【マイホームへの道のり】施工中の差し入れってどうしたの?〜コダワリが詰まった平屋(第7回)chez_rie2016さん〜

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現在ムクリでは、素敵なおうちにお住まいの方のキッチンやリビングといった場所や、メーカーにフォーカスをして記事を配信しておりますが、おうちが出来る過程を具体的に知りたいというニーズもあると感じております。


そこで、工務店・ハウスメーカー選びや、設計でのコダワリ、施工期間中の実話などなど、普段インスタグラムでは発信していない実体験をコラム形式で配信していきます。


マイホームを検討中の方は勿論ですが、すでに竣工を迎えた方も当時を振り返りながら共感できる部分もあるかと思いますので、ぜひお楽しみいただければと思います。


※コラムの内容は、ご担当された工務店・HM・設計士さんや、書き手の方の主観もございますので、予めご承知いただけますと幸いです。

※本コラムで登場する写真は一部イメージ画像になります


悩んだ末に選んだ差し入れ方法


執筆者:RIE(@chez_rie2016)さん


マイホームを建てる時に経験する様々な慣習。 

前回のコラムで「地鎮祭」と「上棟式」について用意するものや祝儀の金額などリアルな話をさせていただきました。


それに続き、今回も「差し入れ」という慣習について、私の経験談をご紹介していきます。


RIEさんのコラム一覧はこちら

自由に選ぶ方式


着工すると、次に悩むのが職人さん達への差し入れでした。前回コラム同様に地域によってそれぞれ違ったり、差し入れ禁止なんていうHMもあるかもしれませんが、私達の経験談として参考にしていただければと思います


 我が家は、当時住んでいる家の隣の敷地に建設したため、毎日のように職人さん達とは顔を合わせることができました。そのため、まずは職人さん達の行動パターンを把握しました。


◯作業時間全体:8時〜17時まで

◯休憩:10時/15時の30分

◯昼休み:12時から1時間 

昼休憩では、ごはんを食べ終わったら皆さん車の中で仮眠を取る流れでした。


このような感じで行動パターンがわかったあとは差し入れをどうするか考えました。さすがに毎日差し入れをすることは金銭的にも厳しいので、毎週平日に1〜2回ほど職人さん達が帰る前に差し入れを渡すことにしました。


日中は私が仕事をしていたこともあり作業終わりの17時頃と我が家は決めた感じです。職人さんはその日の仕事が終われば早く帰られる方も多かったので、確実に渡したいのであれば休憩のタイミングが良いと思います。


差し入れと言っても正直職人さん達の好みも分からないので、コーヒーやジュース、お茶の缶を何種類かまとめて持って行って好きな物を選んでもらうようにしました。


寒い日にはお鍋にお湯を沸かして、湯煎して温めたものを。暖かくなってきたら、サイダーなどの炭酸飲料が人気でした。


土曜日など休みで家にいるときには、休憩時間にお菓子なども差し入れしていました。


ここでも色々な種類の物を持っていって選んでもらう形を取りましたが、甘党な方が多いようで、チョコが人気でした。暑い日には、アイスを持っていったこともあるのですが、喜んでいただけました。


大工さんの本音とは?!


我が家の場合大工さんは棟梁がほとんど一人で作業していることが多く、大工さんへはほぼ毎日差し入れをしていました。一人で本当に大変そうでしたし、感謝の気持ちがいっぱいで、毎日渡さずにはいられませんでした(笑)


こども達が持っていくことが多かったのですが、いつも「ありがとう!」と笑顔で受け取ってもらっていたようです。


同世代の若い棟梁だったこともあり、完成から半年したくらいに、設計の方と一緒に我が家に招待しました。その時にみんなでお酒を飲みながら、当時の本音を聞きだすことに成功しました(笑)


私達:

「毎日差し入れをして、逆に迷惑ではなかったですか?」


棟梁: 

「迷惑どころか、本当に嬉しかったです。中には建築中、一度も見に来ない施主さんもいるけど、お金をもらって作業しているとはいえ、やはり人間なので、よくしてもらえた方がいい家を建ててあげたいとモチベーションも上がるのが本音です」


私達:

「義父が作業中によく話しかけていましたが、本音はどうでしたか?」


棟梁:

「一人で黙々と作業している中、話相手になってくれたので、気分転換にもなって楽しかったですよ」


無口で寡黙な大工さんだと思っていたのですが、意外とおしゃべりで、気がかりだったことも聞けて、とても楽しい時間になりました。勿論、施主を前にして悪い事は言えないって心理状況もあるかなとは思います(笑)


また、当時苦労したことなども聞きながら最後に、「一生懸命建てた家をとても綺麗に大事に住んでもらえていて嬉しい」とも仰っていて、改めて大事にメンテナンスしながら住んでいかなくては、と身の引き締まる思いになりました。


職人さん達ってなんとなく無口なイメージもありますし、実際黙々とお仕事されているのでなかなか話しかけるのに勇気が必要だったりするんです。


でも、やっぱり人が造る家ですし、人と人との関わりなので思い切って話しかけてみてもいいと思います。案外フレンドリーな方も多いかもしれません。


あと建築会社によっては、実際に見てみて、想像してたのと少し違うかな~とか、ここに棚追加したいな〜と思ったところでもその場で相談させてもらえることもあるので(我が家もおまけで付けてもらったものもあります♩)現場にちょこちょこ足を運ぶのはオススメです!


今回も最後まで読んでいただきありがとうございました♪



結構HMさんや現場の方から差し入れは大丈夫です、なんて言われることもありますよね。今のご時世色々背景はありそうですが、それでもやっぱり人が造る家です。適度なコミュニケーションや差し入れがあると嬉しいですよね。


例え建築現場まで移動に時間がかかっても適度に現場に見にいくことは良い意味で製作側にも緊張感がでるでしょうし、施主側はワクワク感やイメージも膨らみますのでオススメです。


RIEさんの棟梁の想いを聞いて、家を大切にしていこうと感じたところもなんだか素敵でした。ムクリでも機会があれば施工中のエピソードとかアンケート取ってみようかなと思いました!


RIEさん、貴重なお話ありがとうございました♪


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