「今建てるなら」理想の暮らしを実現する間取り、全31パターンをご紹介(前編


家を建てる時に重要なポイント「間取り」。


家事・収納といった生活動線は、ほぼ間取りでベースができてしまいます。つまり「間取り」にどれだけ時間をかけ、どれだけパターンを出せるか?が大切になってきます。


その重要性ゆえ「間取り迷子」と呼ばれるほど、どういった間取りが適正かわからず、また多様な間取りに出会うことなく、試行錯誤から迷子になる方も多いです。


そんな「間取り迷子」をなくしたい!という想いで運営し、複数の建築家より間取りが届く「madree(マドリー)」を昨年ムクリでもご紹介いたしました。


「間取り迷子」をなくしたい!理想の間取りが届くmadree(マドリー)


今回は、実際にmadree(マドリー)を使うことで建築家の方よりどんな間取りが届き、そして理想の間取りに出会うのか?を______________.maさんmari_ppe____さんと編集部で体験してみました。


前編・後編に分けてお届けしたいと思います。それぞれ特徴が出ていて、間取り・採用理由を見てるだけでも勉強になりますし、楽しめる内容なのでぜひご覧ください。


madree(マドリ)の使い方


madree(マドリー)の使い方はとても簡単です。登録〜間取りに関する質問に回答しても1時間もかかりません。


1.無料登録


2.入力フォームに沿って間取りの条件を登録!

※必ず対象地域をご確認ください。対象地域外の方は間取りの希望ができない仕様となっております(本記事編集時点)


3.10日ほどで日本中の建築家の方より間取りが届きます


この3ステップのみです。


届いた間取りの中には建築家の方よりコメントがあるものもあります。(今回はスタンダードプランで10案ほど届きました)


ライフスタイルの変化から再設計した間取り


一人目は______________.maさん。 

今はお子様が二人いますが、数年前に戸建を建てた時とはライフスタイルも大きく変わり、また実体験元に好みの動線も取り入れた間取りを希望したそうです。


依頼ポイント
  • 現在と同じくらいの大きさで4LDKで依頼
  • 家を建てた時と環境が少し変化したので、和室をなくして憧れの吹き抜けを取り入れた間取り
  • ファミリークローゼット、リビング収納、パントリー、納戸、土間収納など収納に困らない多めの収納 ・洗面所、キッチン、リビングなどが繋がっていて、行き来出来る楽な家事動線 
  • ちょっとした家事が出来る家事室やサンルーム
  • 玄関引き戸、室内もなるべく引き戸/こども部屋はなるべく独立
  • 土間に室内からも玄関からも行ける/勝手口は欲しい


1位:家事動線がスムーズで収納もたっぷり!

※広さ

1階床面積:61.07㎡/2階床面積:56.72㎡

延べ床面積:117.79㎡(35.5坪)/建築面積: 75.97㎡


とにかく家事動線がとてもスムーズな間取りです。収納もたくさんあり、吹き抜けがあってもこれだけの部屋数や収納、スタディスペースも確保出来ていて理想です!


今の家で便利だと思うところも叶えられなかったところも両方がギュッと詰まっています。


1階ポイント 

・吹き抜けで開放感がありながらも、3枚引き込み戸でリビングとダイニングを仕切られる構造になっているので仕切って使うことも出来る(寒い時期は仕切ることで吹き抜けやリビング階段の気になる寒さも軽減出来そう)


・洗面所とファミリークロークがつながっていて、家族分のアウターからパジャマまで衣類を一箇所にまとめることでわざわざ2階に行かずに1階で着替えが済ませられるし、管理しやすそう。


洗面所にある一時置きラックは、一度着て洗わない服などをかけておいたり今住んでいる家で作れば良かったと思う上位なので絶対便利


・洗面所とLDKが繋がっていることで廊下に出なくても洗面所に行ける


・勝手口があるので外にごみ箱を置いて、何個もごみ箱を置くスペースを家の中に設けなくてもいけそう


・掃除用具や日用品のWIC収納が大きめで便利(今の家は収納は多めに作ったものの、収納場所が分散しているのでどこの収納に何を置いたか覚えておかないといけない。 大きめの収納があることで、まとめて収納出来るのがいい)


・外からも家の中からもアクセス出来る土間収納(家の中に居る時に土間にあるものを取りに行きたい時、玄関に行かなくてもそのままアクセス出来るのはとても便利)


