「義母も暮らしやすい家を目指してリフォームをする」と私たちの気持ちは決まりました。


今でも心に残っている担当の方の言葉があります。


何故リフォームの設計をされているのですかと質問した時に、「その方の暮らし等を考えながら、今ある家をリフォームしてよりよくしていくこの仕事が好きなのですよね。」とおっしゃられたのです。


本当にその通り、担当の方は私達の希望をしっかりと聞いてくれて、そしてそれをカタチにする作業を繰り返してくださいました。担当の方との出会いも私たち夫婦にとって大きな転機だったと思います。


同じ図面でも、選ぶ素材や選ぶ設備によって全く違うテイストの家になること。

私の「好き」を共有して理解してもらうこと。


これは以前の経験があって家づくりで重要であるとよくわかっていたので、担当の方との出会いが後悔のない家づくりができた一因だと言えます。


生活の変化を大切にした「大人のリフォーム」


2階建てのうち1階部分をフルリフォーム。いえ、リノベーションといった方がいいでしょうか。義母と私たちのスペースを替えて気分も変えて、納得の家が完成しました。


<大人のリフォーム>をテーマにした理由は、終活も見据え生活の変化に合わせた想いを大切にしたかったから。


そしてこどもが小さければこどものことを考えていかなければなりませんが、大人ばかりの私たち家族は、好きなものが明確で好きなものだけを取り入れられました。


次回からは今までの25年の暮らしを振り返り、見直し、リフォームで取り入れたものをひとつずつご紹介できればと思います。 



大人だけが住む家の、将来を見据えたリフォーム。ムクリのコラムでは初めてかと思いますが、将来の住まいについて考えるのはいつか経験すること。大変興味深く拝見しました。


我が家は築7年目ですが、家に傷みがあったり建てた当時と好みのテイストが変わったのを感じる時があります。築25年のおうちにお住まいだったhappaさんが、そう考えられた気持ちが想像できました。


ご主人の賛同を得たり、お義母さまのことを考えたり、ここに至るまでは様々な想いがあったことでしょう。担当の方の言葉にはじーんとしてしまいました。出会いって、大きいですね。


好きなものだけを取り入れられた大人のリフォーム、次回からのお話もとても楽しみです♩


happaさん、ありがとうございました!

(編集:kaori)


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