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寛げる空間と使いやすい収納を兼ね備えたリビングダイニングに遊び心をプラス
執筆者:こち(@koko_ieさん)さん
我が家は、玄関を入るとすぐにLDKという間取りです。前回のコラムでお話させていただいた玄関収納はモルタルの土間やコンクリート風クロスなどを使った少し冷たいイメージになっていましたが、ドアを開けた隣のリビングダイニングはナチュラルテイストの強い空間になっています。
今回はそんなリビングダイニングを快適な空間にするために採用したポイントについてお話したいと思います。
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ほっとひと息つける空間〜陽射しと借景
私がリビングに一番求めたのは寛げる場所であることでした。一日の中でリビングにいる時間が一番長いので、ほっと一息つける空間になるように心掛けました。
そのために、日光をたくさん取り入れるように窓を大きく設けましたが、嬉しい事に、我が家の東面には緑地帯があり豊かな緑の借景を取り込むことができました。
さらっと決めた土地でしたが、思いがけない幸運でちょうどリビングから見える位置に借景がくるというのもぴったりで、おかげで何倍も寛げるスペースになりました。
また、テレビボードの下に設けた地窓も日の光を十分に取り込んで、明るい空間づくりに一役買ってくれています。
テレビボードは、工務店さんが造作のテレビボードとダイニングテーブルをプレゼントしてくださるとのことでしたので、希望を伝えて造っていただきました。
素材はパインの集成材、サイズは幅3480mm・高さ535mm・奥行き400mmで、床面からの高さは325mmになっています。地窓があるので、収まりのいい壁付け家具にできたのはとてもよかったと思っています。
グラデーションインテリアのバランスの取り方
リビングは借景をメインとした空間なので、その分インテリアは少し控えめにしています。ドライフラワーを飾ったり、季節物のオブジェを飾ったりするのが多く、窓から見える景色とあわせておうちの中で一番四季を感じられる場所になっています。
リビングからキッチンに掛けてはグラデーションインテリアになっていて、ダイニングは「ナチュラルなリビング」と「男前なキッチン」の間をとったような空間です。
アイアン脚のダイニングテーブルや椅子など、無骨な素材を組み合わせてLDK全体にまとまりをもたせるようにしていて、ヘリンボーンのテーブル天板やバラバラの椅子は、リビングが硬い雰囲気になりすぎないように採用したものです。
椅子をバラバラにしたのは他にも理由があって、座ってみたい椅子がたくさんでなかなかひとつに選べなかったというのもありますが、実は一番の理由は万が一どれか一つ壊れたとしても同じ椅子を揃える必要がないという点でした。
椅子はそんなに頻繁に変えられるものでもないですが、機会があれば部屋の雰囲気に合わせて椅子選びを楽しんでいきたいです。
ダイニング壁面への遊び心とコダワリ
実はダイニングの壁にちょっとした仕掛けがあって、温湿度計・気圧計の丸、ニッチ・リモコンの四角、一輪挿しの三角と図形型のものを配置して楽しんでいます。ほんの小さな遊び心です(笑)
リモコンニッチは配置にこだわり、白と黒のバランスやニッチとリモコンのバランスを工務店さんと一緒に細かく考えました。きれいに並べるとすっきり見えますし、出っ張りがないのでぶつかる心配もありません。
リビングダイニングの収納はカウンター下に
我が家のリビングダイニングにはクローゼットがありませんが、その代わりにキッチンカウンター下に収納を設けています。 リビングやダイニングで使うものって文房具・常備薬・化粧品などの割と細々したものが多いですよね。
アクセサリーや化粧品のサンプルなど特に細かいものは無印良品のメイクボックスを使って収納しています。用途によって仕切り付きのタイプを選べる点と重ねられる点が気に入っていて、ここの収納でとてもお世話になっています。
カウンター下収納はあまり入らない印象があるかもしれませんが、取説や光熱費の明細なども収納できてしまいます。取説はコクヨの個別ホルダーで仕分けして、無印良品のファイルボックスに入れています。 カウンター下収納は大物は収納できませんが、我が家にはぴったりな容量でした。
今回は我が家のリビングダイニングについてご紹介いたしました。寛げる空間と使いやすい収納で暮らしやすいリビングダイニングになったと思っています。これからも窓から見える借景を眺めて寛ぎながら、季節や行事ごとにインテリアを楽しんでいきたいです。
次回は大好きなキッチンについてお話させていただきます! 最後まで読んでくださりありがとうございました。
グラデーションインテリアって私は初めて耳にしましたが、雰囲気の違うインテリアを同じ空間に存在させる時に大切な感覚だなと思いました。
他にもニッチの中のリモコンの配置や白黒にまでこだわったり、ダイニングの壁では丸、三角、四角で遊んでみたりと、こちさんのバランス感覚の良さが発揮されたリビングダイニングになっています。
借景があるから飾りすぎない、と言うのもその一つで、それを造作のテレビボードで遮ることなくちょうどよく配置されています。
次回はグラデーションインテリアの重要な位置を占める「男前キッチン」をご紹介してくださるとのことで楽しみです。ご自身が「大好き」とおっしゃっている場所のお話をお伺いするのはこちらまでワクワクします。
こちさん今回も、ありがとうございました!
(編集:kaori)
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