2階ポイント

・フリースペースがあることで吹き抜けから下の様子が見渡せ、こどもの遊び場としても活躍しそう 


・フリースペースがベランダと吹き抜けと接地しているため、サンルームみたいになり洗濯や布団など干せる


・大きな物や季節の物など使用頻度の少ない物を収納できる納戸がある


・こども部屋が別(こどもが異性のきょうだいのため、後から仕切るよりははじめから個別になっている方が良い


2位:日差したっぷりで家事ができるのは◎

※広さ

1階 69.9㎡(21.2坪)/2階 59.4㎡(18.0坪)

延床 129.3㎡(39.2坪)


無駄なスペースがあまりなく、必要な分の収納もたっぷりあり、ぐるっと回れる家事動線が完璧です。


家事室も天窓があり、庭と繋がっているので明るく快適に洗濯やアイロンなどの家事が出来そう。吹き抜けもあり、仕切りもなく開放感が1番ありそうです。


1階ポイント

・廊下をなくしたことで無駄なスペースがない


・キッチンに立ちながらリビングもダイニングも全てが見渡せる


・リビングとダイニングが繋がった間取りではなく、分けることで食事の時間など生活にメリハリがつきそう(今の家では縦長にLDKのため、こどもがテーブルから降りてそのまま遊んでしまうことがある)


・洗面所、ファミリークローク、家事室が繋がっていることで洗濯の一連の作業がまとめて出来る


・パントリーからもリビングからもアクセス出来てグルっと回れる間取りになっているので、どこから行ってもすぐにアクセスしやすく無駄のない家事動線


・天窓のついた家事室、ウッドデッキとも繋がっていて明るく、部屋干しするのにも良い


・土間収納が外からも家の中からもアクセス出来る


2階ポイント

・広めのベランダと個別のこども部屋


・大きな物や季節の物など使用頻度の少ない物を収納できる納戸がある


3位:庭と面したおうちは季節を感じながら家事できる

※広さ

1階床面積:67.72㎡/2階床面積:54.21㎡(吹抜け部分、バルコニー部分を含まず)

延床面積:121.93㎡(36.81坪)


吹き抜けで全体的に庭に面している間取りなので、外との出入りにとても便利そうで、開放感もあり広々と見えそうな間取り。


外部収納があったり、物干しスペースが庭にあったり、家の中の家事動線だけでなく、外もうまく使っている動線を考えられていると思いました。 収納量もたくさんあって良いです!


1階ポイント 

・吹き抜けで開放感がありながらも、3枚引き込み戸でリビングとダイニングを仕切られる構造になっているので仕切って使うことも出来る


・玄関、リビング、サンルーム、勝手口が全て庭に面していて、どこからでも外にすぐ出やすい


・外部土間収納があることで、外で使うテントや車のタイヤなど家の中に入れなくても、外にすぐ取り出せる場所があるのが便利


・たっぷりあるファミリークロークの隣に作業台があることで、アイロンをかけてしまう作業が一連で出来たり、ちょっと奥にあることでひとりで集中出来る作業空間にも出来そう


家事動線と収納がポイント

収納場所が多くても、収納がバラバラになり管理が大変、というのは新鮮な意見でしたね。各所収納は設けつつも、まとめて大きめの場所があると動線もシンプルになりそうです。


あとは家事動線でしょうか。 住み始めていくと動線って変わりますし、答えはないですよね。 


______________.maさんと同年代のお子様がいたりライフスタイルが似てる方は参考になる間取りになると思います。

(編集長)

______________.maさんの元に届いた間取り一覧はこちらからご覧いただけます。


中庭を眺めながらフラットに暮らす


二人目は編集部のkaoriさん。 

現在のおうちも暮らしにフィットしていますが、5年前の家づくりでは実現できなかった要素を依頼されたそうです。


依頼のポイント
  • 今の家に暮らしてみて、二階に上がることがあまりないので、一階だけで済ませたくなり、平屋で依頼 (今の家も老後には一階だけで完結できるように考えてはつくっています) 
  • タッチの差で採用できなかったキッチンとダイニングが並列の間取りに。横並びは使い勝手が良さそうです!
  • 抜け感がほしくて、憧れの中庭を。中庭を挟んだつながりも感じたい 洗濯機や冷蔵庫が目立しないようにしつつ、家事動線も大事に 
  • 今はない、シューズクローゼット、パントリーがほしい/逆に作ってよかったワークスペースはやっぱりほしい 
  • ピアノ部屋としてわけてしまうのではなく、同じ空間にありつつ、できれば少し区切られた感じが良い。(ピアノは地震対策がしにくいため、次建てるならリビング内に置くのをさけたいため)
  • どこに住んでも和室かタタミコーナーがほしいという、夫の希望を叶えたい(こどもがもう1人いたら、和室ではなくこどもべやにすると思います笑)


