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玄関〜リビングまでの距離にも、おしゃれな空間を作り込んで
執筆者:@ie_aoi(aoi)さん
こんにちは、aoiです。前回のコラムでは、お家を建てようと思ったきっかけや、マイホームに望むことについてお話しました。
今後は我が家の場所ごとに、こだわったところを細かく紹介させていただこうと思います。
コラム第二段となる今回のテーマは 「玄関と廊下」です。
aoiさんの前回までのコラムはこちら
シンプルな見た目にこだわって、小さなところまで目をつけて
我が家の玄関は、何か特別な装飾をしたわけでもないですが、細かなところにこだわった場所です。
家の中で一番あれこれ注文をつけたかもしれないので、現場監督にとってはすごく面倒くさい場所だったかもしれません。笑
工務店との打ち合わせが始まってから、私たちはできるだけ、その工務店の完成見学会を見に行かせてもらっていました。うちと同じ仕様のものがあれば、目で見て確認したいと思ったからです。
そうやって完成見学会に行く中で気になったのが、玄関の上り框でした。我が工務店のやり方では、土間の壁と床の間に、同じ木の上り框がぐるっと土間を囲んでいました。
これは注文住宅ではよくあるやり方だと思うのですが、私はこのクロスと土間タイルの間に木の色が挟まってしまうのが嫌で、現場監督に相談し、巾木を二重にして上り框をなくしてもらうようにしました。
こうすることで継ぎ目がスッキリして、自分のイメージに近い土間になったかなと思います。
また、同じくできるだけすっきりした見た目にしたくて、玄関の高窓の窓枠をなくし、「クロス巻き」という仕上げにしてもらいました。
ここの窓はfix窓なので、窓枠をなくしても雨に濡れる心配がありません。ごくごく小さな変化ですが、スッとくり抜かれただけのような窓になり満足しています。
土間収納の入り口は、カーテンで目隠しをしています。
最初の図面には垂れ壁がつけてあったのですが、長ーいカーテンを天井から垂らしたくて、垂れ壁をなくしてもらいました。長いカーテンは天井が高く見え、海外のような雰囲気がでるような気がします。
コットンのカーテンはZARAhomeのもの。
オープン靴棚という選択
我が家の玄関の特徴は、靴棚をオープンにしたことです。普段履きの靴をこの靴棚に収納し、残りの靴は土間収納に置くようにしています。
見た目が好みで採用したオープン靴棚ですが、使ってみるととても便利で我が家の生活スタイルに合っていました。扉を開け閉めするという動作がないので、靴を棚に戻す習慣がつきます。
現在2歳の息子も、自分で靴を出したりしまったりすることができます。しまうのは、気が向いた時だけですが。笑
夫婦で小学校の教員をしている私たちは、「学校の靴箱に、靴を揃えて入れる練習になるね」なんて話しています。
こどもたちが靴を置きやすいよう、マスキングテープで足型を制作。
あってよかった土間収納
玄関から入って正面にあるのが土間収納。1.5畳ほどのスペースに、外掃除の道具、庭仕事の道具、こどもたちの外遊びの道具、普段履かない靴、段ボール、雨具などを収納しています。
棚は可動式で、大きくて重たいものやこどもたちが使うものを下の方に、取り出しやすい軽いものや使用頻度の少ないものを上の方に入れています。
扉をつけずカーテンの間仕切りにしたので、風通しが良く、雨具などを収納しても湿気がこもらないのが利点です。
傘などを吊り下げられるよう、ポールを設置。ボールを入れているのはニトリのシャンプーラック。
ショップのような雰囲気に憧れて
我が家は玄関を入って正面に、土間収納の入り口と幅の狭い壁があります。
お客さんが来たら一番に目にするであろうこの壁を何か印象的なものにしたくて、ブラケットライトの下にokaeriの文字を取りつけました。ショップの入り口にある店名のようなイメージです。
玄関に言葉を飾るとしたらwelcomeが一般的かと思いますが、そこはちょっと個性を出したくてokaeriに。何だかあったかい雰囲気を感じる良い言葉だなぁと、自画自賛しています。笑
木製のアルファベットの切文字をスプレーで塗装。画鋲を接着剤でつけて壁に固定した、簡単DIY。
また、玄関にはアパレルショップをイメージした大きな鏡を置きたいと考えていました。鏡の位置にもこだわって、靴を履いても脱いでも姿が見られるようにしました。
クラッシュゲートで購入したOCTmirrorは、高さ180cm、幅80cm。ベンチは無印良品。
お気に入りのドアや室内窓で、ワクワクする廊下に
玄関からリビングに行くまでに、ちょっとした細い廊下があります。
ものを置くスペースや飾る壁もほとんどない廊下でしたが、どうにかおしゃれな雰囲気にしたいと思い、廊下のクローゼットのドアや、廊下から見えるトイレや脱衣所のドアは、NAGAIさんのcostadoorに統一しました。
框のデザインが海外っぽい雰囲気で可愛いと、よく褒めてもらえます。
また、狭い廊下が広く感じられるよう、リビングドアの横に室内窓を設置しました。
周りにたくさん窓があるので、晴れた日の昼間はもちろん明るいのですが、夜もリビングの電気をつけていれば、そこから光が漏れて廊下まで明るく照らしてくれます。
おかげで廊下の電気をあまりつけることなく過ごせています。
窓枠はアイアン。窓の大きさもこちらで指定した通りに造作してもらいました。見た目も機能面もとても気に入っています。
以上、こだわって良かったと思える部分がたくさんある、我が家の玄関と廊下についてのお話でした。
次回はリビングダイニングについてお話しようと思います。拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
家づくりではリビングやダイニングなど、普段時間を多く過ごす場所に力を注ぎがちですが、廊下や玄関の細かいところまで目をつけて自分のイメージに近づけていったaoiさん。
上り框や窓枠をなくした仕上げやクロス巻きなど、そういったちょっとしたこだわりが印象を大きく変えてくれる気がします。
玄関からリビングに行くまでの空間も、室内窓の効果やドアのデザインひとつで海外のような雰囲気になっていて、ただ通るだけの通路ではなくインテリアとして楽しめる空間になっているのが素敵でした。
廊下をなくすおうちも多いですが、せっかくある廊下もこんな風におしゃれだったら良いですよね。自分の家の玄関と廊下があまりにも殺風景で、悲しくなりました 笑
あえて選んだというokaeriという文字からはaoiさんらしさと温かさを感じて、帰って来て目に入ったらホッとできそうです。
aoiさん、ありがとうございました!
(編集:maki)
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