【暮らしのインテリア】自由度の高い空間に。間仕切りのないオープンスペースのこども部屋〜風景を取り込むロフトのある平屋のおうち(ie_rokuさん)

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平屋の良さを活かした間取り。家族が繋がれる空間を意識して


執筆者:@ie_roku(rika)さん


こんにちは、rikaです。早くも今回で4回目のコラムです。皆様からの感想をいただく度に嬉しさが込み上げてきます。そして励みとなり、心の糧になっています。


家づくりにあたり自分自身の経験が、少しでも誰かのお力添えになれたら嬉しいなと思い書かせていただいております。


今回はこども部屋について。我が家の一風変わった面白い間取りと、ここで過ごす日常をお伝えできたら良いなと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。


rikaさんの前回までのコラムはこちら


リビングと隣り合わせに位置する、造作のスタディースペース


マイホームの完成時、息子は6歳、娘は2歳でした。初めからこども部屋を作る予定で、間取りを考えました。


こども部屋の将来を考えた時に、こどもが小さいうちはプレイルームやおもちゃを収納する場所として、学校に上がるにつれて学校で使うものを置くスペースへと変化し、勉強をしたりお友達とここで遊んだり、就寝部屋として使っていくんだろうなと想像しています。


当時、息子は次の年に小学校に入学するタイミングだったので、スタディースペースをこども部屋に設けたいと思っていました。


最近ではリビングに作るケースが増えていますが、我が家の場合はリビングと隣り合わせ。程よい距離感に位置するため、こちらに作ることにしました。


家具屋さんに依頼して、本棚とカウンターデスク、黒板は造作していただきました。絵本や教科書を置いたり、おもちゃのコレクションを並べて飾ったりと、実用性と趣味を見せる飾り棚として使用しています。


カウンターデスクは2人が横並びで勉強したり、作業できる十分なスペースを確保しています。材質はタモ材。黒板はマグネットの黒板シートにしました。


大切なプリント類や時間割表、あいうえお表や漢字表などを貼っています。緑の黒板はこの部屋のアクセントになって、こども部屋らしさが引き立って気に入っています。


広さよりも機能面を優先して


こども部屋の間取りを考えた時に、広さを考えるのが一番難しかったです。今は必要でも、いつかは必要なくなる…。広さよりも機能面を優先させ、快適に過ごせる場所にしたいなと工夫してみました。


そもそも我が家の平屋は、そこまで広い部屋は確保できません。最初から独立したこども部屋は必要ないのでは?と考えました。


間仕切りをなくし、思い切ってオープンスペースにすることで、多目的スペースとして使える自由度の高い空間にしています。


そしてもう一つはプライバシーを確保する目的で、3畳と狭い空間ですが扉をつけて個室にしました。


この部屋にはおもちゃの収納棚やキッチン、こども用のドレッサーを置いています。(IKEAのトロファスト、無印良品のユニットフェルフ、6年前にネットで購入した絵本棚を使っています。)


こんなに置いても圧迫感がなく、まだ少し余裕があります。3畳でも意外と広く感じるのが見てわかりますよね。


この引き戸は、ほぼ閉め切ることなくオープンにしていますが、収納を隠したい時はここを閉めて部屋をすっきり見せています。


個性的な形のこども部屋


家の形を「へ」の字にしたことで、屈曲した部分がこども部屋に位置し、ユニークな形の部屋になりました。床の張り方も面白いので、ぜひ見ていただきたいポイントです。


間仕切りがなくオープンスペースなのでリビングにいても会話ができ、安心して見守ることができています。


まだこどもが小さいので部屋に籠らせたくないのも理由の一つ。平屋の良さを活かして家族が自然と行き交う場所へ、どこにいても家族が繋がれる空間を意識した家づくりです。


正直、リビングにおもちゃや絵本を運び、そこで遊ぶ時も多々あります。自由に好きな場所で過ごせる日常は、こどもにとってストレスなく伸び伸びと過ごすことができています。 ⁡


ZARAのハンガーラックにお気に入りの服や小物だけをキレイに並べたら、セレクトショップみたいで気分も上がります。こうしてお洋服をかけておくだけで可愛らしいですし、季節感も感じることができます。 ⁡


その上に飾っているのは、山口一郎さんのアート。絵があると、明るい雰囲気になります。 


リビングと繋いでくれる室内窓があるおかげで、リビング側とこども部屋側で空間をニ度愉しむことができるんです。更に、取り付け位置を覗き込めない高さに配慮することで、こどものプライバシーも守られています。


こどもの成長に合わせて必要と判断した場合は、独立したこども部屋を計画しています。こどもたちと将来どういう風に暮らしたいか、どんな関係性を築いていきたいかによって、これからのこども部屋が大きく変わっていくと思います。


できればこの先もこども部屋に篭りがちにならず、家族がリビングに集まるのが理想的。ここで過ごすこどもたちが自由に充実した日々を送れるよう、これからも見守っていきたいと思います。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。



お家の特徴でもある「へ」の字の部分にあたる、ユニークな形をしたこども部屋。造作の本棚やデスク、黒板など、こども部屋らしさのあるデザインもかわいらしく、使いやすそうな要素が詰まっていてお子さんも嬉しいでしょうね。


リビングのすぐ隣り合わせにあり、間仕切りがないことで、家族の気配を感じやすく安心感がありますし、リビングとこども部屋の程よい距離や位置関係も魅力に感じました。


初めから独立したこども部屋を作るのではなく、オープンスペースにするという平屋の良さを活かした空間の使い方は、後々の使い道の幅も広がりそうです。お子さんの成長と共に、このスペースがどう変化していくのかもまた楽しみですね♩


rikaさん、ありがとうございました!

(編集:maki)


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