いつもムクリをご覧いただきありがとうございます。
「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
インテリア中心のコラム・記事は一覧はこちらよりご覧いただけます。
広くできないなら広く見えるように。工夫を詰め込んだ玄関とシューズクローク
玄関を開けた瞬間のイメージを大切にしたくて
「玄関を開けた瞬間に見えた景色はその家のイメージになる。だから玄関はこだわりたいね」と、夫婦でそう話していました。
理想はシューズクロークと広い土間のある玄関。間取りを考えている時は、どうにかこの二つを盛り込めないものだろうか?と頭を悩ませました。
しかしながら27坪のコンパクトハウスでは、シュズークロークをつくるどころか、広い土間を確保する代わりにリビングダイニングが狭くなるという残念な結果に。
半ば諦めていましたが、広くできないなら広く見える工夫をしたら良いのだと気がつきました。
階段下を活用したシューズクローク
同じ広さの空間でも、広く感じる場所と狭く感じる場所がありますよね? 間取りのつくり方、視覚効果などを上手く使って広く感じさせる工夫をすることに!
シューズクロークは生活の中で常にいるところではないので、多少窮屈でも収納ができれば良いと考え、階段下の活用を思いつきました。
我が家の場合、折り返し階段の踊り場下あたりから階段下の高さが活用できそうでした。土間と一続きにしたため床も下がり、天井高190センチのシューズクロークが確保できました。
玄関を入った時に階段の形が見えないようにタレ壁をつけて入口に。それにより奥行き感が出ました。
玄関から縦長の土間が続き、その先にはシューズクロークの入口。奥へ奥へと空間が続くことで、視覚効果があり少しだけ広く感じるようです。
シューズクロークの収納
シューズクロークの内部は一つの写真におさめられないのでイラストをご覧いただけたら位置関係がわかりやすいと思います。
シューズクローク入口を入ると左右にそれぞれ可動棚を取付けてあり、床から天井まで靴やコート類、防災グッズなどを収納しています。
北国では室内に設置するガス給湯器も、見栄えや音の問題から階段下に設置しました。
ガス給湯器の向かいの天井が低い部分には、さらに収納を確保。ここには日用品のストックやDIY用具、脚立などを収納しています。
住んでみて感じたポイント
玄関床はモルタルの刷毛引き仕上げです。
モルタルのデメリットと言われるクラックは、むしろ好きなので問題なし。予想外だったのは、いつも靴を並べている辺りがだんだん黒ずんできたところ。何か対策がないのか考えています。
刷毛引きのガタガタは滑らない点では優秀ですが、お掃除面では刷毛の模様に砂埃が入り込み、箒でも取れにくく感じます。
上がり框の向きや、窓と窓周りにもこだわりを
上がり框は、長方形の土間の長い辺に来るように設定。靴の脱ぎ履きで渋滞が起きないようにしました。
窓は防犯上からfixの高窓に。北向きですが横長にしたため予想以上の採光がありました。下のイラストを見ていただくと、位置関係がわかりやすいと思います。
少しイメージしていたのと違ったのは、高窓下部分の壁の閉塞感。白い壁なら大丈夫かと思ったのですが、少し閉塞感を感じました。
玄関に置く予定の全身鏡を横貼りにしてみると、ミラー効果で閉塞感を少しカバーできたような気がします。
グリーンの定位置には、オシャレ突っ張り棒のドローアラインを使いました。
フックや台、ライトなどパーツを自由に組み合わせて使え、縦のラインでグリーンをハンキングできてとても重宝しています。
選択肢がたくさんある家づくり
27坪の我が家の紹介も、今回が最終回になりました。
はじめてのコラムということで、頭の中にあるものを活字にしていく作業はとても難しかったのですが、たくさんの反応をいただき本当に嬉しく思いました。
家づくりでは選択がたくさんあります。その選択肢の中の一つとして、どなたかの参考になれたらと思います。
私の拙い文章を読みやすく直してくださった担当のkaoriさんには感謝しかありません。最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
いつもzumiさんの空間の使い方には、その手があったか!と新鮮な気持ちになりますが、まさに今回もそうでした。
階段下のシューズクロークは、玄関と階段下の位置関係が我が家と同じなので建築時に知っていたらと思いました(笑)
シューズクロークと玄関をつなぐのは、扉なしで角だけが丸くなったタレ壁というのは、前回のコラムでお話いただいたリビングと洗面室の関係と同じですね。
角だけが丸いタレ壁は、zumiさんのおうちの象徴にもなっていてスタイリッシュさをプラスしてくれています。扉がないことで広がりを感じ、使いやすさもアップし通気性の面でも安心です。
高窓下部分に閉塞感を感じるのは、実際にその場に立ってみないと気づきにくい点かもしれません。鏡の効果は大きいですね。
こちらこそ色々と教えていただき、zumiさんに感謝しています。最終回までありがとうございました!
(編集:kaori)
関連するコラム
「求めるもの、優先したいもの」そして「必要なもの」。家づくりの始まり〜27坪の幸せな空間づくり(s_gift_zさん)
予算内でも広くできる!アイデアが光る「リビングダイニング」〜27坪の幸せな空間づくり(s_gift_zさん)
ムクリのコラムはこちらより一覧でご覧いただけます。
zumiさんのインスタグラムはこちら
愛用品はこちら
今日使った食器はこれ一枚でピカピカに。水滴をぐんぐん吸いとり、拭きあとも残らない!"ちょっと大き目の"dailyオリジナル食器拭きクロスの登場です
「"KIRARIとYURURI"気持ちに寄り添う二つの香り」dailyオリジナルハンドソープとハンドミルク
dailyアロマエッセンシャルオイル登場!「KIRARI」「YURURI」と「YASURA」の3つの香りでおうち時間を楽しむ。
「国内大手メーカー採用、汚れ拭き・吸水性に特化」daily特注マイクロファイバークロス
「dailyギフトボックスはじめました」お祝いや御礼のお返しから、日頃の感謝を込めて大切な方へお届け
0コメント