1位:暮らしに変化をもたらすおうち

※広さ

1階床面積:117.17㎡(35.44坪)ポーチ・プライベートテラスの庇部分含む


花や枝もの、季節を感じる雑貨を飾るのが好きで、どの場所にいても小さな変化を楽しむことができる間取りだと思います。


カウンターも家族が集う場所になったり、仕事や勉強で籠りたい場所になったりと、私たち家族のライフィスタイルに沿った間取りです。


採用ポイント

・玄関先の庭とプライベートテラスがあることで、家の中に光が届きやすく明るい家になりそうだなと思いました。


・寝室近くにあるプライベートテラスに洗濯物が干せるので、来客の目が気になりませんし、洗面所からも近くので家事動線がいいなと思いました。


リビング/キッチン/ダイニングとカウンターが3つあるプランなので、勉強や仕事をしたり、花を飾ったり、ちょっとしたコーナーやスペースとして暮らしに変化をつけられそうです


・ピアノは入り口近くに配置してありましたが、リビング北側の腰壁のあるスペースに置くのもいいなと思いました。


・特に平屋では暗いイメージの廊下がこのプランでは明るくなりそうで、そこもいいなと思いました。廊下の明るさを利用して、こども部屋に室内窓を作ってもいいなと思いました。


2位:明るく心地良い暮らし

※広さ

延床:109.1㎡ (33.0坪)


LDKはオープンなつくりですが、中庭のルーバーやワークスペースの配置が工夫されていて、メリハリのある間取りだと思います。また、玄関から直線で視線も抜けるので、広く感じることもできそうです。


採用ポイント

・中庭を囲むようにある、和室、リビング、キッチンがちょうどいい一体感があり、それぞれに明るく心地よくこの家に住んでいる様子が想像できました。


・中庭の物干しスペースをルーバーで区切るアイデアも嬉しいです。


・ワークスペースとテレビのあるリビングが離れているのは、静かな環境で集中しやすいですし、寝室やキッチンに近いのも使いやすそうだなと思いました。


・広い土間収納があって、今は物置を庭に設置していますが、なくても大丈夫そうな広さがありますし、何かと重宝しそうです。


3位:中庭が家族のそしておうちの中心になる

※広さ

1階床面積:107.23㎡(32.4坪)


憧れの中庭が主役の間取りです。

LDKと和室、そして中庭がフラットで繋がりどこにいても家族の気配を感じることができそうです。 


採用ポイント

・中庭を眺められるワークスペースとが気持ち良さそうで作業が捗りそうだなと思いました。


・ワークスペースで外を眺めがらお茶したり、簡単な食事をしても楽しそうです。


・キッチンに立った時に、ダイニング、リビング、ワークスペースに目が届くのがいいなと思いました。


暮らしを楽しむための変化

花や植物、雑貨も含め、季節を感じることを大切にされているkairoさん。


シンプルな間取りの中に、視線の抜け感であったり、造作の棚やデスクと変化を楽しめる仕組みづくりを意識されてるのが印象的でした。


個人的には1位の平屋、憧れます(笑)

(編集長)

kaoriさんの元に届いた間取り一覧はこちらからご覧いただけます。



madreeさんのサービス私もやればよかったです(笑)実際に希望が間取りになって出てくるとワクワク感がでますよね。


設計当時を思い出しつつ、お二人同様に今建てるならまた違った間取りになるんだろうなと思いながら編集しました。後編も楽しみにしてください♪


また、madreeだけでなく、「madree+(マドリープラス)」というサービスも開始されました。


間取りづくりだけでなく、好きなイメージ写真やご予算から、住宅会社のご案内まで、トータルで家づくりをサポートしてくれます。気になる方はぜひご覧ください。

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