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開けたら誰もが一目で分かる食器棚収納
前回のコラムでは備え付けのシステムキッチン側の収納について、スッキリした見た目と家族が使いやすい収納を叶えるために大切にしていることについてお話しました。
そして今回は背面の食器棚収納において、工夫や意識している点についてお話したいと思います。
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取り出しやすさを意識した収納
食器棚は結婚と同時に購入したもので元々グレーでしたが、5〜6年前に外側を水性ペンキで白く塗りました。ちなみに、前回のコラムで紹介したシステムキッチンの引き出しも元は違う色のタークブラウンでしたが白く塗り直しています。
食器棚に収納しているものを上から順に説明していきたいと思います。
◯食器棚上段
上部のスペースは主に食器を収納。右側からご飯茶碗やどんぶり・皿・ポットやカップ類を収納していて、使う頻度の多いものをこどもたちでも届く下2段に入れています。我が家には3人こどもがいて一番下の娘が小学3年生、下2段までは娘が背伸びせずに届きます。
続いてカップ類は訳あってマグカップとグラスを左側、夫が晩酌する際に使うカップを右側と分けて収納しています。
理由はシンプルで、扉を閉めると左側の扉の中は見えなくなりますが、夫がよく使うカップ(右側)は見えたままの状態なので晩酌する際に迷わず楽に取り出せるから。また夫は左利きなのもあり、取り出しやすいようにとカップは左側に収納しています。
我が家ではのどが乾いたら浄水器の水を飲む習慣になっていて、こどもたちが普段水を飲む際に使うコップは収納せずに出したままにしています。
中央上から2段目にはお茶セットやお気に入りのマグカップなどを収納しています。
つい増えてしまうガラス容器や空き瓶は、ここに入る以上は持たないと決めて気に入ったものだけを収納するようにしています。
引き出しの中も分かりやすく
食器棚下のスペースは引き出しになっていて、普段使う食器やカトラリー以外にストックや家族の予定、学校から貰ってくるプリント類なども収納しています。
◯引き出し上段
上段はカトラリー類とミトン・コースターなどを収納。キッチン入り口近くの右側に普段使うカトラリーをアイテムごとに入れ、奥にあたる左側にたまに使うものをまとめて収納しています。
食事の際に必要なカトラリーを各自で準備するスタイルなので、みんなが取りやすいように収納にしています。箸はこどもと大人で分けていて、こどもは1人2本ずつ・大人用の箸は取り箸としても使うので多めに。
今年の春から長男が中学生になり、給食時に使う箸やスプーンを毎日持っていくようになったため、左から2つ目のスペースを長男用に確保しています。
◯引き出し中段
中段は鉢やこどもたちが使う皿などを収納していています。
鍋敷きやこどもたちが使う皿は引き出しに立てて収納しておけば、普段おやつを取り分けたり休日の昼にカレーやパスタをよそったり、夕飯時ダイニングに鍋敷きをセッティングしてもらう時など、こどもたちにお手伝いをしてもらう際にスムーズな出し入れができておすすめ。
◯引き出し下段
下段引き出しには普段食べているもののストックを収納しています。無印良品の収納用品を使って大まかに仕切り、収まる分だけをストック。
調味料など常備しているものは一つずつストックしていて、使うタイミングで買い足せるよう自作のマグネットで管理しています。
こどもたちのおやつも収納スペースを決めていて、食べかけのものや開封したものから食べてもらうような仕組みを採用。
電子レンジ下の引き出しにはすり鉢やトレイなどたまに使うもの、家族が使うものなどを収納しています。
右側手前には使い捨ての手袋・箸・アルコールなどを収納し、左に夫スペースを作っていてお酒・水筒・おつまみなどを。奥は右側が薬、左側が息子たちのサッカーで必要な捕食や飲み物などのストックを収納しています。
引き出しにはこどもたちが学校から貰って来るお便りなども保管していて、こどもたちが自分でファイルを出して予定を確認できるようにしています。
上部の食器棚の扉内側には、月の予定やイベントなどのプリントを挟んでいます。
キッチンは毎日家族が何度も出入りし、我が家のほぼ中心に位置する場所なので、キッチンに予定やお便りを収納しておくと家族みんながスムーズに確認できているように感じます。
家族への思いやりを感じる食器棚
見た目をスッキリさせるために食器や食品は極力しまっていますが、引き出しの中は“開けたら誰もが一目で分かる”収納を心がけています。
同じものは重ねて収納していますが、異なるものは立てて収納し行方不明のものが無いよう、家族が分かるように仕切るための収納用品も活用し、家族が迷わず出し入れできる収納を作るのもスッキリした見た目をキープする秘訣だと感じています。
また食器棚の中に収納している食器は来客用のものはなく、すべて普段から使っているもののみ。家族5人に対して数が多いと感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、器が大好きで持っている器は全て使っていますし、この量以下に今は減らせません。
その中で増えすぎないように“この食器棚に入る分だけを大切に使う”と自分の中でルールは設けています。年に1回は器を見直すようにし、気に入ったものに出会った時に罪悪感なく迎え入れられるよう収納場所は常に余白スペースを作るように工夫しています。
私のようにどうしても減らせないものがある方は、減らすことだけにこだわると片付けがストレスになってしまうので、数ではなくご自身のちょうどいい量をぜひ意識してみて下さいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
takaさんキッチン収納まとめ
◯中央上2段目お茶セット
・スカンジナビクス・ヘムスロイド(SKANDINAVISK HEMSLOJD)社のブレッドバスケット
(サイズ:W27×D17×H7cm)
(サイズ:約幅26×奥行18×高さ12cm)
◯左側引き出し1段目(すべて無印良品)
(サイズ:約幅15×奥行11×高さ4.5cm)
(サイズ:約幅15×奥行11×高さ8.6cm)
・手前:木製ケース
(サイズ約幅26×奥行10×高さ5cm)
(サイズ:約210×135×160mm)
(サイズ:幅12×奥行12×高さ17.5cm)
◯左側引き出し3段目(すべて無印良品)
(サイズ:約幅15×奥行22×高さ16.9cm)
(サイズ:約幅15×奥行22×高さ8.6cm)
・ポリプロピレンファイルボックススタンダードタイプ・ワイド・1/2
(サイズ:ホワイトグレー・約幅15×奥行32×高さ12cm)
(サイズ:ホワイトグレー・約幅10×奥行32×高さ12cm)
・ポリプロピレンメイクボックス(上記参照)
(サイズ:ホワイトグレー・約幅10×奥行32×高さ24cm)
使いやすい収納方法はひとぞれぞれ異なると思いますが、takaさんは家族の目線に立って、収納方法を考えていらっしゃるのがとても印象的でした。
私自身、料理中にボウルが取りづらいと感じる時があったり、旦那さんに「あのお皿ってどこにある?」なんて聞かれることがお恥かしながら結構あります。これも1アクションで取れる場所に変えれば解決しますよね。
さらに言えば、どこに何が収納されているのかを家族全員が把握していれば、互いのストレスも軽減されるのではないかと思いました。
takaさんのように“開けたら誰もが一目で分かる”整理収納術をはじめてみるのは家族にとっても大切な一歩になると感じました。
自分なりにカスタマイズを重ねることが、納得のいく使いやすさに繋がっていくのではないでしょうか。早速、我が家もキッチン収納を見直してみたいと思います!
takaさん、ありがとうございました。
(編集:saya)
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