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注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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猫たちがケガしないことを第一にインテリアを楽しむ
執筆者:tamaco(@mattam_interior) さん
今回は我が家の猫との暮らしについてお話いたします。これから猫との暮らしを検討されている方の何かのヒントになれば幸いです。
tamacoさんの前回までのコラムはこちら
猫たちとの暮らしのはじまり
家を建てて3か月が経ったころ、突然、夫から「明日、猫を迎えに行きます」と宣言されました。これまでまったくペットと暮らした経験がない私は、えっ?猫?と戸惑いながらお迎えに。
その時は、私に育てられるのか?という不安と重圧であまり前向きではなく、むしろ飼うことに反対していましたが、とても小さくてもふもふでふわふわな姿を一目見た瞬間に、その戸惑いはどこかに消えていきました。
「かわいい」は最強です。そうして猫たちとの暮らしが始まりました。
我が家には、黒猫のむっちゃん(ラガマフィン)、白猫のさんちゃん(ラグドール)が居ます。両方共、長毛種とよばれる毛足の長い猫です。
猫の抜け毛問題
長毛種の多頭飼いの我が家、抜け毛は正直すごいです。掃除の時は抜け毛は無限に湧いてくるものということにしているため、完璧に掃除する必要はないと思っています。
「こまめにささっと」を意識しながら日々掃除しています。
抜け毛の掃除を優先させすぎてしまうと、そもそもの居心地や暮らしの質まで下がりかねないため、うちの場合は家具やラグ等のインテリアのモノ選びはあくまで居心地優先で選ぶようにしました。
パクパクローラーや一毛打尽(イチモウダジン)など、便利なお掃除アイテムの力を借りて保つように心掛けています。
猫とディスプレイ
むっちゃんはドライフラワーや植物、お花が好きなご様子で、いたずらの標的にされます。
猫パンチに耐えられる植物じゃないと生き残れないため、床に置く植物は大きいサイズでタフな植物を少しだけに。ドライフラワーは届かない位置に吊るして飾るようにしています。
ありがたいことにふたり共、壁面の棚のモノにはほとんど触りません。 なぜなのかよくわかりませんが、お利口さんということにしておこうと思います。
安全面の観点から万が一のため、ワレモノは届かない位置に置き、木製のモノやカゴなど落とされても割れないモノを棚の下の方に配置して、棚のディスプレイを楽しんでいます。
棚の一部の登れる場所は猫の特等席として空けています。特等席にいる様子は最高にかわいいです。
傷や汚れについて
床や家具についた爪の傷跡や吐いた跡は、猫がうちに居てくれたという勲章だと思うようにしています。たまたまの好みでラフな質感の内装にしていたのもあって、基本あまり気になりません。
ただソファのアーム部分はちょっと気になっていて、さんちゃんの爪とぎの標的にされています。かなり遠慮なしでやられるため、クッションやシープスキン、雑誌等でこっそりガードしています。
むっちゃんはまったくやらないので猫でもいろいろあるんだなと思っています。クッション部分は特に爪を研がれたりはせず、ふたり共ソファはお気に入りの場所でよく寛いでいてかわいいです。
猫のトイレとインテリア
猫と暮らし始めた頃は共働きで帰りも遅いことが多く、トイレの片付けがすぐにできないので臭いの問題に悩んでいました。そこで思い切って全自動トイレを導入したところ、臭い問題は解決。
ただ来客時に、これ何?と絶対に聞かれてしまう宇宙船のような姿の全自動トイレ。存在感が強すぎて雰囲気ぶち壊し問題に直面しました。
そこで、階段下のスペースに小さな家を家具で制作し、その中にトイレを入れてインテリアを保つことにしました。
コロコロがついていて片手で動かせるようになっていて、片づけや掃除がしやすいように。中はキッチンパネルを貼っていてツルンと拭きやすくなっています。小さな家に出入りする様子がかわいいです。
つくっておいてよかったところ
家を建てたあとに猫と暮らすことになった我が家なので、たまたまなのですがこう造っておいてよかったなと思うところがいくつかあります。
土間の床に餌コーナーと水コーナーを。こぼしてもツルンと拭くだけでとても楽です。インテリアの雰囲気的にも、猫との暮らしの利便性的にも◎でした。
階段と窓。階段の上の方から窓の外を見下ろすのが好きなご様子。
ここにいる時はとても居心地が良さそうで階段と窓を組み合わせて良かったなと感じています。
帰宅時にそこからお出迎えしてくれる姿に癒されています。
猫の存在で意味を見いだせた箇所
ドアの取手をやや高めに設定した我が家。ドアのちょうど中心の高さにしてみたら、偶然ギリギリ猫が届かない高さに。
普通の高さだったらドアを開けられていたはずで、勝手に出入りされたくない部屋には良い対策になると思います。
トイレのドアはドア下のアンダーカットを高めにつくってしまい、ちょっと高くしすぎたかなぁと思っていたのですが、トイレ中、猫が手を入れてきてくれてかわいい肉球が拝めるように。
たいして意味なくつくった細部のデザインや失敗したと思ってた点に、猫と暮らすことで意味ができました。
こうしておけばよかったポイント
我が家は猫たちを外に出さないようにしているので、脱走防止対策は考えておくべきだったと感じています。
玄関とワンルームの間取りのため、柵をつけてうっかり飛び出さないようにはしていますが100%のガードではないので、かなり気を付けて玄関のドアを開けています。
今後は風除室のような空間をつくろうかと検討しています。
建築でつくらなくてよかったところ
私の場合、家づくりの時から猫との暮らしを考えていたとしたら、いろいろ建築で試そうとしていたと思います。
しかしながら猫もそれぞれなので、最初から建築でつくってしまっていた場合、見向きもされなかった時に取返しもつかないし、なによりせつないだろうなと思います。
猫と暮らしてみると、せっかく買った猫アイテムが見向きもされない!ということが何度もありました。極力、自分で自由にやり替えできるようなものにしておいたほうが失敗しにくいと感じています。
一言に猫といっても、それぞれの性格があります。
むっちゃんは植物には容赦ないですが、ソファには優しい。さんちゃんはソファには容赦ないですが、植物には優しい。ふたりとも棚のディスプレイや壁には手をださないでいてくれる。
いたずらする場所は猫それぞれなので、猫を飼うならこれだ!という手っ取り早い対策はないと思います。
一緒に暮らしながら、飼い主が受け入れてあげる部分、猫たちが応えてくれるようになる部分の様子を見ながら、変化させていくことが大切だと感じています。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
かわいい猫ちゃんたちの姿に癒されました。くつろいでいる姿もキュートな様子もたまりません。
ペットの抜け毛問題については、悩んでいる方も多いと思います。我が家も猫を飼っていて、「抜け毛の掃除を優先させすぎてしまうと、そもそもの居心地や暮らしの質まで下がりかねない」という言葉に考えさせられました。
つい掃除のしやすさを優先にモノ選びをしてしまいがちで、それも方法の一つなのですが、インテリアや居心地を考えるなら、別の方法もあるのかもしれません。どこで折り合いをつけるかがポイントになりそうです。
床や家具にできる爪の傷跡や吐いた跡に対する考え方も同様に感じました。
そして羨ましかったのがトイレ!家族にも「これ良くない?!」と声をかけてしまったほど。人間がお手入れしやすいのはもちろん、猫にとっても広々とした清潔なトイレは快適です。
個人的にトイレドア下のアンダーカットの肉球に萌えました(笑)「かわいいは最強」に、間違いないですね。
tamacoさん、今回もありがとうございました♪
(編集:kaori)
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