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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点もたくさんあると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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動線の無駄をとことん省いて効率化
前回のコラムでは、家づくりのきっかけやこだわりについてお話しました。
今回のコラムでは家づくりの中でも特にこだわって考えたキッチンについて詳しくご紹介したいと思います。
あむさんの前回までのコラムはこちら
家事楽を意識したキッチン
私たちが家づくりにおいて重視したのは「家事や生活が楽になるような家」ということ。キッチンもその考えから洗面室やリビングダイニングに回遊できる動線を意識して設計してもらいました。
回遊型にして良かったと感じるのは、リビングやダイニングテーブルに行くのも回り込まずキッチンから直接行き来できるということ。
キッチンで使ったものを運んだり息子の保育園で使ったものを仕分けて洗面室に持って行ったりするのにも、移動が最小限で済む動線はとても楽。目指していた理想の暮らしが実現しました。
キッチン本体は「機能・デザイン・収納力」のバランスの良さを兼ね備えたLIXILのリシェルSIを採用しました。
セラミック天板は傷がつきにくく熱にも強いので、調理中もあまり気を使わずにものを置いたりできますし、普段のお手入れもサッとすれば綺麗をキープできるところもお気に入り。
唯一後悔しているのは、取っ手を黒にしたのでホコリが目立つのでこまめに掃除しないといけないところ。しかし取っ手のみ取り替えることもできるので、いつか違うカラーに変えるのもいいなと妄想しています。
キッチン設備でこだわったポイントは、水栓と浄水器を分けたこと。
主人が洗い物をしてるときにお茶を入れられたり、タッチレス水栓なので浄水モードに設定を変えずにスムーズに飲み水を出せたり、分けたことで想像していたよりもストレスフリー。採用してよかったなと実感しています。
◯キッチン詳細
・メーカー：LIXIL
・品番：リシェルSI／マットライトグレー
・サイズ：横２７００×幅９７０×高さ８５０（cm）
・水栓：ナビッシュ
・浄水器：メイスイ
・食洗機：Panasonic／深型
・ガスコンロ：リンナイ／デリシア／アローズホワイト
・レンジフード：トヨタホームオリジナル
使う場所をイメージして収納する
キッチン備え付けの収納は使い勝手がよく、収納力も抜群。包丁やまな板、調味料など細々したものをしまうところが最初からついているので、とても便利だと感じています。
キッチン収納で心掛けていることは、基本的にズボラな性格ゆえ「いかに少ない歩幅で家事ができるか」にこだわっています。
ご飯を入れるタッパーやしゃもじは炊飯器下の収納に入れてすぐに取り出せるようにしたり、コンロの下にはお鍋やフライパン、シンクの下にお茶のストックやボウルやザルなどをしまったり、使う場所を意識してそのすぐそばに収納しました。
◯シンク下・上段
ここにはシンク周りで使うものを収納。生ゴミの袋や排水溝ネット、ボウル、ヤカンとお茶は一緒の引き出しに収納することで動線の無駄もありません。
ラップや包丁、まな板が入っている手前部分は横から斜めに開くので、取りたい時にパッと取り出せるので重宝しています。
◯シンク下・下段
食材のストックと使用頻度の少ないお皿を入れています。ここは余白を持たせてストックがある程度増えてもいいように。
◯食洗機下
コーヒーや食品のストック類などを収納しています。１００円均一のケースを使って立てる収納にし、上から見て何が入っているかがパッとわかりやすいように工夫しています。
◯中央・中段
掃除用品や常温保存の調味料、おぼんや油はねガードを入れています。
キッチン掃除用品はいつでも掃除ができるように、どこからでもアクセスしやすいキッチンの真ん中に収納しています。
◯コンロ下・上段
ここにはフライパンや鍋蓋以外に、コンロでの調理に使う調味料や油などもまとめて収納しました。
◯コンロ横
細々した調味料はここに入れて調理中も取り出しやすく。
よく使うものはリビング付近に集約
キッチン本体にはリビング側にも大容量の収納があります。
リビング近くに文房具を入れられる引き出しがあると、使いたい時にすぐ使えて定位置が決まっているので片付けもしやすく、実際に暮らしてみてかなり便利だなと感じています。
中央の引き出しには文房具や爪切り、体温計やメモやポケットティッシュなど出番の多いものたちを無印良品のデスク内整理トレーを使って仕分けています。
エアコンのリモコンや工具、ネジやフックなど細々したものは１００円均一のケースで仕分けて取り出しやすいように。 あとはノートや掃除用品を少しだけ置いています。
その時々の季節や好きを楽しむ
北欧の自然な雰囲気のあるインテリアが好きなので、木のものやガラス、陶器など好きなものをキッチン背面の棚に置いています。
棚やカップボードの上は、季節によって飾るものの色味や素材を変えて楽しんでいます。今はガラスで清涼感を出せたらいいなと思い、クリアなガラスやブルーの小物多め。
スッキリ見えるように、家電の色は白で統一しています。
キッチン横のパントリーには書類や、日用品のストック、食品、お米、お酒や、フラワーベース、薬類、掃除用品も入れています。ここはまたいつかご紹介できたらいいなと思っています。
家事や生活が「楽」になるような家づくりをコンセプトに動線や収納もこだわって考えられているあむさんのおうち。
中でも特にお気に入りのキッチンは、「好き」をふんだんに取り入れつつ、機能性も持たせたコックピットキッチン。“使う場所に使うものを置く”ことで無駄な動きをすることなくスムーズに一連の作業が進み、家事の時短につながっていきそうです。
毎日の家事の中でもキッチンに立つ時間が長いという方も多いと思うのですが、思い返してみると調理中から後片付けまで意外とキッチンの中を行ったり来たりしてるんですよね〜。それはもしかして収納がうまく動作と連動していないせいかもしれません。一度自分の作業している様子を振り返って、どうしたら無駄が省けるか考えてみるのもいいかもしれませんね。
あむさんのキッチンの凄いところは、そこに見た目の妥協が一切ないこと。季節ごとにインテリアにも変化を持たせるなど、そこに立つ時間が楽しくなるようなキッチンづくりもとても参考になりました。
あむさん、ありがとうございました！
（編集：megu）
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