【暮らしのインテリア】広い空間を実現した吹き抜け、住んで感じた良し悪しとは?~憧れのインテリアを実現した暮らし(2452risaさん)

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ひとつながりの空間を実現させるために採用したこと


執筆者:risa(@2452risa)さん


この家に住み始めて2年目の冬を迎えました。 

実際に住んでみてわかったことが沢山あった中で、今回はインスタグラムでもこの季節になると多くご質問を頂くようになる我が家の吹き抜けについてお話したいと思います。


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大空間のメリット・デメリット


我が家のLDKは壁や仕切りがないひとつの空間を意識した造りになっています。LDKの広さは24畳で、そのうちの約10畳分が吹き抜けになります。


キッチン、ダイニングの上部には吹き抜けから繋がるロフトスペースがあり、そのスペースも含めるとひとつの空間としてはかなり大きな空間となっています。


この吹き抜けのおかげで実際の畳数よりも広く見え、私達夫婦の理想である開放的なLDKを実現することができたわけなのですが、実は引き渡し前は不安な点もありました。


・吹き抜けは、冬は寒いというイメージがある

・大空間故に光熱費が嵩むのではないか?

・見た目はいいけど生活するとなるとどうなのだろう?


このようなことが気になってしまい、ネットで吹き抜けについて調べたところ、検索予測では「後悔」という建設途中に出会いたくないワードNo.1に出会ってしまいました(笑)


やはり吹き抜けにして後悔した方というのは、少なくないというのが現実だと実感し、この時点で心配性の私は吹き抜けを採用することをかなり躊躇してしまいました。


しかしどうしても今の間取りを諦めたくなかった為、吹き抜けを採用して不安な気持ちを拭いきれないまま着工に至りました。


そして結論から言いますと、吹き抜けにしたことを全く後悔していません。むしろ吹き抜けにしてよかったねと夫婦で意見が一致しており、自分たちの判断は間違っていなかったとホッとしています。 


正直、吹き抜けについて不安があったのは事実なのですが、ネットの情報だけに惑わされずに、自分たちのやりたかったことを優先したことで、結果的に今の快適な暮らしへと繋がったのだと思います。


後悔しない吹き抜けをつくる必須条件


我が家は不安なまま着工したと前述しましたが、吹き抜けを採用するに当たり、やはり気を付けた点や変更した点もありました。そして実際に住んでみて、快適に過ごす為には重要視しないといけないポイントがいくつかあるなと感じています。


我が家が建設時に採用して良かったなと思うことは以下の2点です。


1.家の断熱性を高める

2.吹き抜けの大きさに見合った暖房器具を用意する


まず一つ目に、我が家の当初の見積もり時はアルミサッシの窓を採用予定でしたが、着工直前で樹脂サッシに変更しました。これが功を奏したといっても過言ではないと思います。


樹脂サッシの一番の特徴と言えるのが断熱性の高さです。


樹脂そのものが熱を伝えにくい材質であることが理由となっていて、アルミに比べると熱伝導率が約1000分の1と非常に低く、窓の側に立ってもひんやりとしません。冷気が室内に伝わりにくいので結露もありません。本当に冬は暖かく快適に過ごすことが出来ます。


吹き抜けを採用する際には、高気密・高断熱の家は必須項目なのかもしれません。


二つ目に暖房器具についてですが、我が家はリビングにメインのエアコンを1台とキッチンに予備のエアコンの1台の計2台を設置しています。


建設段階での空調計算ではエアコン1台では少し力不足かもしれないということで、キッチンに予備のエアコンを設置しましたが、実際は予備のエアコンを稼働させることは特別に寒い日など年に数回だけで、その他の日はメインのエアコン1台で十分に温かく過ごせています。


そして床暖房は無垢の床との相性があまり良くないという事で採用しませんでしたが、エアコンのみで快適に暮らせているので、無理に採用しなくて正解だったと思っています。


一年暮らしてみて感じたこと


広々とした空間での生活は本当に気持ちが良いものです。しかし光熱費については、正直言って冬は電気代が嵩みます。


我が家は猫の行き来もあり、廊下の扉も開けっ放しにしているのであまりエコな使い方ができていないという理由から、冬の電気代は夏の約3倍です。


とはいえ、電気代は高すぎるという感覚ではなく、今のライフスタイルが我が家にはちょうどいい気がしていますが、工夫次第でもう少し節約できるのではないかなとも感じています。


余談ですが、もし電気代が嵩んでしまうことが心配であれば、我が家は火災保険でオール電化割引を受けている関係もあり使用できませんが、石油ストーブなどを使って電気代を節約するのもいいかもしれません。


こればかりはどうしようもない要素ではありますが、お住まいの地域によっても快適度は大きく変わってくるのではないかと思います。


私が住んでいるのは西日本で、降雪も年に1~2回程です。


寒冷地にお住まいの方とはやはり条件が違ってくると思います。もしかしたら寒冷地の方は、私が採用しなくて正解だと感じた床暖房もあった方が、より快適に過ごせるかもしれません。


実は吹き抜けの問題点は、冬より夏にありました。


我が家の夏のロフトスペースは日当たりも良いことからサウナ状態です。空気を循環させる効果のあるシーリングファンを回してエアコンの冷気を送っても、夏の暑さの前ではあまり効果はありませんでした。


幸い我が家は平屋風の家なので、生活の基本は1階のみで完結できる間取りになっており、夏は2階に近寄らないことで問題は回避できていますが、盲点でした(笑)


しかしこのロフトにはエアコンを後付けできるようにしてもらっているので、これから先ライフスタイルの変化と共にロフトスペースをもっと活用するようになったら対策を考えていこうと思っています。


このように吹き抜けを採用する際には、色々なことを想定して準備しておくことをおススメします。 


お家づくりの際に吹き抜けを検討されている方に、私が吹き抜けのある家で生活して感じた事や、やってよかったという経験が少しでも参考になれば幸いです。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。



吹き抜けのある家、新築を検討される方は一度は憧れるのモノではないでしょうか?


しかし吹き抜けの持つイメージは良いモノばかりではなく、寒い・2階スぺースが狭くなるなどの理由から、諦める方も多いのかもしれませんね。


risaさんが吹き抜けを諦めずに採用した事は、家の断熱性を高めて温かさを逃がさないというお家づくりでした。 窓のサッシ一つをとってもアルミから樹脂にすることで見た目はあまり変わりませんが断熱性はかなりアップします。それと共に初期費用がかかるのも事実です。


私は寒冷地に住んでいますので、やはり新築の際には冬をいかに快適に過ごせるかという事を重要視しました。実際に住んでみないと良さがわからない住設備ですが、やはり全く違うと私も実感しています。


とても洗練されたデザインやインテリアが素敵なrisaさんのお家は、実は目に見えない断熱性にまで配慮された住み心地の良いお家なんだという事が今回のコラムから伝わってきました。


これからお家づくりに於いて吹き抜けを検討されている方は、デザイン性だけではなく断熱性などにも注目しながら参考にされてみてはいかがでしょうか?


risaさん、ありがとうございました♪

(編集:megu)


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