【暮らしのインテリア】暮らしの中心にある家族が集うキッチン~「好き」を組み合わせたミックステイストのおうち(tama.livingさん)

いつもムクリをご覧いただきありがとうございます。


「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。


注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。


インテリア中心のコラム・記事は一覧はこちらよりご覧いただけます。


オーダーだからこそ叶った今の暮らしのカタチ


執筆者:tama(@tama.living)さん


前回のコラムでも少し触れましたが、私がお家の中で好きな場所はダイニングキッチンです。我が家はリビングよりもキッチンやダイニングで団らんすることが多いので1番こだわった場所でもあります。


今回は、そんなこだわりが沢山詰まったダイニングキッチンのカタチが出来るまでの経緯と、実際に暮らしてみて感じた使い心地についてもお話したいと思います。


tamaさんの過去のコラムはこちらよりご覧いただけます。


コダワリを厳選する事で見えたこと


家の中でも特にこだわって造ったキッチンですが、家づくり当初はオーダーにする予定では無く、そこに行き着くまでには長い道のりがありました。


家づくりが始まり、まず思い描いたのは、ミーレの食洗機があるキッチンでした。


まだ家づくりに対しての知識が少なかったので、どのメーカーでも好きな食洗機を採用できると思っており、予算も限られていたということもあって1番手頃なメーカーのキッチンに憧れだったミーレの食洗機を組み込もうと考えていました。


しかし、色々なメーカーのショールームに足を運んだり電話で問い合わせたりするうちに、ミーレを採用出来るのは高価なハイクラスのモノばかりで、他のキッチンに無理矢理組み込むと保証の対象外になるという事実に直面しました。


機能的だから採用したい!と思う反面、海外製品に対する不安は捨てきれず、保証が効かないと言われると踏み切れないまま何ヶ月も何も決められずに、時間ばかりが過ぎていきました。


そんな時に工務店に紹介してもらったのがオーダーキッチンを手がけるインターテックでした。


当時オーダーキッチンに対して私たち夫婦が勝手に抱いていたイメージは“お金持ちが使っている豪華なモノ”というもので、我が家がオーダーキッチンにするとは考えられませんでしたが、せっかくだからお話だけでも聞いてみようと思い、ショールームへ向かいました。


そこで展示されていたキッチンが素敵で魅了されたのは勿論、担当者さんは私が不安に思っていた海外製品に対する知識も豊富で、それまで何ヶ月も決められずにモヤモヤしていたことを解消してもらえたり、私たちの希望を丁寧に聞いてくれました。


予算が限られている事も最初の段階で正直に話しましたが、嫌な顔一つせずに必要のない設備や収納を削ってなるべく予算に近づけるプランをいくつも提案してくれました。


その日私が特に嬉しかったのは、それまでキッチンにあまり関心が無かった夫が、担当者さんの提案にとても興味を持って打ち合わせに参加してくれたことでした。この事がオーダーキッチンへと気持ちが傾いていった大きな要因でもあったと思います。


帰宅後に夫婦で改めて家づくりの優先順位を話し合い、私たちが大切にしたい事は何かを考えました。他の予算を削ってでもキッチンだけは後悔したくない!という結論になり、カップボードも併せてお願いする事にしました。


この決断で諦めた事はたくさんありますが、こだわる部分を絞り込んだ事で納得感のある家づくりができたと思います。


細かな寸法やカラー、デザイン、設備まで自分たちで決めたものなので一つ一つに思い入れや愛着があり、お手入れが苦にならないところも良いなと感じています。


オーダーの1番の魅力は、やはり自分たちだけのオリジナルキッチンが作れる点だと思います。


回遊型のメリット・デメリット


我が家はキッチンとダイニングが横並びの間取りを選択しました。この形にして1番良かったと思うのは、キッチンで家事をしながら家族を近くに感じられることです。


以前の住まいでは、調理中にこどもに呼ばれては手を止めて見に行くことが頻繁にありましたが、今はダイニングテーブルでこどもがお絵描きや宿題をしている時でも見守りながらキッチンに立てるので料理が捗るようになりました。


