【暮らしのインテリア】北東の角に位置する寝室、妥協せず工夫を凝らして快適な空間へ～１０年目の自分らしい暮らし（sario.lsさん）

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寝室は可能な限り快適な空間へ

執筆者：saori（＠sario.ls ）さん

こんにちは、saoriと申します。

私は築１０年となる約７０平米の２階建ての注文住宅に夫と息子の３人で暮らしています。

前回のコラムに引き続き、今回も１階にある寝室について詳しくお話していきたいと思います。

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寝室として選んだ理由

改めて１階の間取りをお話すると、１階は玄関、洋室３室（寝室・こども部屋・予備室）、トイレ、階段と階段下収納があります。夫婦の寝室は玄関を入って廊下の突き当り、一番奥の北東の部屋にあたります。

我が家は南西向きで、そこから北東である奥に伸びる細長い変形地に立っています。住宅密集地のため両隣との距離も近く、かつ間口も狭いため、日が当たるのは南西にある道路に面した部屋だけです。

リビングのある２階は南西のベランダに面した掃き出し窓に加え、天窓を取り入れることによって明るさを確保できました。

しかし１階の一番奥にある洋室については、スペースの関係上明るさを取り入れるのが難しかったため、用途については夫婦の寝室一択となりました。

理由は、私たち夫婦は共働きのため昼間は家にいないから。

平日は帰宅しても食後はリビングでくつろぎます。寝室に行くのは本当に寝る直前。寝るだけだからと日が当たらなくても大丈夫、と割り切りました。

物寂しくならない空間づくり

とはいえ眠る場所も可能な限り快適で気持ちの良い場所にしたいという想いはありました。

まず設計段階で床は無垢のパイン材を選びました。もともと全室無垢の床にする予定ではありましたが、無垢の床にしたことで湿気を抑えられると考えたからです。

続いて日が当たらず薄暗く物寂しい雰囲気にならないよう、東側の壁紙はベージュ色を選び空間に変化をつけました。またプライバシーに配慮し、採光用の細長い窓を天井近くに設けて最小限の明るさは確保しました。

ベッドを中心に空間を半分こ

この約６畳の寝室は寝る場所という役割の他に、個室を持たない私たち夫婦のプライベートスペースの役割も担っています。

部屋の真ん中にシングルベッドを二つ並べて置いており、入り口から入って手前のベッドが夫、奥のベッドが妻（私）となっています。そして自分のベッドのある方が自分のスペース、というように空間をわけています。壁一面のクローゼットもベッドを境界線に半分が自分のスペースです。

またベッドと壁の間が自分のプライベートスペースとなっていて、お互いにここは干渉しないのが暗黙のルールです。

小さな北欧ビンテージのチェストは夫側。スマートウォッチやスマホの充電をしたり、寝る前に読む本を置いたりし、引き出しには手帳や読みかけの本などを入れているそうです。

壁とベッドとの間の空間に会社用バッグを置いています。夫は帰宅するとここにバッグを置き着ていたスーツをフックにかけ、部屋着に着替えて２階のリビングに上がってきます。

私側にはビンテージのセブンチェアを置いてサイドテーブル代わりにしています。TVを置いている本棚の右側２マスも私の個人的なスペースで、上段にはアクセサリー・下段にはインテリアやライフスタイルに関する本を並べています。

私も帰宅するとベッドルームに直行してベッド脇にバッグを置き、クローゼットにコートや服をしまい、部屋着に着替えてから２階に上がります。

大人にも日々使うものや大切なものがありますよね。そういったものを置いておける自分だけの空間があるのは大切だと思います。ベッド脇にある幅５０cmの小さなスペースですが、自分の部屋かのように好きに置いています。

プライべートスぺースがあると家族の共有スペースに自分のものを持ち込むことも少なくなり、リビングがすっきりする効果もありますよ！

今回も最後までお読みくださりありがとうございました。

夫婦二人のものを半分にわけたことで動線がスムーズになったり、それぞれの大切なものを収納できる場所が確保されていたりと、限られた空間の中に様々な工夫がありました。

一見"寝るだけの部屋"だった寝室が、妥協せず考え抜いた結果、個室に変わるプライベートな空間にと様変わり。

おうちの中で、ここは日も当たらずメインではないし…なんて場所も、saoriさんのようにちょっと意識を変えるだけで心地よい空間になりますね。

saoriさん、ありがとうございました！

（編集：saya）

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