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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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「家族が集まってもゆとりある空間」を目指して
水回りの広さと位置
我が家の水回りは、洗面所は2畳、脱衣室は3畳と広めに設計していただきました。間取り的には玄関からは離れたところにあります。
帰宅後は買い物カゴや郵便物をキッチンに置き、 上着や持ち物はウォークインクローゼットへ。
子どもならランドセルを置き、 身軽になってから洗面所へ向かう間取りです。
あえてこのような間取りにしたのは、旧宅での家族の行動が理由でした。
旧宅の洗面所の問題点
旧宅では、玄関を入って一歩の場所に洗面所があり、”帰ってすぐに手を洗うこと”が習慣化できたものの、洗面所と脱衣室を兼ねていて、スペースはドア枠の幅ほどしかありませんでした。
廊下を挟んだ向かいにある洋室をファミリークローゼットとして使用していましたが、数歩さえも面倒でついそこに置いてしまう、ということがよくありました。
玄関から近いが故に上着や荷物をその場に放置してしまう。そんな経験から、新居では玄関から洗面所までの通り道に ”置いてほしい場所” を設けました。
旧宅で改善したい点は、以下の通りでした。
・洗面所と脱衣スペースが狭くて渋滞する
・トイレの手洗い場は、子どもが使うと届かずに本人も周りも濡れてしまう
・洗濯物がリビング干しになる
・お風呂の黒い壁は水垢が目立つ
新居の水回りに採用して良かった点
新居で採用して良かった点は、以下の通りです。
・洗面と脱衣スペースを別々に、広めにした
・トイレに手洗い場がなくても良い間取りにした
・浴槽の向きを横向きにした
横向きだと出入りする時に扉を全開にする必要がなく、子どもが時間差で入るときに便利です。
・浴室には水垢の目立ちにくい白系を採用した
・脱衣室に勝手口を設置した
我が家が勝手口を使うのは主に海やプールの後や汚れがひどい時。使用頻度はそう多くないものの、玄関から離れているからこそ、ここに勝手口があって良かったと使うたびに思います。
勝手口の外にちらりと見えているのは倉庫です。
・水に強い床材にした
グレーの床材は石目調フローリングです。
・いつかのための”個室”よりも、毎日の生活スペースである”水回り”を優先した
回遊動線の間取り
水回りへは回遊動線になっていて、和室からもアクセスできるため、双方向から見えます。
洗濯物を干してあるのがリビングから見えると気になるという夫の気持ちをくんで、棚は死角に配置するなど、見え方は意識しました。
脱衣室の扉は鍵付きを採用して、誤って開けることのないように。
勝手口にもシェードが付いているため着替えの際も安心です。
勝手口側から見た脱衣室です。
新居の水回りに採用してよかったもの
水回りに採用してよかったと感じているものをご紹介いたします。
◯洗面所
・一条工務店オリジナル洗面化粧台:リックスドレッサー(DS3-W222R)
圧巻の収納力。日常的に必要なものの他、ストック類もたくさん置けて助かっています。大人のパジャマもこちらに。
◯脱衣室
・川口技研:屋内用ホスクリーンSPC-W
5人分の洗濯物を干せるよう2本分完備するも、洗濯乾燥機を導入したので1本で事足りています。乾燥機にかけられない服などに使うときはこのような感じで使っています。
・パナソニック:天井埋込形ナノイー発生器(air-e)
24時間換気システムとナノイー発生器のおかげで、湿度や匂いを不快に感じることが全くありません。
・IKEA:BOAXEL ボーアクセルシステム
壁に下地を入れてもらい、入居後に取り付けました。
・無印良品:木製チェスト、ポリプロピレンケース
子どものパジャマ置き場は自分でできる仕組みに。収納ボックスを並べているだけなので、使わなくなった時の撤去は動かすだけ。
◯トイレ
・パナソニック:タンクレストイレ アラウーノS141 XCH1411WS(販売終了)
流すたびに泡で洗ってくれるため清潔を保つのがラクになりました。
◯トイレ壁紙
・サンゲツクロス:FE-6147(取り扱い終了)
・ リリカラクロス:LV-1156(現在はLV-3203)
トイレは清潔を保ちやすいよう「飾ってもいい。飾らなくても良い。」と思える壁紙を採用。
◯お風呂
・一条工務店オリジナルシステムバス:スマートバス 1坪タイプ(ウッディーホワイト)
実際に住んで感じた点
家づくりがひと段落し実際に住んでみて思うことは3つあります。
1.日々多く使う場所こそ、動線とゆとりが大切
脱衣室が3畳あると、お風呂上がりに子ども3人が座って着替えても余裕があります。
2.必要な場所に必要な収納を設けてこそ、空間が生きてくる
3.それには「家族の性格や想い」が大きく関わっている
真剣に向きあうほど難しく、ふわふわとした想いを言葉で伝える難しさに、どうすれば良いのか分からなくなる時もありました。
家族の想いを一度も否定することなく一緒に悩み考えてくださった担当の営業さん、 形にしてくださった設計士さんには感謝しかありません。
そうしてでき上がった”わたし達らしい家”は 変わっていく暮らしに対応できる、作りすぎないシンプルな家でした。 万人に合う間取りはないけれど、これから家づくりをされる方へ、何かのヒントになれば嬉しいです。
最後まで読んでくださった皆様、 ムクリさん、編集担当のkaoriさん、本当にありがとうございました。
洗面所は2畳、脱衣室は3畳と聞くと、広々としていて羨ましいなと思ってしまうのですが、tomoさんのおうちは29坪の平屋。注文住宅の一戸建としては、決して広々としているというわけではありません。
そんな中、水回りに思い切ってスペースを使えたのは、しっかりと暮らし方を見つめたからではないでしょうか。
全てを求めるのではなく、いつかのための”個室”よりも、毎日の生活スペースである”水回り”を優先できたからです。
水回りの位置も、最近主流になりつつある玄関近くに設けるのではなく、旧居での暮らしを振り返ることができたから、「私たちらしく」しっくりとくる場所に決まったのだと思うのです。
今回の選択もいつものtomoさんらしく、旧宅での経験を生かし、たどり着いた上に成り立っていました。
tomoさんのコラムは今回で最終回になります。tomoさん、ありがとうございました!
(編集:kaori)
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