【暮らしのインテリア】限られた間取りの中で家事を“楽”にする工夫〜建売住宅で快適に暮らすために(rin_life22さん)

いつもムクリをご覧いただきありがとうございます。


「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。


注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。


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コラム執筆者のご紹介


ナチュラルなイメージでまとまったインテリアの中に北欧雑貨のかわいらしさと所々に挿し色の黒がアクセントになっている@rin_life22(以下、rin)さんのおうち。


建売で購入されたおうちは間取りなどの自由度は低めだったそう。暮らしに合った動線や必要なものを取捨選択することで今の暮らしが実現しました。


コラムでは建売住宅ならではの“快適に暮らす工夫”についてインテリアや収納、家事の動線についてもお伺いしていきます。


それではrinさん、よろしくお願いします。


はじめに自己紹介


はじめまして。 この度ムクリさんでコラムを書かせていただくことになりましたrinと申します。我が家は住宅密集地に建つ3階建ての建売住宅に夫と私、息子(小5)、娘(小3)の4人で暮らしています。


これから何回かにわたり“建売住宅で快適に暮らす“をテーマに、暮らしの工夫についてお話していきたいと思います。


優先順位を決めて臨んだ家探し


家を建てるにあたって一番優先したのがこどもを転校させないこと。


以前住んでいた賃貸と同じ校区内で探すのが必須条件でした。校区自体がとても狭く、空いている土地もなかなか出ない地域でまさに新築激戦区。 不動産屋にも行ったりしましたが、なかなか良い出会いはありませんでした。


そんな中たまたま通勤中に解体が始まった家を見つけ、「ここはもしかしたら新しい家が建つのかもしれない!」と思い、それからは毎日見に行くように。そして売り出しのノボリが建てられたその日に不動産屋に電話をかけました。


住宅密集地で隣の家とは1mも離れていない土地ですが、


・角地で日当りは申し分ない

・小・中学校も徒歩10分以内で通える

・職場まで徒歩3分


まさに私たちにとって理想の土地でした。


ここは大阪の中心部なので、周りの新築の家を見ても注文住宅は少なく、建売か建築条件付き土地がかなり多いので、自分たちが注文住宅を建てることは全く考えていませんでした。


とにかく空き土地が無いので注文が建売かをこだわる前に、空いた土地をタイミングよくゲットできるかの方が大事だったのです(笑)


こうして無事購入できた我が家は建築条件付住宅、建売住宅・1種というものでした。


1階 :土間収納、洋室、浴室、洗面、トイレ

2階 :LDK、洋室、トイレ

3階 :洋室2つ、ウォークイン2つ


こうした間取りは最初に提案された案からほぼ変えることはできませんでしたが、設備や建具、床材、クロス等は限られた中からですが自分たちで選ぶのが可能でした。


決まった動線をどう使うか


いわゆるごく一般的な建売住宅の間取り故に、入居後は生活動線の悪さに困ることも多々ありました。


例えば洗濯について。3階建ての我が家は洗濯機が1階にあるのに洗濯物を干すベランダは3階と、干すまでの洗濯動線がとても離れています。


毎日重い洗濯物を持って階段を上り下り。 これが思いのほか大変で、注文住宅ならばランドリールームを設けて洗う→干す→しまうの一連の作業をスムーズにしたかったなと思うのが正直な気持ちです。


狭小住宅でもあるので1階に干すスペースもなく、毎日ある洗濯の時間をいかに楽にするかを考えていました。 そこでまずルールとして決めたのが、洗濯物の中継地点。


2階にリビングがあるのでタオルやこどもたちの制服などかなりの量の洗濯物が2階で出るのですが、洗濯物が出るたびに1階の洗濯機まで持って行くのがとても面倒くさい。


考えた末に辿り着いたのが「それならリビングに洗濯物入れを置けばいい!」ということでした。2階の一角に置いているバスケットが我が家の洗濯物の中継地点。


バスケットごと1階に持って下り、洗い終わったらまたここに入れて上がってくるといった仕組みにしたことで洗濯の快適化に繋がりました。


リビングはお客様も来る場所でもあるので、中の洗濯物が見えず、長く使えるように頑丈なスチール製のバスケットを選びました。ファブリックカバーはラミネート加工が施されているので水分を含まずお手入れも簡単です。


キャスター付きで楽々移動できるので、この中継地点を設けてからは娘もすすんでお手伝いしてくれるようになったのも嬉しい変化です。


干す作業もシステム化


洗濯物を干す際もできるだけ楽になるように、洗濯グッズをまとめておけるワゴンを作りました。


ここにはハンガーや洗濯ばさみ、竿やベランダ手すりの掃除グッズ、ゴミ箱を。側面にはピンチハンガーを引っ掛けています。


毎日使っていても意外とすぐ汚れる竿や手すりを洗濯物を干す前にサッと一拭きするようにしています。


そこで活躍するのがウェットティッシュ(私はおしりふきを愛用)や水分を拭き取るためのキッチンペーパーやウエス。ワゴンにひとまとめににしておけば、使いたい時にわざわざ取りに行かなくて済むのでとても便利なんです。


洗濯グッズは生活感を出さないようにあえて固定棚に収納せず移動式に。使わない時はクローゼットの中に収納しておいて、干す時にワゴンごと持ってきて自分の周りだけを一時的にランドリースペースにします。


我が家は良くも悪くも一般的な建売住宅。その中で快適に過ごすための工夫は無限にあると思っています。どうやったら無駄がなくなるのかを考える時間も私にとっては楽しい時間。


生活動線が悪いならばひとつひとつの作業を楽にすることにスポットを当て、楽しく家事ができるように心掛けています。


次回は限られた収納スペースを活かすために心がけていることや収納についてお話したいと思います。 最後までお読みくださり、ありがとうございました。 



家づくりを始める際のキッカケや優先順位は人それぞれ。まず建売住宅か注文住宅かでも悩まれる方も沢山いると思います。しかし注文住宅については意外と情報が多い中、“どうして建売住宅を選んだのか”などの情報って意外と少ないなと感じます。


学校の校区を変えないで土地を探すことに重点をおいたrinさん。良い出会いがない中でたまたま見つけた解体中の土地との出会いはまさに運命的!可能性を信じて行動してみるって本当に大事だなと思いました。


土地的にはまさに理想的なおうちも、間取りが自分にとってのベストとは限られないのが建売住宅ならではの悩みなのかもしれません。そんなデメリットを暮らしの工夫で快適に変えてしまうアイデアもとっても参考になりました。


建築条件付きの建売住宅でどうすれば快適に暮らせるか、今あるものをどう活かして暮らしていくかなど、おうちが建った今からでもできる暮らしの工夫が詰まったrinさんの暮らし。


次回コラムもとても楽しみです!rinさん、ありがとうございました♪

(編集:megu)


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