【暮らしのインテリア】アパートからマンションへ引越し。家事がスムーズに行えるキッチンづくり〜2LDKの賃貸暮らし(mari_ppe_さん)

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注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。


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引越しで感じた、新旧キッチンのメリットデメリットとは


執筆者:mari(@mari_ppe_)さん


今年3月、主人の転勤で10年程住んだ賃貸アパートから賃貸マンションへ引越しました。入居して4ヶ月、新しい住まいについてご紹介していきます。


初回は新居を探す際に重視した点と、新旧のキッチンを比較しながら、使い心地のメリット・デメリットや収納についてお話したいと思います。


mariさんの前回までのコラムはこちら


新居探しの条件と重視した点


新居を探すにあたって、こどもが大きくなったのでそれぞれの部屋を作ってあげたいと最初は考えていましたが、家賃を考えて旧居と同じ2LDKに絞りました。


その代わり、家族がゆったりと過ごせる広めのリビングとクローゼットが多い物件を条件にしました。


加えて旧居で使用していた家具を新居でも使えるように、家具の配置なども考えながら探しました。 今まで引越すたびに合わない家具が出て手放す経験も多くしてきたので、それを極力避けたかったのもあります。


当初の希望通り、旧居よりリビングが5畳ほど広くてクローゼットが多い物件が見つかり、学校も近かったのもあって今の家に決めました。


独立式キッチンから憧れの対面キッチンへ


賃貸歴20年で、対面キッチンは初めてでした。


こどもの様子やテレビを見ながら料理ができるし、キッチンのすぐ隣にダイニングがあるので配膳がラクで、こどもたちも率先してお手伝いしてくれるようになって嬉しいことばかり。


キッチンの背面には旧居で使用していた無印良品のユニットシェルフを置きました。棚も器の配置も以前とほぼ一緒なので、入居してすぐから戸惑わず家事ができました。


キッチンの後ろに収納棚がある配置は家事動線がスムーズで、新居でも取り入れられて良かったです。


◯旧キッチン背面収納


◯新キッチン背面収納


通路幅によるキッチンの使い勝手の違い


キッチン本体と背面棚の通路幅は、旧居は70cmでしたが新居は90cmに広がりました。


実際に2つの通路幅を経験して、一人で家事がしやすかったのは通路幅70cmのキッチン。後ろを振り返った時にすぐ手が届き、無駄な動きがないので作業がとてもラクでした。しかし、冷蔵庫の扉や引き出しを開けていると、人がすれ違えずストレスを感じることも。


◯旧居の通路幅70cm


◯新居の通路幅90cm


新居の通路幅90cmは、キッチンに家族が出入りしても家事の妨げにはならず、むしろ以前より手伝いや片付けをしてくれるようになるというメリットがありました。


私自身には動線が良くても、家族にとっては狭くて入りづらかった以前のキッチン。通路幅によって家族の使い勝手が変わり、行動まで変わってくるものだと感じました。


扉収納と引き出し収納の使い心地の違い


旧居の扉収納は一見使うのがが難しそうに感じますが、実はそんなことはなく収納力も抜群! シンク下収納ラックを使うとスペースを上手に活用でき、ファイルボックスと組み合わせてゴミ袋から掃除道具まで大容量に収納できました。


デメリットは腰を屈んで探すのが少し億劫なのと、奥のものが取り出しにくい点です。


◯旧居


◯新居


旧居よりも20cm程、通路幅が広くなった新しいキッチンは、さらに吊戸棚もなくなり以前と比べて開放的に。シンク下などは扉収納から引き出しに変わりました。


新居の引き出し収納は、奥に入れたものも取り出しやすく中を見渡しやすくなったので、デッドスペースがなくなりました。


デメリットとして深さがあり内部も仕切られていないので、収納のレイアウトに苦労しました。


新居でした「キッチン収納の工夫」


前述しましたように、収納のレイアウトに苦労した今のキッチンの引き出し。使いやすさを大切にして考えました。


シンク下備え付けの包丁スタンドは外し、ラップや掃除道具は立てて収納し取り出しやすく。隙間まで有効活用させました。


包丁は作業台下の引き出しに移動し、旧居でも取り入れてた包丁スタンドを使ってすぐに取り出せるように。こういった浅い引き出しは収納が難しいですが、作業台で使う道具を入れると家事の効率が良くなります。


ガスコンロ下はファイルボックスと収納ケースを使い、取り出しやすく工夫して。


フライパンや蓋は形や大きさが異なるので、ファイルボックスの中に無印良品の仕切りスタンドを使って立てて収納するようにしました。


デッドスペースにはキッチンペーパーのストックを突っ張り棒を使って保管。なくなったらすぐに補充できます。


私の目指すキッチンとは


毎日料理をするのでとにかくラクに家事がしたいし、キレイに片付いているように見せたいキッチン。


効率よく料理するには、すぐに手が届く場所に収納したり定位置を決めたり、ジャンル別に収納したりするのが一番だと思います。 


旧居と新居の収納方法は変わりましたが、掃除道具や調理道具、鍋やフライパンなどの定位置は以前と変わらず同じ場所に置いてるので、 家事は今まで通り効率よく行えています。


これが私にとってベストなキッチン収納なのだと感じています。



以前に「築30年のアパートにある暮らし」のコラムを書いてくださっていたmariさん。引越しをされて、住まいが変わられたのをきっかけに、新たなコラムをお願いしました。


引越し時の条件や新旧のおうちの比較は、実際に経験されたからこそのお話で興味深かったです。


キッチンの通路幅は70cmと90cmと聞くだけよりも、写真を見て感覚として違いが理解ができました。自分の使い勝手は大切ですが家族の使い勝手も大切ですし、何より手伝ってもらえるのは嬉しいですよね。


扉タイプの収納は私も以前の社宅で経験していて、とても使いにくかったイメージがあるのですが、mariさんのお話を聞いて工夫が足りなかったのではないかと思いました。


次回のコラムも楽しみです。

mariさん、ありがとうございました!

(編集:kaori)


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