日々の暮らしの中で欠かせないもの、大切な家具から雑貨、お花、珈琲なんて方もいるかと思います。
家具を買うときに、材質の種類やメンテナンス、塗装の特徴と言ったことや、お花屋さんに寄った際に、季節の花や生け方、日持ちするの？なんて、値段に差こそあれど、ちょっと知ってるだけで選択肢が広がることがたくさんあると思ってます。
そう言った、ちょっと知ってると暮らしに広がりが出る、そんな「へ〜、なるほど〜、そうだったんだ！」と思ってもらえるようなコラムを「暮らしの中の◯◯」シリーズとしてお届けしていきます。
「暮らしの中の〇〇」シリーズはこちらからご覧いただけます。
育てやすく、鉢植えや水耕栽培でも人気のヒヤシンス
まだまだ寒い日が続きますね。今シーズンは雪が降る日も多くあり、とても冬らしさを感じることができました。そんな寒さの中、時折差し込む暖かい日差しで静かに少しずつ、春のお花たちは成長しています。
今回ご紹介するのは、春の人気のお花、ヒヤシンス。
寒さのため、まだまだ硬い蕾に覆われていますが、お花屋さんにはもう咲き始めた色とりどりのヒヤシンスがたくさん並んでいます。その強く甘い香りに、思わず足を止めてしまうくらい私たちを幸せな気分へと導いてくれます。
ヒヤシンスは切花だけでなく、鉢植えやお部屋の中で育てる水耕栽培でもとても人気があり、耐寒性があるのでこの時期の寒いお部屋でも綺麗に長持ちしてくれます。
ヒヤシンス
・分類：ユリ科ヒヤシンス属
・性質：秋植え球根、多年草
・原産地：地中海地域、イスラエル、ヨルダン
花言葉は、
・紫は「悲哀」「初恋のひたむきさ」
・ピンクは「しとやかなかわいらしさ」
・白は「控えめな愛らしさ」「心静かな愛」
・青は「変わらぬ愛」
・黄色は「あなたとなら幸せ」
色によって花言葉が変わるので、こっそり想いを込めてプレゼントをするのも素敵ですね。
生け方とポイントのご紹介
では、早速生けていきましょう！
◯用意する物
・ヒヤシンス：１本（今回は紫をチョイスしました）
・トケイソウ：１本（アイビーやリキュウ草などの蔓もの植物でも）
・ベロニカ：１本（スイトピーやラナンキュラスなど、他の春のお花でも）
・花瓶：大小１個ずつ
１.まずはガラスの花瓶に水を張って、向かって右側に大きい花瓶、左側に小さい花瓶を置きます。
２.次にヒヤシンスを左に傾くように生けます。トケイソウも同じく左に傾くようにヒヤシンスに沿わせます。
３.最後に小さい花瓶の方にベロニカを短めにカットして、今度は右に傾くように生けて完成です。
ワンポイントアドバイス
今回のポイントはお花を向かい合わせに生ける点です。立体感と動きが出てオシャレに生けることができます！
今回はお花を紫に統一しましたが、片方ずつ色を変えてピンクにすると柔らかい雰囲気になったり、白に変えるとスッキリ清楚なイメージになったり、色々と雰囲気を変えて楽しめます。
ヒヤシンスの注意点
ヒヤシンスの茎の白い先端部分を切ってしまうと、茎から葉っぱが全部はがれてしまいます。
そうなると、お花の重みに耐えきれずに曲がってしまったり折れたりしてしまうことがあるので、なるべく白い部分は切らずにそのままの長さで生けるのがオススメです。
ヒヤシンスはお水を好む植物なので、たくさんお水を吸う分どんどん茎が伸びてきてしまいます。少しずつ切り戻しをしながら楽しんでくださいね！
ちょうど季節の変わり目を迎えるこの時期、まだとても寒いと感じる日があったり、日中のポカポカ陽気に春の訪れが待ち遠しくなったり、私たちと同じようにお花たちも春を迎える準備をしています。
一足先におうちに春のお花を飾って、その香りやワクワク感を楽しんでいただきたいと思います。春の訪れはもうすぐです！
お花屋さんでも春のお花を見かけるようになって、だんだんと春が近づいてくるのを感じます。春のお花の中でも人気があるヒヤシンス。
最近では水耕栽培用のおしゃれなフラワーベースもたくさんあるので、インテリアとしてもお部屋の中で手軽に楽しめるのもいいですね。
個人的に春のお花には好きな種類がたくさんあるので、フラワーベースが足りなくなるほど。実はヒヤシンスはまだ育てたことがないので、早速チャレンジしてみたくなりました！
まだ寒く感じる日もありますが、気持ちはもう春に向いています。ぜひ、インテリアに取り入れて一足先に春を感じてみてはいかがでしょうか。
（編集：maki）
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