【暮らしの整理・収納術】できない仕組みに目を向ける。「ものの場所」がある快適な暮らし〜整理収納アドバイザーのお片付け(nika.homeさん)

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「暮らしの整理・収納術」はインスタグラム中心に日々整理・収納、お掃除を実践されている方にご協力いただき、コラム形式で配信していきます。


本コラムでは、整理収納アドバイザー1級と整理収納教育士2つの資格をお持ちのnika(@nika.home )さんに、整理収納の考え方や方法について、「整理収納アドバイザーのお片付け」としてお話いただきます。


※記事をご覧いただき実用する際には商品(洗剤等)の使用上の注意を必ずご確認いただき、また使用するモノ、場所によっては対象物の注意書きもご確認いただくようお願いいたします。


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ものの「定位置決め」が生む、嬉しい変化とは


執筆者:nika(nika.home)さん


主婦のみなさんは少なからず「アレどこ~?」と聞かれた経験があるのではないでしょうか?私も馴染みのあるフレーズです。


今回はそれを解決するために「ものの場所」を決める大切さと、それによって実際に起こった嬉しい変化についてお話したいと思います。


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片付けが得意ではなかった独身時代


独身時代の部屋は決して綺麗とは言えませんでした。今は整理収納アドバイザーの私も、元々片付けが得意なワケではないのです。


洋服や靴が好きでクローゼットからは溢れ、デスクの上は常にものでいっぱい。たまにスイッチが入って散らかっている部屋をとことん綺麗にする!その後、短期間でリバウンド。それを繰り返していました。 


思い返してみると、整っていなくてもものが多くても、大した不便を感じていなかったように思います。


その理由は、脱ぎ捨てた服が重なっていてもアクセサリーが部屋中の至る所に置いてあっても、私さえ把握していれば何の問題もなかったからです。


家族が増え、変化が始まる


それまでの生活が、家族が増えてガラリと変わりました。


自分のものだけを管理する暮らしから家族のものまで管理する暮らしに変わり、スムーズに暮らすために「どこに何があるのか」をみんなが把握する必要があったのです。


そこから徐々にものの場所(定位置)を決めていきました。


今も「アレどこ~?」と聞かれることもありますが、以前に比べて聞かれたり探したりが少なくなったのはものの帰る場所(定位置)を決めているおかげです。


「定位置決め」が嬉しい変化を生んで


ものの場所を決めてから、たくさんの嬉しい変化がありました。


◯元に戻す習慣がつく


リビングでさまよっていたティッシュボックス。壁に“かける”ことで場所が決まり自然と元に戻すようになりました。


ソファーで使う機会が多いブランケット。使ったらそのまま投げっぱなし…なんて時もありましたが、すぐ横にラックを用意して場所を決めると使い終わったら元に戻せるようになりました。


◯いつでも誰でもできる


すぐに使えるようにダイニングの一角に定位置があるハンディモップ。すると、こどもも気持ちがのった時に自然と掃除をしてくれるようになりました。


いつもある場所が決まっているのはこどもにとっても優しい習慣。


複数人で使うものは、特に使いたい時に「ない!」となるとプチストレス。学校や職場では自然とできても家庭ではないがしろになったりしますが、元に戻す習慣は自分以外の相手に対する優しさでもあると思っています。


◯自然と片付き、散らからない 


自由ノートやちょっとした紙に書いたこどものお絵かき。作品の保管場所を決めると、いろいろなところにあったものが一か所にまとまるので自然と片付きます。


学校から持ち帰ってくるテストやおたよりなどの紙類。提出場所を決めていない時は、玄関やリビングにプリントが投げてあったのですが、「ここにいれてね」と提出場所を決めたところ散らからなくなりました。


ついついできないと責めてしまいたくなるのですが、“できない仕組みに目を向けること”を大切にしたいと思っています。


◯気持ちが整う 


片付けをすると気持ちがほっとします。こどもと一緒に過ごす時間はおうちがシャンとしていないのですが、出かける前や寝る前などにいつもの場所に戻すとおうちも気持ちも整います。


どこに置くのが正解?と長い間さまよっていた花ばさみも、やっとキッチン脇という帰る場所が決まって、ずっともやもやしていた気持ちもスッキリしました。


スムーズに取り出せるようになって、花ばさみのお手入れをする機会も増えるといった行動の変化まで。帰る場所を決めるのはものを大切にすることにも繋がります。


大切にしたいものほどちゃんと帰る場所を決めてあげたいものですね。花ばさみもきっとほっとしているでしょう。 


どれも日常の中の些細な場面ですが、私も含め家族の行動の変化を実感しています。


家中にさまよっているものはありませんか?

使いたい時に手に取れない不便を感じていませんか?

散らかって困っているものはありませんか?


ものの場所を決めるとプラスになる変化が必ずおこるので、ぜひ小さなことからはじめてみてください。


読んでくださったかたの明日の暮らしが今より心地よいものになりますように。最後までお読みいただきありがとうございました。 



スッキリしたおうちにお住まいのnikaさんが、独身時代はものが溢れた暮らしをされていたとは、、想像がつきませんよね。


定位置が決まっていなかったものについて、具体例を出してお話してくださってわかりやすかったです。


ティッシュケースを壁にかけたりブランケットにはラックを用意したりと、思っていた以上にピンポイントで決めるのだなと気づきました。それがコツなのかもしれませんね。


我が家の場合、ものの定位置を決めたらいいと頭ではわかっていながらも、なかなかできなかったり決めてもうまく機能しなかったりしていました。「責めずにできない仕組みに目を向ける」という言葉は、思い当たるだけにドキッとしました。


そして、「元に戻す習慣は自分以外の相手に対する優しさでもある」という言葉にはほっこりとしました。そして「帰る場所を決めるのはものを大切にすることにも繋がる」と。


ものの場所を決めたら起きる変化がこんなにあるなら、やってみるしかないですね♩

nikaさん、今回もありがとうございました!

(編集:kaori)


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