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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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作るという選択肢で広がったインテリアの可能性
楽しく書かせていただいたコラムも3回目となりました。今回は自分たちで「造作したもの」について、経緯や簡単な手順をお話したいと思います。
家作り中で何かコストダウンできないかと検討されている方、これからDIYに挑戦したいなと思っている方にとって少しでも参考になれば幸いです。
のぞみさんの過去のコラムはこちらからご覧いただけます。
自分たちでものを作るということ
我が家のDIY最初のきっかけは、キッチンのショールームへ行ったことでした。
キッチンについてはあまりこだわりが無かったのでシンプルなものにすんなり決まりましたが、頭を悩ませたのが背面の収納についてでした。
ショールームの収納を見た正直な感想は「すごく高い」ということ。そして家の中は無垢材や漆喰なのに、システムキッチンの背面収納を採用するとそこだけ木目調のシートが貼られることにも違和感を感じました。
工務店に造作をお願いすることも考えましたが、そこは費用面の壁が立ちはだかりました…。
もやもやとした気持ちを抱えつつ、DIYという選択肢も少しはあったのですが「そんな大がかりなもの自分たちでできるのか?」「せっかくの新居がチープな感じになってしまうのではないか?」という心配がありました。
どうしてもDIYすることに対して最後の一歩が踏み出せずにいる中、私たちを後押ししてくれたのは設計士の方でした。
「こんな風な棚が作りたいんです!」とお伝えしたところ、完成に至るまでのプロセスを丁寧に教えて下さり、私の中のもやもやが一気に晴れてDIYに対する不安も解決したのです。
そこでDIY初心者だった私がこれまでに色々なものを作る中で得た、おすすめポイント3つをご紹介します。この3つの組み合わせで、私は作れるものの幅がぐんと広がりました。
1.良い資材を調達する
私がDIYを検討する際、最初に感じたチープにならないかという心配は「板の厚さ」で解決されました。
板が薄いとどうしても「ベニヤ板」の印象が強く、手作りした感じが出てしまうと思いました。
そこで我が家のキッチンの背面棚や階段下のワークスペースなど、大切なところは厚さ2.5cmの木材を使用して見た目の良さにもこだわりました。
木材は近くのホームセンターでもありますが、1820×910とサイズが大きいと薄かったり、厚みがあると2×4材のような細長いものだけだったり...。思うような木材が無かったので、私はコーナンプロで購入しました。
2.釘が外に出ない打ち方を習得する
壁に釘やビスを打ち付けていく作業は、新築だと少し勇気がいるところかもしれません。
私はあまり気にしない性格で壁の素材も修復がしやすい漆喰なので、もし間違えてしまったら「穴を塞いだらいいか」くらいの気持ちでがんがん穴を開けてしまっています。
壁にものを取り付ける際、こだわりの一つとして「釘が表面に出ない打ち方」でより見た目をスッキリとさせる方法を採用しています。
まずは棚などを取り付けたい壁の「下地」を探します。
下地が見つかったら、写真①→②のようにビスを打って固定していきます。
この時に板同士の厚さからはみ出ないビスの長さを選ぶことがポイントです。
3.棚は可動式がいい
棚を作るなら、断然可動棚がおすすめです!
作り方も簡単ですし、置くものや収納スタイルの変化があっても後から好きな高さに変えられるところも魅力的です。
棚板を支える棚柱も意外と簡単に取り付けることができます。 ここで「背面支持」か「側面支持」という2種類の方法を抑えておけば、ほとんどの造作棚が制作可能だと思います。
トライアンドエラーを繰り返して
家作りの中で、理想とそれにかかる費用の間で悩むことは多くの方が経験することではないでしょうか。
そこでもしも「もの作りが好き」だったら、DIYで補えることはたくさんあるかもしれません。
初回のコラムでもお話したように「箱のような家」がテーマの我が家。
シンプルな家の中を子どもの成長や生活スタイルの変化に合わせてDIYすることで、柔軟に対応しながらその時一番過ごしやすい環境になればいいなと思っています。
そして使わなくなった木材は解体してストーブの薪として利用するなど、作ったものたちの「その先」も考えて無駄になるものはないように。
必要なものができたとき「買う」だけではなく「作る」という選択肢が増えました。ぴったりのサイズのものを探すより、測って作った方が早いんじゃないかと思う時もあります。
ただの手段だったDIYが次はどんなものを作ろうかと夫婦で話し合ったり、家族で家と向き合う時間になりました。 住みながらその時一番好きだと思える形になるように、作ることを楽しんでいけたらなぁと思います。
のぞみさんがDIYされたものたちを見るたびに「これが手作り!?」とクオリティーの高さとその完成度に毎回驚かされます。技術はもちろん、イメージをしっかりと持って作ることが大切なのだと今回のコラムを読ませていただいて感じました。
コストカットを目標に始めたDIYはいつしかご夫婦の楽しみとなり、ライフスタイルの変化によって使わなくなったものが薪になって再利用されるなど、自然素材だからこそ実現する暮らしの在り方が今の時代にとてもフィットしているなと思いました。
のぞみさん、ありがとうございました!
(編集:megu)
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