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モノに対する考え方が徐々に変化して
こんにちは、かおるこです。前回の記事では、モノに溢れた以前の暮らしとの変化について書かせていただきました。
モノで溢れた暮らしを変化させるために、これまで多くのモノを手放してきました。しかし、それは私にとって容易ではなく、最初のうちはなかなか手放すことができませんでした。
手放せるようになったのにはきっかけがあり、だんだんと自分のモノに対する考え方が変わっていったからだと思っています。
今回は、手放そうと思えるきっかけとなった出来事やモノに対する考え方について書きたいと思います。
かおるこさんの前回までのコラムはこちら
捨てられなかった頃
元々は、全然捨てられない性格だった私。幼い頃から「まだ使えるモノを捨ててはいけない」という気持ちが常にありました。
壊れて使えなくなれば、捨てようと決心がつくのですが、状態の良いモノであれば、「もったいない」「まだ使える」「いつか使うかも」と考えてしまい、手放せずにいました。
家中、いろいろなモノが溢れていましたが、特に多かったと感じるのは衣類です。若い頃からファッションが大好きで、夫婦揃ってたくさんの服を持っていました。
そしてこどもが生まれてからは、こどものお揃いファッションを楽しむようになり、同じアイテムが３つ、４人目が生まれてからは４つ。すごい勢いでどんどん増えていき、クローゼットに入り切らず溢れていました。
手放せるきっかけとなった出来事
そんな中で、先に動き始めたのは夫。自分の服をどんどん手放していきました。
それでも私は手放そうとは思えず、週末になればユニクロの限定価格商品に飛び付き、ファッションを楽しんでいました。しかし、家中がごちゃごちゃし、何とかしたいという思いに。
「服を減らしてほしい」と夫に言われ続けていたのもあり、ゴミ袋片手に少し減らしてみることに。捨てるのはもったいないので、リサイクルショップに持っていくことにしました。
確実に着ない服をゴミ袋に入れてみたところ、すごい量がありました。１５０着〜２００着はありましたが、査定額はまさかの１６０円。「高かった」「もったいない」とあんなに手放せなかった服は、自分が思っている以上に価値が低くなっていました。
そんなことがあり、着ないのに何のために持っているんだろうと考えるようになっていきました。また、一度に大量に手放してみたことで、気持ちが軽くスッキリしているのを感じました。
モノを大切にすることの意味
整理を進めていく中で、整理収納アドバイザーの資格を取得することに決めて勉強を始めました。まずそこで学んだのは、モノを大切にするってそもそもどういうことなのかという点です。
本来、モノは使われるためにあるはずなのに、それを使わずに持ち続けていることがもったいない。何となく持ち続けるのは、必ずしもモノを大切にしているわけではないという点に気付かされました。
それにより、「高かった」「いつか使うかも」といった過去や未来のことよりも、「今使っているかどうか」を基準に、モノと向き合えるようになっていきました。
たくさん手放して思うこと
たくさんのモノを手放して、まだ使えるのに使っていなかったモノの多さに驚きました。たくさん手放したからこそ、もうこんな風に使わないモノを増やしたくない、もったいないことはしたくない、という気持ちになりました。
振り返ってみると、安さに釣られて何となくで買ってしまうことが多かった過去。そんな経験から、今は本当に必要なのかをよく考えて、気に入ったモノを買うように心がけています。
お気に入りを買うことで、長く大切に使っていきたいと思っています。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
元々捨てられない性格だったというかおるこさん。思い切って手放してみたことで、気持ちもお部屋も大きく変化していました。
私も洋服をたくさん持っていたタイプだったので、ものすごく共感できるのですが、たくさん持っていても手に取る服はいつも決まっていたり、取っておいても結局着なかったり…が多いんですよね。
もったいないから…。いつか…。という気持ちよりも、「今使っているかどうかを基準に、モノと向き合う」というかおるこさんの言葉が刺さりました。
私も断捨離をしてみてわかったのは、たくさん捨てた後にやっぱり捨てなければ良かった〜と思うことって、ほとんどないもので。最初は捨てるまでにかなり勇気がいると思うのですが、一度手放してみると気持ちもスッキリして、意外とその後は吹っ切れるかもしれません。
どれくらい持つかの基準は人それぞれですが、本当に必要なのかを見つめ直すことで、おのずと自分にとっての快適な暮らしにつながっていきそうです。
かおるこさん、ありがとうございました！
（編集：maki）
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