いつもムクリをご覧いただきありがとうございます。
「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
インテリア中心のコラム・記事は一覧はこちらよりご覧いただけます。
理想と現実をすり合わせ、納得の家づくりをするために
我が家の家づくりについてお話してきたコラム。6回目となる今回が最終回となります。
今回はまだご紹介していなかった庭についてと、最後ということで家づくりの中で一番お伝えしたかった点についてお話したいと思います。
mitsuさんの前回までのコラムはこちら
限られた予算の中で理想を叶えるには
初回のコラムでもお話いたしましたが、我が家は以前住んでいた家の売却により残りのローン返済があったため頭金0で注文住宅を建てています。マイナスからの家づくりでした。
土地も購入したので、家・外構・家具にかけられる予算が本当に少なくて、理想の家に近づけるのに大変苦労しました。
予算に制限がなければ、カーポートのあるコの字やロの字の平屋にしたと思います。有名な建築家さんが設計するおしゃれなお家もSNSや雑誌で拝見してとても素敵だなと憧れていました。
家が建った今でも憧れは変わりません...ですが、夫も私も普通の会社員。そんな憧れのお家を建てるのはどう頑張っても無理でした。
そこで予算内におさまる住みやすく居心地のいい家を目指し、共働きの私たちが家で過ごす時間を無駄にせず家事の負担を減らすため、家事動線を重視した間取りを一番に考えました。
完璧!と思うくらい考えた間取りですが、住んでみないとわからないことはたくさんあって、、3年住んでみて後悔しているところもありますが、今でも入居時と変わらないくらい大好きな家です。
プライベート空間を実現した庭
今年はお家で過ごす時間がとても長く、お庭で過ごす時間もたくさんありました。
我が家の庭は低予算で実現したプライベート空間。開放的なオープン外構のお庭も素敵ですが、私はプライバシーが確保されたお庭派です。
バーベキューやプールはもちろん、お庭でゴロゴロするのも人目を気にせず思いっきり楽しみたい!というのが、家づくり当初からの絶対条件でした。
それには中庭が一番理想的でしたが、大きな中庭をつくるには広い土地とそれに見合った家が必要です。
予算に限りがあったので理想は早々に諦め、低予算でプライベート空間を実現できるフェンスを採用しました。フェンスと言っても、自然素材の木材、アルミ、樹脂と種類もさまざま。
無垢の木の雰囲気が好きで当初はハードウッドにする予定でしたが、メンテナンスの大変さや費用、隣地境界の塀のメンテナンスのしにくさについても考えて樹脂に決定。
樹脂フェンス(マイティウッド Sライン 120サイズ H2000)で庭をぐるっと囲い目隠ししました。
フェンスの高さが2mあるおかげで、リビングのカーテンを開けて過ごしても外からの視線が気にならずとても開放的です。
リビングから死角になる場所に洗濯物の外干しスペースをつくりたいと拘って間取りを考えたので、来客時でもカーテンを開け放てて過ごせます。
フェンスのある庭にするのは家づくり当初から決めていたので、しっかり予算取りをし入居直後に実現できました。
見積もりは数社の外構屋さんにしてもらい、出来るところは自分たちでして何とか予算内で完成しました。
植物の成長を楽しむ暮らし
少し前にお庭に植栽コーナーと花壇もつくり、植物の成長を楽しんでいます。
コンクリート、ウッドデッキ、タイルデッキ、人工芝とさまざまな庭がある中で、我が家は芝生の庭にしましたが、当初はメンテナンスが本当に大変に感じました。
選んだ芝は、省管理型高麗芝 TM9。
一時期はハゲやコケだらけで見るのもいやになりましたが、こどもの成長や私自身に変化があってこころに余裕ができて..今ではお手入れや水やりも楽しい時間になっています。
休みの日にはこどもたちとお庭で過ごす時間も増え、プールやバーベキュー、お庭でランチと楽しい時間を過ごせています。
下の子はまだ目が離せない時期ですが、ぐるっとフェンスで囲っているので安心していられるのもこの空間のおかげ。
植物の成長を楽しむ自分の姿は3年前には想像もしていなかったので、 変化が可能な芝生の庭にしておいて良かったとつくづく思います。
こどもが成長しプールなどをする広いスペースが必要なくなったら、花や木をもっともっと増やして四季を楽しめる雑木の庭にしようと今から計画中です。
自分に合った家をつくるために
『家づくり』で何に重点をおくかは人それぞれだと思います。
繰り返しになりますが、我が家が重点をおいたのは家事の負担を減らすため家事がスムーズにできる生活動線。それにより、キレイを保て掃除が楽になるシンプルホームを目指しました。
希望を叶えるために、自分の性格はよく理解していました。
「面倒なことは大嫌い、掃除も嫌い!でも片付いていないと落ち着かない。そして効率よく動けない。」
こんな私でもキレイが保てるように、一時置きの場所をつくりました。
それが以前のコラムでもお話したスタディスペースです。オープンカウンターのスタディスペースも素敵ですが、オープンだと常に片付けないといけないので私にとって隠せるスペースはありがたい場所。
一階の中心にあるアクセスしやすい位置なので、隙間時間にサッと片付けもできて便利です。
