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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア・整理・収納・お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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コラム執筆者のご紹介
今回からコラムがスタートするのは、家の中心に親世帯と子世帯共有の場を設けて玄関や生活空間などはプライバシーを尊重できるような完全分離型二世帯住宅を建てられた@m_home_h(以下、meg)さん。
完全分離型二世帯住宅とは、親世帯と子世帯が一緒に暮らす二世帯住宅の中でも、それぞれの世帯が暮らす住空間が完全に独立しているタイプの住宅。程よい距離感が保てるのがポイントですね。
初回は信頼できる建築士さんとの出会いから、デザイン性やインテリアも重視しつつ親子二世帯で気持ちよく暮らせる家づくりのこだわりや工夫などについてお話していただきます。
それではmegさん、よろしくお願いします!
はじめに自己紹介
はじめまして。 この度コラムを書かせていただくことになりましたmegと申します。我が家は夫(34歳)・私(32歳)の夫婦と息子(2歳)、そして夫の母の4人で 2019年11月に完成した完全分離二世帯住宅に暮らしています。
夫婦共通の夢であったマイホーム。夫と一緒に長い時間をかけて考えたこだわりなどをコラムを通じてお伝えできたらと思います。そして二世帯住宅を建てるに至った経緯や、家づくりで考慮したこと、実際に暮らしてみて思うことなども併せてお話していきます。どうぞよろしくお願いします。
二世帯住宅を建てるという決断
結婚当初から「いつかはマイホームを持ちたい。」という想いはありましたが、本格的に家づくりが動き出すきっかけとなったのは、夫の実家で一人暮らしをしていたお義母さん。
今でもフルタイムで仕事もしていてとても元気なお義母さんですが、「将来的に一人暮らしは何かあった時に心配だ。」と夫に話していたのを聞いて、二世帯で家を建てることを考え始めました。
一緒に暮らす家について話し合っていくうち、お互いに“適度な距離感を保ちたい”という意見が合致し、縦割りの完全分離型二世帯住宅でいこうと決めました。
元々広さのある土地が決まっていて十分なスペースも確保できていたため、玄関の位置も離してお互いのプライバシーが守れることを重視しました。
私自身が祖父母と同居で暮らしてきたので夫の親と同居することに抵抗はありませんでした。それでもやはり自分たちの生活に干渉されたくはないし相手にももちろん干渉したくなかったので、玄関や水回りなどが “完全分離”だからこそ前向きに家づくりを進められたのだと思います。
イメージをカタチにした設計とインテリア
土地が決まっていたこともあり、「引き渡しも増税前にできたら...。」というくらいイメージも漠然としていたので、焦らずに情報収集をしながら時間をかけて後悔のない家づくりをしようと思っていました。
この頃は住宅雑誌を眺めてはどんな雰囲気の家にしようか想像したり、Pinterestで好きなイメージの画像を集めたりして情報収集をしていました。
住宅展示場やオープンハウスが元々好きでよく通っていたので、2016年ごろからはハウスメーカーの特徴を調べたりプランを作ってもらったりも。
完全分離型二世帯住宅であることはもちろん、他にもやりたいことが明確だった私たちには注文住宅しか選択肢はないと考えていました。
はじめは大手ハウスメーカーも見て回りましたが、やはり限りある予算の中で自由度の高い家づくりができる設計事務所や地元工務店に絞ってプランを作っていただきました。
最終的に決めた設計事務所はオープンハウスに行くたびにワクワクするような家づくりが魅力的で、何よりこちらのイメージをすぐに共有してもらえるような建築士さんがいる会社でした。そして偶然にもその建築士さんが私たち夫婦の高校のOBであったりと、色々な縁を感じて最終的に自邸建設をお願いするに至りました。
同居するのはお義母さんひとりだったので、建築会社や家のテイストは全て私たちに任せてもらえたり、間取りもこちらからお義母さんの希望を聞いて取り入れた部分もありますがほとんど好きにさせてもらえたり、その優しさがとてもありがたかったです。
こだわりを散りばめて
新居に遊びに来てくれる方にまず褒めていただけるのが外観。 親世帯側の造作玄関や、中庭の木製ルーバーなどは建築士さんのデザインで、私たちもお気に入りの“家の顔”です。
そして“本物の質感”をとても重視する建築士さんだったので、天然木やタイル、モールテックスや塗り壁など内装・外装ともに素材感や質感にこだわって選びました。
クロスや面材によくある◯◯風なものはほとんど使用せずに 経年変化や手入れが必要なところも含めて愛着がもてたらと思っています。
「プライベート感のある広い中庭が欲しい。」という夫の希望でコの字型の家にしました。 私たち子世帯が二階建、親世帯は平家にして、室内からも行き来できるように。
和室を二世帯共有のスペースとして中間に設け、親戚が泊まるなどお義母さん側のお客さまに使っていただいたり、子世帯側のリビング続きでも使えるようにしました。
息子が2歳なのでまだまだ目が離せませんし、夫婦ともにフルタイム勤務なのでお義母さんを頼ることも多々あり、今の私たちはこの距離感にとても助けられています。
この和室を含め、これからも生活スタイルに合わせて使い方を変えていけたらいいなと考えています。最後までお読みいただき、ありがとうございます!
二世帯住宅となると一階が親世帯、二階が子世帯といったパターンはよく目にしますが、完全分離の縦割り二世帯とはとても新しいスタイルだな〜と思いました。
共有スペースを設けることでいつでも会える距離感と安心感はありつつ、プライバシーも確保できて本当にいいとこ取りな同居スタイル、お互いに沢山のメリットがありそうですね。
そしてじっくり考えられた間取りやインテリア、本物思考の素材選びでより一層深みとスタイリッシュさが出ていますね。同居でもやりたいことは諦めない、そんな家づくりが日々の満足感にもつながっていきそうです♪
次回のコラムも楽しみです。megさん、ありがとうございました!
(編集:megu)
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