また、食卓との距離が近くなるので食事の配膳や片付けがスムーズになり、それも良かった点です。


あえてデメリットを挙げるとすれば


1.ダイニングテーブルと横並びのため、間取りによってはキッチンまでの距離が長くなり動線が悪くなる場合もある

2.ダイニングテーブルからキッチンの中が丸見えになる


この2点が気になっていましたが、工務店さんの計らいで我が家はデメリットを感じずに今の間取りを実現出来ました。


まずは周りを回遊できる間取りにした事で動線の問題はクリアしました。続いて、キッチンが丸見えになる点に関しては、見えることで綺麗にしよう!という気持ちが働き、キレイをキープ出来ているので、今のところはこれをメリットと捉えて頑張っています。


オリジナルのダイニングテーブル


ダイニングテーブルの天板はモールテックスを採用しました。モールテックスという素材に憧れはあったものの馴染みの無い素材だったので、最初はお手入れや使い心地に不安がありとても迷いました。


そこでインターネットで調べたりお店の方の話を聞くうちに、手入れは難しいものでは無いことや使い込まれた姿も味になっていくという所に惹かれ、こちらに決めました。


普段は固く絞った布巾で水拭きをし、年に1〜2回程度専用の保護剤を塗ります。生活する上での注意事項は、熱いものを置くときは鍋敷きを使ったり、水滴は長時間放置しないなど、木製のテーブルと大きく変わらないように思います。


実際に使ってみても当初心配していたような難しいことは本当に何もなく、だんだん無骨さが増してきたテーブルにとても愛着を持っています。お手入れをしながら大切に使っていきたいと思います。


次回のコラムでは、キッチンに採用した設備や収納についてお話したいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


tamaさんキッチンまとめ


◯キッチン本体

・メーカー:インターテック/オーダー品

・サイズ:高さ840×幅2550×奥行650


◯キッチンカウンター

・サイズ:高さ900×奥行350


◯カップボード

・メーカー:インターテック/オーダー品

・サイズ:高さ900×幅3650×奥行500


◯吊り戸棚

・メーカー:アイカ工業/面材品番:TJY459K

・サイズ:高さ470×幅3160×奥行375

・カップボードとの距離⇅:630


◯飾り棚

・サイズ:幅1857×奥行250

・吊り戸棚との距離⇅:286

・カップボード天板との距離⇅:319(タイルに合わせて微調整しました)

・棚下ポール :KAWAJUN


◯キッチン背面タイル

・メーカー:平田タイル/Paletta


◯ダイニングテーブル

・メーカー:造作

・サイズ:幅1800×奥行き900



ミーレの食洗機に憧れた気持ち、すごく共感します。


私も漠然と食洗機は海外製のモノにしたいと考えていたのですが、やはり保証など対応しているメーカーのキッチンはハイクラスであったりショールームも近くに無かったりと、家づくりは色々な事を同時に考えなくてはいけない中で、早く決めないと!と焦ってしまい、結局何もせずに諦めてしまいました。


今のキッチンに不満はありませんが、あそこでもっとこだわっていたらまた違った風景があったかも・・なんて思ってしまいます(笑)


tamaさんも最初は検討もしないだろうと思っていたオーダーキッチン。工務店さんの計らいと、素敵な担当さんとの出会いで一気に方向が決まっていった様子が伝わって来ましたね。

家づくりも人との関わりで自分だけでは考えられなかった可能性が見えてくるなんて面白いな〜と思いました。


次回は憧れがカタチになったミーレの食洗機やその他のキッチン設備についてや、収納まで詳しくご紹介いただきます。とっても楽しみですね♪


tamaさん、ありがとうございました!

(編集:megu)


tamaさんが愛用する日用品はこちらからご覧いただけます。

インスタグラムはこちら

0コメント

  • 1000 / 1000