【暮らしのインテリア】他にはない造作キッチンで存在感を出し、木の温もりも大切にした場所〜理想を叶えた大工さんの家づくり(g____k.a.rさん)

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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。


注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。


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インパクト重視のコンクリートキッチンで間取りに奥行きを持たせて


執筆者:asami(@g____k.a.r)さん


前回のコラムでは、こだわりの一つでもあり癒しを与えてくれる「植物のある暮らし」についてお話しました。


今回は我が家の象徴的な存在の「キッチン」について詳しくご紹介していきます。


asamiさんの過去のコラムはこちらからご覧いただけます。


コンクリートキッチンができるまで


キッチンは我が家の間取りで一番目立つ場所にあるので、リビングに入った時に存在感があってパッと目を引くものにしたいという思いがありました。


昔から料理が苦手な私。せっかく家を建てるなら料理に対する苦手意識を払拭できるように、「キッチンを大好きで居心地のよい、尚且つやる気の出る場所にしたい」そんな思いを込めて家づくりに臨みました。


キッチンの第一希望はサンワカンパニーのグラッド45。オールステンレスのキッチンにグローエのK7の水栓をつけるのが当時の憧れでした。


「こんなキッチンなら何でもお料理できる!私でも作れる!」そう思い、やる気満々で設計士さんに提案しましたが予算の都合で敢えなく却下(笑 )めげずに他の案を模索することに。


次に候補に上がったのは、憧れていた海外の造作キッチン。とにかく目を引く“インパクト”が欲しかったので、既製品にするという考えはありませんでした。


中でも気になっていたのが、コンクリートやモルタルを使用したもの。色々な施工例の中から目に止まったキッチンの画像を設計士さんに見てもらい、その中で提案していただいたのが「それなら本物のコンクリートでキッチンを作っちゃおう!」という斬新なものでした。 


初回コラムでもお話しましたが、インパクトがあるコンクリートキッチンは基礎と同時に仕上げたという経緯があり、家づくりで一番最初に完成した場所。


第一希望こそ叶いませんでしたが、今となってはこのキッチンで本当に良かったなと思っています。


特別感のある場所に


完成したコンクリート製のキッチンは存在感たっぷり。無骨でとてもかっこよく他にはない理想のキッチンになりました。


よく使い心地を聞かれますが、ワークトップ表面には撥水加工がされているので染みることもなく、とても使いやすいです。そのままパンや麺を捏ねたりもできるのも嬉しいポイント。


キッチンの天井高は2.1mと低めにし、吹き抜けが開放的なリビングと下り天井で空間をゆるく区切って特別感が出るように。床はモールテックスで仕上げました。


IHは海外のAEGのもの。フレームレスで黒光りしたガラストップに一目惚れをして採用を決めました。厚みがなく、コンクリートのワークトップにもよく馴染むところもお気に入り。


水栓は三栄水栓のSUTTOを採用しました。見た目のインパクトと同時に使いやすさも抜群で、手元のボタンでシャワーと整流の切替えができるところもとても気に入っています。


収納は具体的に考えて決める


コンクリートキッチンには収納がありません。もちろんつけることもできましたが、あえて何もつけずスッキリとコンクリートだけを強調させたかったのです。


その分キッチン背面にはたっぷりと大容量の収納スペースを設けました。こちらも初回コラムで触れましたが、棚や建具などは全て主人造作のオリジナル。


実際に料理することをイメージしながら「ここには鍋を」「ここにはゴミ箱を」「引き出しはここにつけたい」などと現場で主人と相談しながら詳細を決めていきました。


既に基礎と同時に出来上がっていたコンクリートキッチンは無機質な感じだったので、背面収納は無垢材を使用して温かみを感じられるように。


あまり生活感を出したくなかったので、家電以外のキッチン用品は全て収納できるよう、スペースは広く取ってたくさん入る棚や引き出しを作りました。


家電はブラックに統一したいと思っていたので、予め置くものを想定して場所もその場で決めていき、電気屋さんにも同席してもらって一緒にコンセントの位置や棚上のLEDの場所などを決めました。


電気屋さんと相談をしながら必要なコンセントの場所を決める。これは本当にやって良かったと思っています。


ずっと大切にしたい造作の家具


ダイニングテーブルとベンチは、北海道上川町のナラ材を使って主人が造作した世界に一つだけの家具で、建築当初から「主人が作ったテーブルと椅子でご飯を食べたい!」と私と息子の熱望していたもの。


お家が建ってから数ヶ月してようやく完成したテーブルは「長く大切に使用していこう!」という気持ちを込めてコンクリートキッチン側面に直付けし、脚は細めのシンプルなものにしました。


無垢の天板は昼と夜で色味が違って見えたり角度によっても見え方が違ったり、その様はとても素敵で、テーブルを見て感動したのを覚えています。


経年変化で日々変わっていく無垢の色合いもまた魅力の一つ。メンテナンスをしながら大切にしていきたいと思える一生ものの家具ができました。



asamiさんが最初に希望したオールステンレスのキッチン。実は私もショールームで現物を見て憧れたものでした。「asamiさんのおうちにあったらこんな感じかな〜?」というのが想像できてとても素敵なのですが、なぜかしっくり来ず。おうちの象徴的な存在であるコンクリートキッチンはやはり唯一無二の存在感なんだなと思いました。


一番最初にできたというだけあってキッチンを中心に全ての調和が取れていて、グレー×ブラックの無骨なカラーの中に無垢の温かみを感じてとても居心地がよさそうですし、苦手意識のあるお料理もなんだか捗る気持ちにとても共感しました。お気に入りのものに囲まれた暮らしは日々のモチベーションアップにも繋がりますね。


電源の位置を決める時に電気屋さんに同席してもらうというアイデアはさすがの一言!「ここにコンセントがあったら便利なのに」「もっと見えない位置に付けたら良かったな」なんて思ったことはありませんか?実はこれは二つとも私の体験談(笑)


入居してから気づくちょっとした不便は意外とストレスを感じるるもので、家づくりの段階でもっと具体的にその先の暮らしが見えていたらもっと違った選択があっただろうなと痛感しています。今の暮らしの快適さは現場に足を運んで積極的に家づくりに参加したasamiさんが生み出したものなんだなと思いました。


ご主人の造作のダイニングテーブルとベンチや収納などは、家づくりのテーマでもある「大工さんの家づくり」の醍醐味。中々真似はできませんが、思い入れのある家具を長く大切に使っていくことで家づくりをしていた時のワクワクや入居した時の幸せな気持ちを思い出させてくれそうですね。


asamiさん、ありがとうございました!

(編集:megu)



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