【暮らしのインテリア】当たり前の日常と、ちょっと贅沢に過ごす日常。内と外でゆるやかに繋がる二つのリビングダイニング〜風景を取り込むロフトのある平屋のおうち(ie_rokuさん)

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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。


注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点もたくさんあると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。


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家族と自然との繋がり、両方を兼ね備えて


執筆者:@ie_roku(rika)さん


二回目となる今回のテーマは、我が家のリビングダイニングについて。ここでは、内と外で繋がる「二つ」のリビングダイニングの愉しみ方をお伝えしていきます。


rikaさんの前回までのコラムはこちら


居心地の良さと暮らしを愉しむ空間づくりを


生活の中心となるリビングダイニング。おうちの中でも最もここにいる時間が長いからこそ、居心地の良い空間と暮らしを愉しむ空間づくりに心がけました。


ここでは食事をしたり、お茶をしたり、テレビを見たり、寛いだりと家族団欒する場所。それは日々当たり前の日常です。


我が家にはその当たり前の日常ともう一つ、ちょっと贅沢に過ごす日常があります。空間をどう過ごすか、どう工夫するかによって日常が変わっていくのだと思います。そんな愉しみ方もご紹介していきたいと思います。 ⁡


前回のコラムでもご紹介した、我が家のこだわりの一つであるフルオープン窓。この窓を通じて「内」と「外」が緩やかに繋がった空間を設けました。


「内」の空間


一つ目の「内」。ダイニングとリビングが一体化となったLDKとなっています。一番長く居座る場所だからこそ家を建てるにあたり、ここを中心に間取りを考えました。


土地が細長い長方形なので、できるだけ圧迫感を感じない造りと各々が思い思いに過ごせる場所にしたいと考えました。


入居し始めた最初の印象は「コテージ」でした。天井も床も自然素材を使用することで、どこか温かい雰囲気に包まれた空間は、まるでコテージにいるかのような感覚で落ち着きます。


我が家は見ての通り、無垢の木と漆喰で建てたおうち。無垢床はナラのオーク材、勾配天井は杉板を使っています。木の温もりを感じられる家は、ほっとします。


そして、南向きにフルオープンの窓を入れたことで、外からの自然を感じる眺めがまた癒しへと繋がります。


この窓のおかげで明るい光がたっぷり差し込むので、日中はカーテン全開で過ごすことが多いです。 部屋の中にいながらも、外の景色を眺めながら食事をするのはとても気持ちがいいです。


内からの癒しは他にも。季節のお花を飾ったり、ドライフラワーを吊るしたりすることでその場が華やかになり、何気ない日常に彩りを添えてくれます。


家族が自然と集まりそれぞれ好きなことをして過ごす場所が、リビングの在り方だと思っています。


こどもたちはリビングにおもちゃを持ってきて遊んだり、勉強をしたり、お昼寝をしたりと自由に過ごしていて、その光景を見ているのもほっこりします。


リビングの造作家具


内装はできる限りシンプルでナチュラルな造りにしたく、家具は造作していただきました。


◯テレビボード


フロートタイプにすることで、スタイリッシュでお部屋が広く見えます。造作にしたことで周りとのインテリアにも馴染み、収納力も抜群です。


◯室内窓


北欧風な窓枠にしたくて、デザインやサイズ感は最後まで悩みに悩んで造っていただきました。この室内窓があるだけで、リビングの印象がガラッと変わるような気がします。


室内窓があると空間との繋がりが生まれて、お洒落なインテリアを実現できたと思います。


◯階段下のテーブル


使用したのは、家具の素材で人気のタモ材。好きなものを自由に飾れる飾り棚と、フリースペースとして作業台にもなるテーブルを造っていただきました。


ここでは読書をしたり、アイロンをかけたり、カフェコーナーとしてお茶を愉しんだりしています。一人時間は、ここで過ごすことが多いです。 ⁡


「外」の空間


二つ目の「外」。我が家には縁側があります。平屋を建てると決めた時、真っ先に「平屋といったら縁側」、「縁側といったら平屋」が思い浮かびました。


きっと安らぎと癒しを与えてくれる場所になると。そして、夢が膨らむ空間にもなるんだろうなと設計の段階でワクワクしていました。


内と外の段差をなくしフラットにすることで、リビングを縁側まで延長したアウトドアリビングに。


隣地からの視線をほとんど気にすることなく、庭に対して大きな開口部を開け放して暮らすことができ、プライバシーを守りつつ趣味の空間づくりができた場所だと思います。


この縁側のおかげで、ちょっと贅沢な日常を過ごすことも。ここではバーベキューをしたり、おうちカフェとして過ごせる魅力的な場所へと変化していきます。


今では自分が作ったお菓子と好きな作家さんの器でテーブルコーディネートをして、ティータイムをすることが愉しみの一つになっています。


開放的な空の下で食べるご飯やお菓子は格別。心地良い風と光が入り、快適でゆったりと過ごせるアウトドアリビングが気に入っています。そして、今の暮らしに必要不可欠なものに。


「内」と「外」が繋がる空間は私たち家族の心と暮らしにゆとりを与え、こどもたちの笑い声も鳥のさえずりも、私の中で癒しの効果音になっています。


家族との繋がりと自然との繋がり、両方を兼ね備えたリビングダイニング。ここで過ごす家族との時間を、この先もずっと大切にしていきたいです。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



平屋と言えば縁側のイメージだったというrikaさん。rikaさんのおうちを初めて見た時、この長くて広い縁側とフルオープンの大きな窓のある景観がとても印象的でした。


リビングと縁側がフラットに繋がっているので、家の中にいても外からも開放的な空間を味わえますね。自然を身近に感じながらの広々とした大空間が気持ち良さそうで羨ましいです!


「内」と「外」の二つのリビングがあることで、当たり前の日常と、ちょっと贅沢な日常の両方が暮らしの中に。アウトドアリビングがあると、ちょっと雰囲気を変えたいな〜なんて時など色々な過ごしかたや楽しみ方、自由度が広がるのも嬉しいポイントですよね。


これだけ広いお庭と縁側があったらお子さんも伸び伸びと過ごせそうですし、空の下で食べるご飯は最高でしょうね〜!


空間をどう過ごすか、どう工夫するかによって日常が変わっていくとおっしゃっていたrikaさんの想いが、心地良さや暮らしを愉しめる家づくりに活かされているなと感じました。


rikaさん、ありがとうございました!

(編集:maki)


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