【暮らしのインテリア】やりたいことを突き詰めた先に見つけた我が家のカタチ~沢山の「好き」を凝縮した暮らし(nobo__interiorsさん)

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非日常を意識した空間作りで家時間を楽しむ


執筆者:nobo(@nobo__interiors)さん


前回のコラムでは、ライフスタイルや自分達の生活に何が本当に必要なのかをよく考え、憧れだけでなくニーズに合ったものを見極めることの大切さについてお話しました。


今回は、家に居ながらにして“非日常を感じられる場所”である中庭と2階のロフトスペースについて。この2カ所は、ただのプレイスペースとしてだけではなく、日常生活にもしっかりと活かされた場所である事も併せてお話したいと思います。


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プライベートな憩いの場所


以前のコラムでもお話したように、中庭は妻の希望で設けたもので、広さ6畳の外からは見えないプライベートな空間になっています。


ここでは主にこどもが水遊びをしたり、家族でバーベキューをしたりと、インドアでありながらアウトドアライフを裸足で楽しむシーンを想定して作りました。


そこで暑い日も裸足で歩けるように、ウッドデッキの材質は熱を持ちやすい樹脂木を選択肢から外し、天然木の中でもイニシャルコストが低いレッドシダーを採用したのですが、実はこの選択が後悔ポイントになっています。


レッドシダーは頻繁なメンテナンスが必要で、塗装にかかるランニングコストも見落としがちです。そしてメンテナンスをしたからと言ってハードウッドほどの耐久性はありません。


もしこれから家づくりをされる方でウッドデッキを検討しているのであれば、初期投資こそかかりますが、ほぼノーメンテナンスで耐久性が断然高いイタウバやサイプレス・ウリンなどのハードウッドがオススメです。我が家もいずれ張り替える時期が来たら、今度はハードウッドにしようと考えています。


2階の寝室の出っ張りが1畳半の軒になっていて、軒天にはホスクリーンをつけて洗濯物を干せるようにしました。四方を囲まれた中庭なので、洗濯物が外からの目に触れないところが気に入っています。


囲まれている分、どうしても風通しが気になるところですが、外壁側と玄関ポーチ側にガラス無しのスリットを入れているので全く問題ありません。


コンセントや水道、照明もあらかじめ設置したので、春から秋にかけての私の休日には、夕食をここで振る舞ったりと、中庭が家族の団欒の場にもなっています。


我が家の前の川沿いは、この地方でも有数の桜の名所であり、風抜きのスリットは椅子に座った時にちょうど桜を見上げる高さになっていて、外からは見えないので人目を気にせずにお花見を楽しむことも出来ます。


開放感と実用性も兼ね備えたロフト


中庭が皆でワイワイ楽しむ空間なら、2階のロフトスペースは音楽でも流しながらFIX窓の景色をゆったりと楽しんだり出来る大人の空間をイメージしました。


2階の廊下を少し広めに取って設けたスペースは広さ約3畳あり、目の前に桜が見えるFIX窓の大きさは180cm×180cmで、同サイズの窓を中庭側にも2面同じ高さで設置してあります。


この窓の大きさが絶妙で、吹き抜けを間に挟むことでFIX窓との間に少し距離ができ、ロフトスペースからの眺めはまるで額に入った絵画のように見えたりと、贅沢な空間になっています。


壁全面の大開口な窓にも憧れますが、プライベート感を優先しつつ夏は深緑、秋は紅葉、冬はたまにですが雪景色と、四季折々に桜が変化する様子を眺められたり、普通とはまたちょっと違った窓の演出が出来るところがとても気に入っています。


生活空間としての使いやすさ


ロフトスペースには森田アルミ工業のpid4Mを設置し、室内干しスペースとしても活用しています。pid4Mは巻き取りも簡単で場所を取らず、ワイヤーを出しっ放しにしても悪目立ちせずにインテリアも損なわないところがお気に入りです。


ここに洗濯物を干す最大のメリットは、乾きの早さと臭いがつきにくいこと。我が家は特に2階の廊下まで吹き抜けているので、室内の空気の容量が普通のお部屋より圧倒的に大きいことが影響しているのかもしれません。


狭い空間を少しでも効率良く使いたいと思い、奥行きのある窓枠にサイズをピッタリ合わせてハンガーホルダーを自作して設置しました。


ひたすら“非日常な空間づくり”を意識して突き詰めた家づくりでしたが、寝室が狭いから広げたら中庭に無かったはずの物干しスペースが出来たり、開放感を求めて吹き抜けを作ったら洗濯物の乾きが凄く良かったなど、ちょっとした工夫で日常の利便性さえ兼ね備えてしまうことが多々ありました。


それは偶然でも良くて、我が家は決して計算され尽くした家ではないのです。行き当たりばったりですが、そんな家づくりや今の暮らしが気に入っています。今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!



おうちにいながらも“非日常を感じられる”ってどんな感じだろうと思いませんか?実は以前、noboさんのおうちにライブでお邪魔させていただいたことがあるのですが、お伺いしてみて納得。


四方を囲まれたウッドデッキは、外からは見えないという安心感はすごくあるのに、外の空気はしっかりと感じられ、家の中でも外でもないような不思議な感覚になったのを覚えています。


吹き抜けのロフトも大きな窓から見える景色をゆったりと楽しめる場として、大人の空間でありながらもワイヤー1本ですぐに生活の場に変化したりと、日常の中に非日常が上手く溶け込んでいて、どこか落ち着く居心地の良い空間がそこにはあります。


後悔ポイントだというウッドデッキの材質もいずれ新しいものへと変わるのでしょうか?暮らしてみて初めて分かることも沢山ありますよね。まだまだ続いていくnoboさんの家づくり、今後の展開も楽しみです!


これから家づくりを検討されている方は、案外難しく考えずに好きなこと・ものを盛り込んでみたら、それが自分に取って暮らしやすいカタチになっていくのかもしれません♪

noboさん、ありがとうございました!


(編集:megu)


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