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注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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「まずは10年先を考える」わが家の暮らし方
室内窓についてお話した前回のコラムに続いて、今回は室内窓の前にある造作カウンターとその同じ並びにあるキッチンについて、振り返ってみたいと思います。
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要望から生まれた造作カウンター
◯五月人形などを飾るスペースがほしい
◯パソコンをしたり新聞を読んだり、家族で共用できるスペースがほしい
私たち夫婦の、上記2つの要望からプランナーさんが提案してくださったのが造作カウンンターでした。
当時長女はまだ生まれておらず「リビング学習」という言葉も知りませんでしたが、約4年暮らしてきて、この造作カウンターは兄妹2人のリビング学習スペースとしてぴったりだなぁと感じています。
造作カウンターの奥行きは、実際に新聞紙を広げてみるなど夫とシミュレーションをして、450㎜でお願いしました。(夫がここで新聞を読んだのは、まだ1回だけですが…)
天板部分はナラの集成材で、カウンター脚は当初のアイアン窓枠(今は木製窓枠)に合わせて、上手工作所さんのアイアン丸脚を使っています。
ちなみに、次の項目でお話するキッチン前のカウンターもナラの集成材です。両親からもらった嫁入り道具の食器棚がナラ材で、その手触りや色味がとても気に入っていました。そのため、コストは高くなりますが、リビング部分の木材はナラ材で統一することにこだわりました。
わが家に合うキッチン探し
次に、キッチンについてですが、キッチンの向きや位置は変更しておらず既存のままです。実は、空間を広く使える壁付け型キッチンの方がいいかなと考えたこともありました。
でも、洗面との行き来ができる引き戸が設置されていて、家事動線として便利そうだったことから、既存の対面型のままでお願いすることにしました。
そして、キッチン本体はタカラスタンダードとクリナップ、あと業務用キッチンを候補として挙げていました。業務用キッチンは実物を見られないことと、自分にはうまく使いこなせそうにないと感じたことから早々に諦めました。
琺瑯製であるタカラスタンダードのキッチンと、ステンレスにこだわったクリナップのキッチンでずいぶん悩み、何度もショールームに通いました。
最終的には、空間をピリッと引き締めてくれそうなクリナップのステンレスキッチン(S.S)に決めましたが、レンジフードはタカラスタンダードのものにしました。琺瑯製で手入れが楽、そして自分で洗うことのできる点がとても気に入っていたからです。
こんな風に別のメーカーのものを組み合わせることができたのは、現場で指揮をとってくれるプランナーさんがいるリノベーションだからこそなのかなと感じています。
それからキッチンパネルは、プランナーさんと一緒にショールームへ行った際に「同じものを直接仕入れることができるので、もっと安くなります」と教えていただき、3万円弱コストを抑えることができました。
キッチンやトイレ等のショールームには、ぜひプランナーさんに同行していただくことをおすすめします!(実は、昨年末にリフォームをし、現在はキッチンパネル→タイルに変更しています。この話はまた、改めていたします)
今の暮らしに合わせたキッチン床材
キッチンの床材は、タイルのように見えるとプランナーさんがおすすめしてくださった塩ビタイルです。私は、本当は洗面と一続きでモルタルorタイルにしたかったのですが、初回のコラムで書いていた「夫に軌道修正される場面が多々出てくる」の1つがこの床材なんです。
他のことは好きにさせてくれた夫が「冬に必ずスリッパを履かなければいけないのは嫌」、「小さなこどもがいたら滑って危ない」そして「見た目より実用性!!」と、一歩も譲りませんでした。
マイナス面を経験できない分、「採用しなかったこと・実現しなかったこと」への憧れはずっと続きます。でも、こどもたちの様子を見ていると、今のわが家の暮らしにはこれでよかったなとも感じています。
「まずは10年先の暮らしを考える」そして「住みながらつくる」というわが家の方針が、より強固なものになったのがこの床材選びでした。
次回は、キッチンと続いている洗面とトイレについて、お話できればと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
マイナス面を経験できない分、「採用しなかったこと・実現しなかったこと」への憧れはずっと続くというsachiさんの言葉、グッときました。家造りにおいて、この気持ちを経験された方は少なくないと思います。
それでいて、これでよかったと言えるフラットな視線があるのは「まずは10年先の暮らしを考える」そして「住みながらつくる」という方針があり、そこへ繋がっている選択だということをわかっているからに他なりませんよね。
明確な基準を持つことは満足な家造りへと近道だなと読みながら再認識することができました。
sachiさん、今回もありがとうございました♩
(編集部:kaori)
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