【暮らしのインテリア】効率を重視した見せ方・隠し方。今の私にちょうどいいキッチンインテリア~無垢の家で暮らす(koko_ieさん)

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変化を楽しみ、使いやすくなっていくキッチン背面


執筆者:こち(@koko_ie)さん


私がおうちの中で特にこだわったのがキッチン背面。飾り棚とカップボードだけのシンプルな造りですが、その分家電や小物によって印象がガラリと変わるため、日々模索している場所でもあります。


今回は、飾り棚の“見せる”部分とカップボードの“隠す”部分についてお話したいと思います。


こちさんのコラムはこちらよりご覧いただけます。


素材と色でまとまりを大切に


飾り棚は造作で、カップボードとのバランスを見てサイズや位置を決めました。


◯飾り棚サイズ

・上段:幅1800mm×奥行き200mm

・下段:幅950mm×奥行200mm


・カップボード天板⇄飾り棚下段まで:450mm

・下段から上段まで:250mm


鍋敷きやミトンを掛けているツールバーと包丁を収納しているマグネットナイフラックは自分で後付けしました。どちらもIKEAのものです。


置いているものはほとんどがコーヒーやお茶の道具。使い方は“飾り棚”というより“見せる収納”の方が近いのかもしれません。


ここは使っていくうちに変化していった部分。入居当初はポストカードや時計などの雑貨を飾っていましたが日々コーヒーを淹れたりお茶を作ったりする中、使用頻度の高いものは出しっぱなしが効率的だということに気付き、自然と飾り棚に飲み物関係の道具が増えていきました。


ちなみに色は黒・白・自然素材のものでまとまりをもたせるようにしています。


こうして増えていった道具たちはどれも私のお気に入りで、「置く」よりむしろ「飾る」という感覚で飾り棚に配置しています。


壁面を利用した荒物コーナー。この場所を我が家では縄文コーナーと呼んでいます。自然素材のものたちが温かみのある空間づくりに一役買ってくれています。


私にとってキッチン背面は収納とインテリアのどちらも兼ね備えた機能的な場所になっています。


“見せる”カップボードの作り方


カップボードはキッチン同様ウッドワンのスイージーのもので揃えました。ウッドワンに間取り図を持って行き、設計していただいたこだわりの場所。


◯カップボード詳細

・サイズ:幅2290mm×奥行き434mm×高さ850mm(高さはキッチンと揃えています。)

・引き出し内寸:幅630mm×奥行き320mm×高さ130mm(上・中段)/300mm(下段)


ここにはキッチン家電を置いていますが、家電はどうしても生活感が出やすいので壁紙やカップボードの天板に馴染むようにできるだけ黒とシルバーのものを選んでいます。


家電を主張させないことで、その他の小物が引き立つように。使い勝手がいいので、ここに置いているものも飲み物関係の道具が多くなっています。


大容量!隠す収納で使いやすくすっきりと


カップボードには9個の引き出しがあり、動線を考えながらジャンル別に収納しています。


◯左側・上段

キッチンの調理スペースに一番近く、手の届きやすい引き出しなので調味料を収納。電子レンジやトースターの真下に位置していることもあり、ラップやホイルなどもこちらに。


◯左側・中段

保存容器をまとめて収納しています。


◯左側・下段

下段にはお米やブレンダー、トレーなど高さのあるものを収納しています。


米櫃は野田琺瑯のラウンドストッカー21cmで、5kgのお米がぴったり入る大きさです。


◯中央・上段

カトラリーや椀を収納しています。


ケースは無印良品のポリプロピレン整理ボックス2とポリプロピレンメイクボックス・1/4縦ハーフ(廃番)を使用しています。


◯中央・中段

取り皿や豆皿、小鉢などを収納しています。 


◯中央・下段

こちらには大皿を収納。使用しているトトノのディッシュスタンドは、収納力をグッと上げてくれる画期的なアイテムです。


トトノを採用されている方も多いかもしれませんが、大皿は立てる収納が断然使いやすいので高さのある引き出しには立てる収納をオススメしたいです。


◯右側・上段

冷蔵庫に一番近い引き出しなので、使用頻度の高いグラスを収納しています。


◯右側・中段

マグカップや湯呑、ピッチャーなどを収納しています。


◯右側・下段

丼鉢や使用頻度の低い食器、背の高いグラスなどを収納しています。


全ての引き出しに滑り止めマットを敷いていますが、高さのあるグラスはやや不安定なので開閉するときに注意が必要です。


引き出し収納のメリット・デメリット


引き出し収納のメリットはなんといっても出し入れのしやすさ。手前のものが干渉しないので、奥のものをスムーズに取り出せます。


上から出し入れする際も、どこに何があるのか一目で分かるので片づけもスムーズ。地震対策にもなるので大事な食器が割れるリスクも最小限に抑えられます。


飾り棚にお気に入りのうつわを飾ることにも憧れましたが、割れたときのことを考えると気が気じゃないので食器はすべて引き出しに入れています。


デメリットは、引き出しの深さが決まっているので入れたいものが入らない場合があること。逆に深さがありすぎてスペースが無駄になってしまう場合もあります。我が家も深さのある引き出しがイマイチ活用しきれていません。


可動できる棚とは違い、入れられるものが限られてしまうので、設計段階から何をどこに収納するのかをある程度シミュレーションしておく必要があるかもしれません。


我が家はカップボードの隠す収納のおかげで、飾り棚のインテリアをより引き立たせることができたと思っています。これからも使い勝手によって頻繁に変わっていくキッチン背面を見守っていただけたら嬉しいです!


今回でキッチンについてのコラムはおしまい。次回は洗面所についてお話したいと思います。今回も最後までご覧くださりありがとうございました。



全4回にわたりお話していただいたこちさんのキッチン。


以前のコラムでも触れていたように、ステンレスやアクセントクロスの引き締める部分と自然素材のナチュラルなイメージをバランスよく、あえて生活感を演出した場所。


素材やカラーを抑えて家電のテイストなどに気をつけることでまとまりがでて、あえて“見せたい”小物に目が行きますね。必ずしも「ものが少ない=すっきり」とは限らないということがこちさんのキッチンを見ているとわかります。


コラムの回数を追うごとに実はちょとずつ変っていったキッチン背面を見るのが毎回楽しみでもありました。


生活スタイルの変化によって使うものも変わるように、置く場所や見せ方も変えていく。縄文コーナーと名付けられた一角もそのひとつ。少しずつお気に入りのものを増やして変化させていく、それが暮らしを楽しむことにも繋がるのだと思います。


次回、洗面所についてのコラムも楽しみです。こちさん、ありがとうございました!


(編集:megu)


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