掃除嫌いなのでリビングはできるだけ物を減らしました。飾り棚も作らず、見えている物が少ないので毎朝の掃除は最小限で済みます。
ルンバで掃除することを想定して、憧れのスキップフロアはやめました。掃除機をかける時に床に物がたくさんあるとスタートまでに時間がかかります。
必要最低限のインテリアにして掃除の負担を減らしました。
見せる収納をきれいに保つ自信がなかったのもあって隠す収納を選びましたが、それ以上に外に出ている物が少ないのは家事のしやすさにつながりました。
間取りを考える時、まず自分や家族の性格を理解することがキレイを保つためには大切だと感じました。
私が家づくりをしていた時には、まだあまり見かけなったランドリールーム。こちらも以前のコラムでご紹介した、少ない情報のなかで試行錯誤して完成させた場所です。
今ではたくさんの方が採用されていて情報もたくさんあってイメージしやすいと思います。共働きなどで日中家にいることが少ない方には本当におすすめのスペースです。
こどもの成長やこどもとの距離感を想像して
家づくりの最中にはこどもが小さかったとしても、当たり前ですがこどもが成長しても毎日家族が顔を合わせるのが家。
コミュニケーションを大切にされている家がとても多い中で、我が家はその逆のこどもに干渉しすぎない家にしました。
リビング階段ではなく玄関に階段を設置し、こどもが帰宅しそのまま自分の部屋へ行けるようになっています。
シューズクローク内に洗面を設置しているのはその動線のためでもありますが、汚れた手で家に入って壁や手すりを触ると掃除が増えてしまうので、私の負担を減らすためでもあります。
実は私が思春期の頃、あまり親と仲が良くなかったのもあってこの間取りにしました。
学校や友達との間でつらい事があった時や失恋した時、泣きながら帰宅したこともありました。そんな顔を親には絶対見られたくなかった経験から、玄関から直接自分の部屋へ行ける間取りがいいと思いました。
親側からしてもリビングでゴロゴロしている時にこどもが友達を連れて帰ってきても、慌ててシャキッとしなくてもすむのがこの間取りのいいところです。
こどもが小さいうちは家事をしながらでも見守れるスタディスペースを活用し、成長とともに少し距離もとりつつ見守れる家。
そう思って間取りを考えましたが、これからこどもたちがどう成長していくかは全くわからないので今の段階でこれが正解かもわかりません。
家づくりを思いきり楽しんでもらいたい!私の思い
「低予算の家づくり」では、あれもこれもと理想をすべて詰め込むことはできません。妥協もたくさんしないといけないと思います。
住宅ローンはまだまだ続き、余裕のある暮らしができるのはずっと先。
今の暮らしだけではなく10年後20年後の暮らしも思い描いて、ライフスタイルの変化にもお金をかけずに対応できる家を考えることも大切かなと思います。
今、家づくりをされている方、これから家づくりをされる方、焦らずゆっくり時間をかけて理想のお家にしてください。
何度もする経験ではないと思うので、自分の意見をたくさんぶつけて時には喧嘩もして思いっきり楽しんでほしいです。
自分の性格をまず理解して、どんな暮らしがしたいか考える。そして、やりたいことは一度全て設計士さんにぶつけてみる。
それがたとえ叶わなかったとしても、言って無理だったなら住んだ後の後悔も少しは減ると思います。このコラムが少しでも家づくりの参考になればうれしいです。
プライベート空間を大切にしたお庭は、気持ちがリラックスしますね。今年はステイホームの時間が長くありましたが、こんなスペースがあれば親子共に息抜きができて嬉しいですよね。
家を建てる時に自分の性格を考えたり、その時のお子さんの年齢だけでなく成長した先のお子さんも気持ちまで考えたり。
見た目や使い勝手以外にも、暮らし方や生き方まで想像した家づくりをされたのだなと思いました。
最後のこれから家を建てる方への熱いメッセージは、mitsuさんの思いが伝わってくる内容で思わずジーンとしてしまいました。。
今までコラムでお話いただいたお話を振り返る内容は最終回にぴったりで、あらためて以前のコラムを読み返してとても勉強になりました。
mitsuさんのコラムは一旦終了となりまずが、いつかお子さんの成長されたその後のお話や雑木の庭ができていく様子を伺ってみたいです。mitsuさん、ありがとうございました!
(編集:kaori)
関連するコラム
夫婦の理想の暮らし方から見つけた土地と会社〜生活感を感じさせない家づくり(mitsu20170805さん)
「シンプル・スッキリ・掃除を楽に」を実現したキッチン背面収納とバーチカルブラインド〜生活感を感じさせない家づくり(mitsu20170805さん)
ムクリのインスタグラマーさんのコラム一覧はこちらよりご覧いただけます。
mitsuさんの愛用品はこちら
インスタグラムはこちら
「国内大手メーカー採用、汚れ拭き・吸水性に特化」daily特注マイクロファイバークロス
dailyアロマエッセンシャルオイル登場!「KIRARI」「YURURI」と「YASURA」の3つの香りでおうち時間を楽しむ。
フェイスタオルお得なセット販売始めました
「dailyギフトボックスはじめました」お祝いや御礼のお返しから、日頃の感謝を込めて大切な方へお届け
dailyオリジナルlongフェイスタオル4枚セット
0コメント