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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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LDKとの繋がりを感じる癒しの空間
前回のコラムでは経年変化を感じられるようなキッチンについてお話ししました。
今回は、家の外にありながらもLDKとの繋がりや四季を感じられる庭について詳しくお話したいと思います。
uuummさんのコラムはこちらよりご覧いただけます。
庭づくりのイメージ
庭づくりにおいてネットや本は一切調べることも無く、唯一参考にしたのは設計士さんのご自宅のお庭でした。 キッチンのイメージづくりではSNSの情報にとてもお世話になったのですが、庭はびっくりするくらいあっさりとイメージがまとまっていきました。
最初は家自体を完全なコートハウスにしたいと思っていたので庭は真四角でなるべく広く、鑑賞用として使うことをイメージしました。
しかし家の設計は土地の形が変わっているのを有効活用すべく、今のセミコートスタイルに。庭に面した南向きの大きい窓からはLDKのどこにいても庭を眺められ、日中冬はよく日が入り、夏はあまり日が入ってこないように考えられています。
更にトイレや洗面、浴室以外全ての部屋から庭が見えるように設計していただきました。 玄関からも見えるので、帰宅時や来客の際にも視線の先には庭があるようになっています。
設計当初は植栽も一切なしでだだっ広い庭をイメージしていましたが、設計士さんの提案でアオダモともみじを植えました。高さのある木を植えたことで夏は日除けになり、一年を通して目隠しにもなるので景観の良さも含め植えて良かったなと思っています。
庭に芝を敷くのはゴルフが趣味である夫の強い希望でした。家が完成したら庭でゴルフの素振りをしたり、うさぎを散歩させたり、時々縁側に座ってお茶やバーベキューができたらいいねと2人で話しイメージを膨らませていったのを覚えています。
縁側のある暮らし
LDKの窓に沿って長い縁側があり、庭に出て縁側の端から全体を見渡す光景ががとてもお気に入りです。
ウッドデッキという選択肢もありましたが、本物の木はどうしても経年劣化するので面積が広い分メンテナンスの手間とコストが掛かりますし、芝の面積をなるべく広く取って寝転んでも余裕があるようにしたかったので採用には至らず、家づくり当初から縁側を作ることに気持ちの揺らぎはありませんでした。
視線を外す壁
庭と外を隔てる壁は、コンクリートの打ちっぱなしに。 最初は漆喰の壁を希望していましたがこれが中々難しく、新たに設計士さんから提案されたのがコンクリートの壁でした。
完成するまでは打ちっぱなしの跡がどう見えるかな?と思っていたのですが、外壁との統一感や景観を損ねることもなく、経験豊富な設計士さんを信じてコンクリートにしてよかったと思っています。
壁の高さは180cmほど。庭に立った際に人目は全く気になりませんが、壁の高さも迷ったポイントでした。
私たちは家の中からも外が完全に見えないくらいの閉鎖された空間を希望していましたが、どうしても圧迫感が強くなりすぎるため、設計士さんから代替え案として「家の中で椅子に座った時に道路を走る車が隠れて見えないくらいの高さにしませんか?」と提案いただき、今のスタイルに落ち着きました。
庭に面した窓にはカーテンではなくブラインドをつけているので日中は全開になります。実際に暮らしてみて、椅子やソファに座っている時は全く気になりませんが、 家の中を歩き回ったり、立ったままついついテレビを見たりなんて時には外を歩く人影が気になることもしばしばあります。
この点についてはこれから工夫しながら更に暮らしやすい方法を見つけていきたいなと思っています。
木の温もりに憧れて
LDKのアクセントにもなっている大きな窓。「窓枠は木にする!」と家づくり当初から決めていました。 減額案でアルミサッシも検討してみましたが、これに関しては私たち夫婦にとって家づくりの要の部分だったので、外すことのできないポイントでした。
この大開口の木枠の窓が庭とリビングに繋がりを生み、とても広く感じさせてくれます。
外壁の色を選ぶ際には木材の色を基準にして実際に何度もサンプルを壁に当てたり、設計士さんが屋根に登って当ててくださったのを遠目で客観的に見たりしながら、最終的に設計士さんが手がけたお家でよく使うレッドシダーを採用しました。じっくり悩み、考え抜いた外壁に大変満足しています。
余談ですが、監督さんと設計士さんの薦めで、雨樋はガルバリウムのものにしました。 少し値段は張りましたが、とてもかっこいいのでこれにして正解だったと思います。
四季を感じるプライベートな空間
庭を広く取ったおかげで、家の中にいながら紅葉を楽しむなど四季を感じることもできます。これ以上植物を植えるスペースはないので、いずれプランターで育てる植物を縁側に置いたり、野菜を育てたりしたいなと思っています。
設計当初は観賞することをメインに考えていた庭ですが、最近は“庭でご飯を食べるブーム”がやってきていて、コーヒーを淹れて縁側でおやつをいただいたり、ベーコンを焼いたりアヒージョを作ったりとデイキャンプ気分を楽しんでいます。
他にも暖かい日にはうさぎをお散歩させたり、夏には線香花火をしたり、遠くに行かなくても充分楽しめるので家での暮らしの幅が広がったと思います。
ある日、泊まりに来た友人が朝起きて縁側に座って空を眺めているのを見かけました。ゲストにもリラックスしてもらえる空間を作ることが出来たのかなとちょっと嬉しくなりました。
今ではない生活は考えられないくらい、この庭を作ってもらってよかったと思っています。今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
家づくりには沢山決めないといけないことがありますね。外構もそのうちの一つ。インテリアと違ってイメージがまとまりにくい部分でもあると思います。
広いお庭があるとどうしても色々と欲張りたくなりませんか?ウッドデッキに植栽、家庭菜園をしたいなんて方もいるかもしれませんね。
uuummさんのお庭は2本の木と芝と縁側のみ。潔くシンプルなお庭は一つ一つのアイテムが際立ち、存在感も抜群です。家づくり当初にご夫婦で語り合った理想の庭がここにはありました。
最近ブームがやって来たという“お外ご飯”もこれから芝が青々とし暖かな季節になって来たら、もっと楽しみの幅が広がっていきそうですね♪
uuummさん、ありがとうございました!
(編集:megu)
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