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希望の間取り × コダワリの素材とパーツ
共働きの３０代夫婦と２歳の娘の３人家族で、築２２年の中古マンションを購入してフルリノベーションして暮らしている、ここゆこです。
前回のコラムでは私が中古物件探しをする中で学んだことと、それを通してリノベーション向けの中古物件を選ぶときのポイントや気を付けたいことなどをご紹介しました。
中古マンションをリノベーションする上で大事なポイントなので、少しふり返りたいと思います。
◯トイレの位置はほぼ動かせない
お風呂やキッチンは配管をずらせるから場所を移動できるけれど、マンションのトイレの配管は移動できないのでほぼ動かせません。これはマンションの構造上、トイレの配管はすべての階でつながっているためだと思います。
◯間取り変更で段差ができる場合がある
古いマンションのキッチンを移動したりする場合、床下に配管が通っていると段差が増える可能性があります。
どうしても段差を作りたくない場合は床の高さを高くすれば床はフラットになります。ただそれだと天井高が低くなってしまうのでわが家は段差をつくりました。
古い建物をリノベーションするということは何かしらうまくいかないこともでてきます。でもリノベーションをして暮らし始めたら意外と気にならなかったり、わが家の場合は段差も好きになったりなど、何とかなるものだなと思います。
今回は実際にリノベーションをしてみて感じたことと、こだわった間取りや素材、パーツ選びについて等、我が家の具体例を交えてお話したいと思います。リノベーションをお考えの方の参考になれば嬉しいです。
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一番の希望は広いリビング
リノベーションは前述しましたがトイレの位置が変えられなかったり、段差ができたりして、計画中に思い通りにいかないこともあります。一方で間取りをほぼ自由に設計できるので、暮らしやすい間取りを作ることができるのは一番いいところだなと思います。
我が家の場合はリノベーションを選んだことで、広いリビングにしたい、アイランドキッチンを作りたい、家族のつながりを感じられる間取りにしたいなど、たくさんの希望を叶えることができました。
ちなみにたくさんの希望の中で１番の希望は、広いリビングにすることでした！アイランドキッチンも同じくらい優先したいことでしたが、それよりも広々としたリビングで家族でゆったり過ごせる空間にしたい思っていました。
そのリビングに対面キッチンを作ることで家事をしながらも、家族とコミュニケーションがとれる、リビングはそんな空間にするのが希望でした。
また、間取りについてリビングを広くして個室を少なくする方向で夫婦の意見は一致していました。
実は、夫婦共にこどもの時（思春期）に自分の部屋にこもりがちになった経験がありました。それもあって、個室で過ごす時間よりもリビングで過ごす家族の時間を大切にしたくなる、そんな家や家庭に憧れていました。
素材について～夫婦それぞれの希望
リノベーションは間取りを自由にできる点はもちろんですが、何といっても素材にこだわれる点がいいところです！素材やパーツ選びについては、ステンレスキッチンにしたい等、夫婦の意見はだいたい一致しました。
逆に一致しなかったのは「床の色」と「室内窓の枠」でした。
私はナチュラルテイストが好みですが、夫はインダストリアルな雰囲気が好きなのでそこは譲り合いでした。床の色は夫に譲り、室内窓はアイアンの値段が高いのもあって私の希望である木製になりました。
廊下をヘリンボーン貼りにしたのは夫の希望です。
リノベーションを通じて夫は基本的に私の意見を優先してくれたので、床の色やトグルスイッチ、ヘリンボーンの床など夫の希望がある部分はなるべく取り入れ、夫婦の好きのバランスを取りました。
好きなものに囲まれた暮らし
キッチンの棚の足場板は私が希望してアネストワンさんに準備していただきました。
その他、真鍮の取っ手や玄関床タイル、ジンボスイッチなどもリノベーションをお願いしたアネストワンさんの提案です。
リノベーションを選択したことで、漆喰、オークの無垢床、ヘリンボーンの床、天井の羽目板、真鍮の取っ手、室内窓の曇りガラスなど、あげるとキリがないくらい好きなものを詰め込んだ家ができあがりました。
自分たちが好き！と思える素材に囲まれて過ごす暮らしができること、これって本当に幸せなことだと思います。好きなものに囲まれて暮らせる今、リノベーションを選んで本当によかったと思います。
リノベーションを楽しむ
リノベーションでは古い建物、中古マンションを利用するのでスムーズにいかないこともあると思います。でもそれ以上に自分のこだわりを予算内で形にできるという魅力があります。
中古マンションを選ぶ時はリノベーションに詳しい方に相談しながら選ぶと後から「できない」ということも少なく済むと思うので、気になることはどんどん不動産会社さんや施工会社の方に聞いていくといいと思います！
私もリノベーションする前はいろいろ不安もありましたが、住み始めてからはリノベーションを選んでよかったなと思うことが多くあります。
まだまだ新築派が根強い日本ですが、リノベーションする人がもっともっと増えたら楽しそうだな～と思うくらいリノベーションが好きです。本コラムがおうち探しの選択肢のひとつとして、少しでも参考になればうれしいです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました！
好きなもの囲まれて暮らすことって、幸せなことですよね。
ここゆこさんが「あげるとキリがない」と書いてらっしゃるもの全てが気になるものばかりでした！素材＝心地よさだと個人的に思っています。
リノーベーションをする前はいろいろ不安もあったというここゆこさんですが、同じように「リノベーションって気になるもののハードルが高い」と感じている方って結構いらっしゃるかと思います。私もそうです。
でも今回のコラムで、一歩踏み出せたらそこには「好きなものに囲まれた暮らし」が広がっているイメージが湧いてくるのを感じました。
ここゆこさん、ありがとうございました♩
（編集部：kaori）
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