【暮らしの整理・収納術】暮らしと収納の見直しから踏み出す第一歩〜ひとりで頑張らない家事シェア暮らし(zuurii1984さん)

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「暮らしの整理・収納術」はインスタグラム中心に日々整理・収納、お掃除を実践されている方にご協力いただき、コラム形式で配信していきます。


目的や手順、使用しているアイテムに至るまで実践形式でご紹介していきます。ご存知の内容もあるかと思いますが、ぜひ復習も兼ねてご覧いただければ幸いです。


※記事をご覧いただき実用する際には商品(洗剤等)の使用上の注意を必ずご確認いただき、また使用するもの、場所によっては対象物の注意書きもご確認いただくようお願いいたします。


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気持ちよくお願いする為に私がやったこと


執筆者:あず(@zuurii1984)さん


夫と家事をシェアするということは、私が一番自分らしく生きることができる選択肢でした。


前回コラムでは、家事シェアをすることになったいきさつについてお話しました。今回は家事シェアを始めるに当たり、どんな事をしたのかを具体的にお話していきたいと思います。


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自分以外の人でもわかる収納を


家事の中でも一番大変だったのが毎日のご飯づくりです。夫もこどもも総菜はあまり食べたくないとのことで、一番初めにお願いしたのが専門業者さんにお願いする料理の家事代行サービスでした。


家事代行をお願いした当初、来ていただいた方に「これはどこにありますか?」と聞かれたり、 調理後には調理器具が私の置いているところに戻っていないことが何回かあり、今までの我が家の収納は私にしかわからない収納だったのだな!ということに気づく良いキッカケとなりました。


整理収納アドバイザーの資格を長男の育休中に取得しており、我が家には不要なものはそんなにないし、 収納もそこそこ整っていると自分では思っていました。でもそれはあくまで自分だけが知っている、自分だけが使いやすい収納だったのです。


そこで、家事代行の方にも分かりやすい収納を目指し、まずは冷蔵庫の調味料や調理器具に至るまで、どこに何を戻すかがわかるようにラベリングをしました。


最初は家事代行の方がわかりやすいようにと思い始めたラベリングでしたが、置き場がわかりやすくなったことで夫にも好評でした。


うまく言い表せないのですが、今までは家にある家事や育児にまつわるモノが”私のモノ”だったのだと思います。それを私も含めた”みんなのモノ”にすることで、夫もより家事や育児に協力しやすくなったのだと私は考えています。他の人の所有物だと分かったら勝手に触ったりしない、そんなイメージです。


収納を見直してみると様々な気付きがあり、新しく何かを収納するときには使う人にとってどうしたら使いやすいかを考えるようになりました。それからの収納方法は夫や息子に合わせて収納するように心掛けています。


ラベルの名前も息子が使うモノは本人にラベルのスタイルを決めてもらいました。文字が読めるようになるまではイラストでラベルを作り、文字が読めるようになってからは認識しやすい言葉を使ってラベルを作るようにしました。


例えば私はコートなどをまとめてアウターと言いますが、こどもにとってはジャンバーという言葉の方がわかりやすかったりするので、息子にも「これはなんて言うの?」と質問しながらラベルを作成しました。


収納の場所を変えた時も必ず家族に「ここに置き場所変えたよ」と見せながら伝えました。 家族に合わせた収納をすることで、こどもが自分で身支度するようになったり、夫の探し物をしなくなったりと自分のことは自分でやってくれるようになったので、自分の心にも時間にも余裕が生まれ始めました。


夫と本格的な家事・育児シェアへ


夫婦間ではまず育児シェアを一番に考え始めました。


ちょうどこの時期に夫の上司が変わり、新たに今後のワークライフバランスを考えやすくなったことや、今まで保育園探しから保育園に関わることはすべて担当していた私が2人目を妊娠中であったこともあり、これからは夫にもっと家事や育児に主体的に関わって欲しいという気持ちがありました。


家事はアウトソースしていたのですが、やはりネックになるのは保育園のお迎えでした。それまでは週5の送り迎えはほとんど私の役目でしたので、そのお迎えを1日でもいいから代わりにお願いできないか?という相談をし、まずは夫に週1回お迎えに行ってもらうようにしました。


そうなると、保育園から帰宅した後の家事も必然的に夫がやることになります。近くに私がいると、やり方が違ったり手際が悪くて気になって口を挟みたくなってしまうので、家事を任せるときには思い切って任せるようにし、その日私は残業したり1人の時間を過ごしたりして21時頃に帰宅をするといった生活スタイルにしました。


保育園の資料の管理も夫に担当してもらい、情報が自然と入るような仕組みにしました。今では保育園の連絡帳もほとんど夫が書いています。夫の帰宅時間が遅い日はこどもと過ごす時間が取れないこともあるので、そういった日は私がこどもの一日の様子を伝えて書いてもらいます。


情報を自分一人で溜め込まずに誰かにも伝えていくことで気持ちに少しゆとりができ、それが家事シェアにつながる第一歩になるのかなと感じています。


夫に任せたばかりの頃は、こどもの寝かしつけが22時頃になる日もありました。私がやっていれば21時には家事も終わらせてこどもの寝かしつけに入っていますが、そこで言いたくなる気持ちをグッと我慢して、家事と育児をやってもらうことを続けました。


夫は小言を言われず好きなように家事をするのが合っているようで、今では家事シェアを始めた当時より効率も格段にアップしています。夫が家事をしやすいように家を整えた結果、今では私より家事比率が多くなりました。


次回からは実際に我が家が行った、家事シェアの仕組み作りについてお話したいと思います。最後まで読んでくださり、ありがとうございました! 



家事シェアと聞くと、単純に自分の家事の負担を減らす為の手段というイメージを持たれがちですが、家事を誰かにお願いしてやってもらうって最初は意外と難しいことだと思います。


私の場合お願いしたのはいいけれど、自分とやり方が違ったり時間がかかったりして、お任せしているつもりが手や口が出てしまったりすることがあります。


そうなると、結局お願いした側も感謝の気持ちが素直に伝えられなくなったり、お願いされた側も嫌な気持ちになり次回は自発的にやりたいなんて思えなくなってしまいますよね。


そこであずさんは、まずお願いされる人の立場になって考えることからはじめました。


モノの定位置を分かりやすくしたり、ご主人や息子さんの性格にあったアイテム選びとやり方などの環境を整えるなど、使う人に寄り添うことで結果として効率化され、自分の心にもゆとりが生まれました。


家や家族の情報をシェアし、上手にお願いしながらお互いに満足なパフォーマンスを得られる仕組みづくり、次回のお話も楽しみです♪


あずさん、ありがとうございました!

(編集:megu)


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