【暮らしの整理・収納術】収納場所が少なくても収まる8割収納のススメ~賃貸でも諦めない、暮らしの楽しみ方(整理収納教育士ayumi._.201さん)

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「暮らしの整理・収納術」はインスタグラム中心に日々整理・収納、お掃除を実践されている方にご協力いただき、コラム形式で配信していきます。


本コラムでは、整理収納教育士と整理収納アドバイザー2級という二つの資格をお持ちのayumi(@ayumi._.201)さんに、整理収納の考え方や方法について、ayumiさんの収納術とあわせて解説いただきます。


※記事をご覧いただき実用する際には商品(洗剤等)の使用上の注意を必ずご確認いただき、また使用するもの、場所によっては対象物の注意書きもご確認いただくようお願いいたします。


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必要なものを厳選した8割収納術


執筆者:ayumi(@ayumi._.201)さん


前回のコラムでは転勤族ならではの引越しに備えた暮らしの工夫やモノ選びについてお話しさせていただきました。


引っ越しをする度に、当たり前ですがキッチン収納の形は変わっていきました。その度にどんな収納方法が最適なのかを考え、実践してきました。


そこで今回は、1つ前に住んでいた家のキッチンを例にして、我が家が実際にどのように収納していたのかをお話していきたいと思います。


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必要なモノの適正量


先日、1人暮らしをしている弟が我が家に遊びに来た時に「わー!収納がいっぱい!」と驚いていました。


私が1人暮らしをしていた頃の賃貸は、コンロが1口で、収納もほとんどないようなキッチンでしたので、弟が今の我が家を見て収納が充実していることに驚く気持ちもわかります。


もちろん住んでいる人数によるとは思いますが、我が家の場合(4人家族)はこれだけ収納があれば十分に全てが収まり、不便なく暮らすことができます。


あったら便利だなというモノをあげればキリはありませんが、必要最低限のモノに絞ることで、今ある収納に収まる分だけを持つことができます。


収納は全体の8割までに収めることを心がけると良いとされています。そうすることによって余白が生まれ、空いた残りの2割はイレギュラーに入ってきたモノの置き場所として確保することが出来ます。この余白があることで、急にモノが増えたり、一時的に保管したいモノがあるときなどにも柔軟に対応できます。


高さのある空間を活かして


まずはシンク下ですが、積み重なるラックを利用したりと、広くて高さのある空間を活かした収納を考えました。


空間を2段にして収納量を増やすためにラックを使い、一番右には洗剤スポンジやラップ等をストック品と一緒に置いています。


その横にはキッチンツールを取っ手付きのコップにまとめて立てて収納できるようにして、調理の際にはコップごと調理台に移動させ、必要なときにワンアクションでサッと取れるようにしておきます。


お米は湿気が多いシンク下には置かない方がいいと一般的には言われていますが、我が家では動線を最優先に考えて水道下が定位置となりました。因みに、野田琺瑯のラウンドストッカーを米びつとして使用しています。


鍋の収納にもコの字のラックを2つ重ね置いて、3段の収納棚として使っていました。


1段空けてあるのは、普段は出しっぱなしの鍋も来客時などにはしまえるようにスペースを確保しているためです。この余白があれば生活感を見せないスッキリとしたキッチンを保てます。


収納が少ない賃貸のキッチンにとっては扉裏も大事な収納スペースです。


ちょっとしたでっぱりにはS字フックをひっかけてボトルブラシを吊り下げたり、両面テープで貼ったフックには輪ゴムを吊るしました。


生活感が出やすいごみの日のカレンダーもダイソーの硬質ケースに入れてこの位置に貼っています。 


収納ケースを統一してスッキリ


キッチン上の吊り戸棚収納は主にパントリー代わりとして使用し、乾物や飲料を収納していました。その他に、弁当箱と水筒もセットで収納しました。


吊戸棚にはカゴに入れて収納をすることで奥のモノも取り出しやすくなり、同じサイズや色のカゴで空間を区切ることによって見た目にもスッキリとした収納が出来ます。


パッと見て中に何が入っているのか一目でわかるように、ラベリングもしています。


収納場所は工夫次第で増える


コンロ下に収納スペースをもう少し増やしたかったので、突っ張り棒2本とワイヤーネットを結束バンドで止めて1段棚を作りました。


材料は全てダイソーで揃えたのでお手軽に棚を増やしたい方にもおススメな方法です。


普段あまり使わないキッチン家電もここに収納しています。鍋の収納と同様に何も置かないスペースを確保しておいて、普段は出しっぱなしのフライパンもしまう時はここが定位置です。


動線を意識して


キッチンのどこに何を置いたらいいか、それぞれの収納箇所を決める時には全て、料理中の動線を意識して考えて決めていきました。


例えばお米は、まずボウルに入れてシンクで水を入れるので米びつの上にボウルを置いて水道のすぐ下に収納していました。


フライパンはそのままコンロで使うのでコンロ下に置き、お弁当を持っていくときには水筒も必ずいるためひとまとめにして収納するというようにと、使うシーンに合わせて一番取り出しやすく、使いたいものが一度にサッと取り出せるような仕組みにしてあります。


一番よく使うものは料理中に扉を開けっ放しになってもぶつからず邪魔にならない右の扉に置くようにしたりと空間をうまく仕切ることによって、モノ定位置がはっきりと決まり、モノを積み上げてしまって欲しいものを取るときに探さなければならないという事態にならずに済みます。


収納が少なくても動線を意識しつつ、8割収納を心掛けるだけでもスッキリと余白のある収納が実現します。


今回も最後まで読んでいただきありがとうございました♪



収納を整理しようとすると、つい収納する場所の容量に合わせて断捨離したり収納方法を考えてしまいがちですが、逆に必要最低限のモノを持つことで自分の家の収納に入る分だけを持てるようになるということに目から鱗でした!!


私の場合、片付けや整理収納などは大好きなのですが、余白があるとつい詰め込みたくなってしまうんです。なんだかもったいない気がしてしまって(笑)


イレギュラーなモノが増えた時に、カウンターやテーブルの上に置いてしまいたくなりませんか?


余白がないと、それをしまうためにまた収納を見直す必要が出てきていつのまにか一時置きだったはずの場所が定位置になりつつある・・なんてことが起こらないためにも、ayumiさんおススメの8割収納私もぜひ実践してみたいと思います。


次回は引き出しタイプのシステムキッチンの収納についてお話していただく予定です。違ったタイプのキッチンで収納がどう変わるのか楽しみです!


ayumiさん、ありがとうございました♪

(編集部:megu)


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