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使い勝手のいい収納と、憧れの「飾り棚のある暮らし」を叶えるために
こんにちは、おはるです。前回のコラムでは、キッチン前編としてわが家のキッチンのこだわりをお話しさせていただきました。
しかし、こだわりを実現させたものの、実は家づくりの中で一番モヤモヤの多い場所でもあったのです。。。
そこで今回は、いくつかの後悔から今の暮らしに合うように少しずつ手を加えている背面部分にフォーカスし、キッチン後編としてお話したいと思います。
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生活がスタートして、初めて気づいたこと
家づくりをしていたのは今から約6年前。それからこどもが生まれ、ライフスタイルが変わり、あの頃の私は毎日こんなに長い時間キッチンに立っているとは想像もできませんでした。
とりわけ、料理が好き!というわけでもなかったので、プランの際はそこまで優先順位も高くなく...。 いざ、新しい家での生活が始まると、気になることがたくさん。後悔もたくさん!!
そんな理由から、暮らしながら、自分の使いやすいように少しずつ手を加えていくことにしました。
気になった点、その1。食器棚の位置
まず、気になったのが『食器棚』の位置。
キッチンに面している階段下を造作の収納スペースにし、上半分を食器棚として使っていましたが、食洗機から洗い終わったうつわを元の場所に戻す際、そこまで行ったり来たりするのが大変だと思うように。。。
そこで、なるべく一歩も動かずに食洗機から戻せるよう、すぐ後ろにあった元々はゴミ箱を置くためのスペースを3段の可動棚にDIYし、ふだん使いのうつわを置くことにしました。
◯before
◯after
ラタンのかごには、お茶やお菓子、お弁当グッズを。6年前とインテリアの好みも変わってきて、すっきりよりもどこか温かみがある方が今の気分。
既製品のカップボードですが、板とかごを組み合わせて、造作キッチンのような雰囲気をつくることができました。
ほんの数歩ですが、毎日のこと。食器棚の位置は、食洗機やシンクのすぐ後ろが一番効率的でした◎
気になった点、その2。何だかもったいない空間
2つ目に気になったのは、家電収納の中にできた、なんだかもったいない空間。
◯before
◯after
棚板を1枚追加して、収納力をUPしました。ここもかご収納にし、タオルやふきん等の布類、今はあかちゃんのミルク等を置いています。
気になった点、その3。圧迫感のある吊戸棚
3つ目に気になったのが『吊戸棚』。
“キッチンには吊戸棚”という固定概念があって、何の迷いもなくカップボードの上に吊戸棚を施工してもらいました。これは“寝室にはWIC”も同じことですね。
わが家のキッチンは、横は親世帯の壁、後ろは納戸という間取りのため窓に面していなくて、特に天気の悪い日は薄暗く感じます。
◯before
採光においては今更どうすることもできませんが、この吊戸棚を外したら圧迫感が減り、少しでも明るく感じられるのではないか...と考えるように。
空いた空間には憧れの飾り棚を付けて、お気に入りのカップや雑貨を並べてみたい!そんな気持ちが日に日に大きくなっていきました。
そこで、吊戸棚に収納していたものを見直し、収納場所がなくなっても問題がないかしばらくシミュレーション。高い位置というのもあり、普段そこまでモノを出し入れする機会もなく、必要ないと判断しました。
そして大工さんにお願いをして吊戸棚を外し、下地の見えてしまった部分は漆喰を塗り、新しくサクラの一枚板で飾り棚をつけてもらいました。
◯before
◯after
板のサイズは、幅1,640mm、奥行き180mm、厚さ25mm。北欧の家具をお手本に、端にはテーパーをかけてあります。 (テーパー:斜めにカットして先細りにすること)
いずれ素敵なランプをここに置きたいと思っているので、右奥にはコードの抜ける穴をあけてもらいました。
吊戸棚を外して、狙い通り開放感がうまれたキッチン。コラベルタイルと白い塗り壁とのコントラストも、個性が出て面白いと思っています。
飾り棚のある暮らし
吊り戸棚を外し、憧れだった“飾り棚のある暮らし”が送れるように。
コーヒーカップを並べたりと、信州の作家さんのものを中心に“ちいさなおうちギャラリー”を愉しんでいます。
ただそこにあるだけで美しい、和田麻美子さんの花器。
木でつくられた鳩の砂糖壺は、地元の民芸品。実は、こっそりアメ玉を仕込んであります 。
どこかアンティークを思わせる阿部春弥さんのうつわは、丈夫でふだん使いもしやすく、気付けば毎日必ず食卓のどこかに並んでいます。
変化を楽しめる家づくり
家づくり。一番は設計の際に後悔のないプランニングができればいいのですが、カタチになり、実際に住んでみて気付くことって沢山ありますよね。
そう思うと、プランをきっちりと詰めるのではなく、迷った部分はある程度フレキシブルに余白をつくっておくのもいいのではないかなと、最近は思っています。
後悔から、今の暮らしに合うように少しずつ手を加えて、お気に入りの空間になったわが家のキッチン。
棚板を1枚増やすだけで、収納力はもちろんですが気分も変わります。
私のように「吊戸棚に圧迫感が、、、」という声もよく耳にしますが、試しに扉を外してみるだけでも見える景色が変わってくるかもしれません◎
これからも、こうした変化を楽しんでいけたらと思っています。
「設計の際に後悔のないプランニングができればいいけれど、実際に住んでみて気付くことって沢山ある」本当にそうですよね。私自身も住んでみると、精一杯想像したつもりでも想像しきれていなかった点や、予想外の点がありました。
おはるさんの場合は後悔ポイントを見逃さず、それを解決するために動くことで使いやすく満足感のあるキッチンに繋がっています。
気になったことその3の「吊り戸棚を外す」は、以前の吊り戸棚のカラーから白い漆喰に変化したこともあり、広がりも明るさもアップしていますね。
吊り戸棚は実現するために業者さんの手が必要な方も多いかと思いますが、その1やその2なら自分自身の発想と行動で叶えられそうですから、まずはできることからはじめてみるのもいいですね。
好みのランプを置くための穴が開けてあるのも、楽しみの余韻が続く感じがしていいなと思いました。
「プランをきっちりと詰めるのではなく、迷った部分はある程度フレキシブルに余白をつくっておく」というのは、納得です。
おはるさん、今回もありがとうございました!
(編集:kaori)
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