【暮らしのインテリア】壁の向こう側にこどもの気配を感じられるキッズスペース〜家族みんなが寛げる空間づくり(____s913さん)

いつもムクリをご覧いただきありがとうございます。


「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。


注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。


インテリア中心のコラム・記事は一覧はこちらよりご覧いただけます。


暮らしと遊び場をゾーニングすることで続くスッキリ感


執筆者:Yuka(@____s913)さん


マイホームを建てるにあたり最も重要視したのは、どこにいても家族を感じられる空間作りということ。前回コラムではそれを軸に好きなモノやコトを欲張らずにスッキリまとめた家づくりについてお話しました。


そこで今回は、家族のコミュニケーションを大切にしたいという想いを活かして実現した、キッズスペースについてお話したいと思います。


Yukaさんのコラム一覧はこちらよりご覧いただけます。


リビングと壁で緩く区切られたキッズスペース


私たち夫婦は、かねてより息子には大きくなっても個室に篭らず、なるべく家族と同じ空間で遊んだり学んだりしてほしいと考えていました。


1人で遊んでいる時でも私は息子の様子を見守り、時にはサポートしたいなと思っています。そんな想いから、“キッチンに立っていても目の届く位置にキッズスペースを作りたい”という要望は、家づくりに於いて優先順位の高いモノでした。


自邸の建設をどの会社にお願いしようか、検討中だった時に訪れたとある建築事務所では「キッズスペースはこどもが小さい今だけのモノなのに必要?」と聞かれたこともありましたが、いずれはスタディーコーナーにしてリビング学習をして欲しいと考えていたので、キッズスペースを設けたい気持ちは変わりませんでした。


ママにも嬉しい間取り


以前のマンション生活では、リビング中に散乱するおもちゃにストレスを感じていた為、リビングとは少し切り離した場所にキッズスペースを作ってほしいと建築士さんにお願いしたところ、出来上がってきた間取りに感動しました。


キッチンから見える位置に十分な広さのキッズスペースがあり、それでいてリビングと壁で区切られているためおもちゃが散乱することも制限できる、まさに理想としていた空間でした。


こどものおもちゃはカラフルで主張の強いモノが多いですが、この間取りのおかげでリビング全体がガチャガチャした感じにならずに済みます。


普段息子はキッズスペースで遊んでいますが、リビング側におもちゃを持ってきて遊ぶ時もあります。それでも壁で隔たっていて少し距離があるため、1つずつ遊びたいモノを持ってきて遊んでは片付けるを繰り返し、散らかることがありません。


キッズスペース側はどんなにおもちゃが散乱していたとしても、片付ける範囲が狭いので掃除の面でも非常に楽になりました。リビングがスッキリしていると、以前のようにストレスを感じることもなくなりました。


長く使うための工夫


キッズスペースには、将来的にスタディーコーナーとして使えるように、長さ2m70cmのカウンターを取り付けてもらいました。


インテリア全体に統一感を出すため、ダイニングテーブルやキッチン背面の飾り棚をお願いしたキッチンメーカーさんに同じオークの突板で造作していただいたモノです。


私の要望でカウンターの長さの3分の1を、シューメーカーチェアの1番小さいサイズに合わせて床から45cmの高さに設計し、ココに座って作業が出来るようにしました。


今の息子にはこのサイズ感が丁度良く、ここで折り紙やパズル・ドリルなどをしています。机上にドリルを立てかけて収納すると自然と目につくようになり、自発的に取り組みたくなるような工夫をしています。


高い方のカウンター下には、以前から愛用していたIKEAのトロファストを置き、その中に沢山のおもちゃを入れています。


トロファストはこどもの目線の高さに引き出しがあるため、遊ぶ意欲を高めます。それでいてインテリアとして馴染みも良く、ボックスにラベリングをすると、こどもにも分かりやすい収納が出来るところが魅力です。


自分のおもちゃの管理がしやすいように、ラベルは息子自身に貼らせたことで片付ける意識が高まり、今では私が違う場所に片付けると注意を受けるほどです(笑)


いずれ息子が大きくなった際にはトロファストはこども部屋へ移し、PCスペースとして使っている横に椅子を並べてリビング学習をしてくれたらと考えています。


様々な使い方が出来る壁の仕組み


リビングとキッズスペースを仕切っている壁は、キッズスペース側のみマグネットウォールになっています。


家づくりの打ち合わせで訪れたサンワカンパニーのキッズスペースがマグネットウォールになっていて、息子が夢中で遊んでいた光景を見てぜひ我が家にも取り入れたいと思いました。


早速建築士さんに相談したところ、我が家はほぼ塗り壁の予定だった為、あらかじめマグネット下地を埋め込むことでこのようなカタチが実現しました。


ここはマグネットのおもちゃで遊ぶだけではなく、カレンダーや幼稚園のスケジュール、献立表なども貼っています。幼稚園から持ち帰った作品を息子が飾ることもあります。


生活しているとすぐ見える位置に貼って予定などを管理しておきたいモノって意外とあると思いますが、ここになら例え少しごちゃごちゃしたとしても貼って良しとしています。リビング側からは見えないため、スッキリしていて生活感が出過ぎず気になりません。


私の要望で造ってもらったニッチには、お気に入りのおもちゃや絵本を飾っています。 お友達が遊びに来た時も、新しいおもちゃを飾ったり、壁にペタペタ貼ったりと自由に色々な遊びをしてくれました。


また建築士さんのアイデアで、壁の一部(中央部分)を無くしました。


当初お話をいただいた時は、正直どのようになるのかイメージが湧かず少し不安でしたが、いざ完成すると圧迫感を感じることもなく、リビングからもキッズスペースで遊ぶ息子の様子を見ることができる点からも、採用して良かったなと思っています。


壁の裏は階段になっているので、落下防止のために壁が空いているスペースには、ポールを2本取付けて安全にも配慮しました。


ここにあるポールが意外と便利で、幼稚園や習い事の送迎で何度も出たり入ったりする際に、つい私はカバンをあちらこちらに置く癖があったのですが、今はココがカバンや持ち物を掛ける定位置になっていて、散らかり防止にも一役買ってくれています。


これからもキッズスペースで遊ぶこどもを見守りながら、成長に合わせて変化もさせていきたいなと思っています。今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



キッズスペースと聞くと、“こどもが小さいうちに遊ぶ場所”というイメージを持っている方が多いのかなと思いますが、Yukaさんの考えたキッズスペースの使い方は、お子さんが小さいうちはもちろん、成長と共に変化させながら、その時々似合った使い方ができる場所になっています。


こどもが持ち帰る作品をギャラリーのように飾れたり、ママが忘れないようにしておきたい予定の管理も一緒に出来てしまうマグネットウォール、私もどこかに採用したい!と強く思いました(笑)


オークのカウンターは、素材を周りの造作家具と合わせることでインテリアに統一感をもたらし、高低差を付けて今と将来で使い方を分けるというアイデアも、いずれお子さんのおもちゃを置かなくなった時の事までしっかりと考えられているところが流石ですね!


家族のコミュニケーションを大切にしているYukaさんだからこそ考えられたキッズスペース。参考にしたいと思えるアイデアが満載でした♪


Yukaさん、ありがとうございました!

(編集:megu)


ムクリのコラムはこちらより一覧でご覧いただけます。


Yukaさんの愛用品はこちら

Yukaさんのインスタグラムはこちら

《daily》ムクリオリジナルブランドはじめました

0コメント

  • 1000 / 1000