【暮らしのインテリア】ベースはシンプルに。変化を楽しむ終わりのない家づくり~どこにいても家族を感じるセミコートハウス(________uuummさん)

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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。


注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。


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「余白」を大切に。家で過ごす贅沢なひととき



執筆者:uuumm(________uuumm)さん


前回のコラムでは設計士さんと考えて作り上げた、家時間を楽しむ庭についてお話しました。


5回目となる今回が最終回。まだご紹介できていない玄関や水回り、寝室についても触れながらお話したいと思います。


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“和”のテイストを取り入れたこだわりの玄関


家全体に共通して言えますが、玄関も“コンパクトな中に余白を作ること”を意識しています。


当初の予定では大きな土間の玄関をプランニングしてもらうつもりでした。しかし現実的に考えてみて、我が家の土地の広さに対してそんなに大きな玄関が本当に必要かと考え直し、コンパクトにしてもらうことに。


その代わり、玄関を入って左のシューズクロークはゴルフバッグ2つが置けるような広めの空間を作っていただきました。


モルタルの床もこだわりのひとつ。


そして玄関を入って正面に緑が見えるよう、設計してもらいました。 見えているのは山紅葉です。


最近“和”の要素を取り入れるのが好きなので、玄関のインテリアも和を感じられるようなものを選ぶようになりました。 


我が家にとってこの山紅葉は大きな存在。四季に合わせて変化していく姿を楽しんでいます。


玄関ドアは引き戸にし、材質は無垢のシダーウッドを採用しました。


アプローチにはモルタルのベンチがあります。ここは座るよりも、花を置いてインテリアとして使うことの方が多いです。


設計士さんの提案で石畳を敷いていただいたのですが、実際に暮らしてみてこの石畳の魅力をひしひしと感じています。 可愛らしいイメージを抑えてくれる石の存在がとても大きいです。


暮らしに寄り添う照明の取り入れ方


今は季節的に虫がよく集まるので、あえてライトの点灯箇所を減らしていますが、エントランスはこのような感じです。


リビングのダイニングテーブルを照らすライトだけをつけて仕事に出て、暗くなって帰宅した時の雰囲気を楽しんでいます。


休みの日は夕方の時間をなるべく長く感じていたいので、極力全部の電気をつけるのを避けて自然光とダイニングとキッチンのペンダントライトだけで夜を迎えることも多いです。


夜は主人がテレビを観たりするので明るめに電気を点け、お風呂から上がった後から寝るまでは調光ライトの一番小さいライトで就寝の雰囲気を作っていきます。


それぞれのライトのデザインももちろん気に入っているのですが、ライトを点ける場所や調光の明暗で部屋の濃淡を楽しむことの面白さを感じています。


動線を意識した家事ラクな間取り


洗面はキッチンの裏側にあり、その奥に脱衣場→お風呂と続きます。


洗面ボウル・鏡共にサンワカンパニーのものを採用しました。実は洗面ボウルは当初マットグレーを予定していましたが、予算の関係で減額することに。


当時はグレーに夢中になっていましたが、今はいろんな色のものを一緒に飾りたいといった気持ちがあり、シンプルに白が何にでも一番合わせやすいなと実感しているので、これにして本当によかったです。


面材はナラの一枚板です。 生活で使用していくうちに破れてきていてシミもつきますが、機能面で交換の必要が出てくるまで木にしか出せない雰囲気と変化を長く感じられたらいいなと思っています。


脱衣場とクローク⇄寝室⇄洗面がつながっているので、家事をするのがとても楽です。平屋のメリットの一つは動線がスムーズなこと。


脱衣場を広く取ってもらったので、洗濯物を取り込んだら脱衣場に持って行き、そこで畳んだりアイロンをかけたりしてそのままクロークに収納することができ、洗濯の一連の動作がスムーズです。


洗面の横には寝室があります。寝室は特に“寝る”だけの場所なので、どうにかインテリアを楽しむことができないか試行錯誤中。出窓があり、そこに植物を置いて楽しんでいます。


お気に入りの場所


LDKはもちろん好きなのですが、最近特に好きなのが玄関から入って右にあるこども部屋を予定として作った空き部屋。


大きな窓の前で椅子に座って本を読んだり音楽を聞いたりお香を焚いたりします。 


建ててから始まる本当の家づくり


私にとって家づくりは自分自身に対しての大きな発見でした。


こんなにインテリアが好きなのか、何かを作ったり欲しかったひとつのもののために遠くに出かけたり、意外と行動派ではないか!と。家の中でもリラックスして座っているよりも、何かしら忙しなく動いています(笑)


リラックスするために建てた家ですが、部屋の中をウロウロしていろんな場所を今の自分好みに変えていくのが楽しくて。もちろん外出するのも大好きなのですが家の中にいる時も常に遊んでいるような感覚なのだと思います。


家が建った当初はそれが“完成”だと思っていたのですが、完成した時がスタートラインのようなものだなあと今だからこそ感じています。


この家を建てて本当に良かったと思います。

楽しみがぐんと変化し、広がりました。もし2年前に戻ってもう一度初めから家を建てるとしても、平屋であることが絶対条件なのは変わらないと思います。


今の家にはもちろん満足していますが、贅沢を言うなら今の家に住みながら別荘感覚でもう一軒建てたいですね(笑)


どんな家を建てるかもすごく大事な部分だと思うのですが、インテリアを楽しんでいくという意味では建てる家はあくまでベースになるもの。


インテリアを楽しむ上で、完成した家はさらに自分らしく変えていく。家との長い付き合いの中で変えていきたいもの、環境に合わせて変えなければならないものが必ず出てきます。それをどう変えていきたいかはその時にならないとわからない。予想はできないと思うのです。


建てる段階でこだわるポイントは詰め込みすぎずいくつかのみに絞る。そうすればおのずとシンプルに近づいていくのかもしれません。


このコラムを通じて自分の今の考えを振り返るいい機会になりました。最後まで見てくださり、本当にありがとうございました! 



この先何年、何十年と暮らすことになるかもしれない家。何年も先のことは予測して準備することはできても、その通りになるとは限りませんよね。


今の“好き”が“10年後の好き”と同じとは限りません。だからこそ「家づくりは完成した時がスタートライン。」その言葉にとても共感しました。


uuummさんの家づくりは全てにおいて「余白」を大切にされています。


最初から作り込むのではなく、家との長い付き合いの中でインテリアを足したり引いたり。こだわりをあえて詰め込みすぎずに余白を持たせ、その時々の変化に柔軟に対応できる身軽なインテリアが素敵だなと思います。


実はご自身でも新たな発見だったというuuummさんの行動力で、暮らしやインテリアがどのように変化していくのか、これからがますます楽しみになりました♪


uuummさん、長い間連載していただきありがとうございました!

(編集:megu)


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