【暮らしのインテリア】壁一面のオープン収納で、それぞれ趣味の時間を楽しめる場所〜家族みんなが寛げる空間づくり(____s913さん)

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注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。


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家族それぞれが“好き”な時間を過ごす空間


執筆者:Yuka(@____s913)さん


前回のコラムではお互いの気配を感じながらも区切られた空間を実現させたキッズスペースについてお話しました。


今回は、インスタでもたくさん質問を頂く場所でもある、本棚スペースと2階のインテリアについてお話したいと思います。


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趣味のスペースはオープンに


私たち夫婦の数少ない共通の趣味は、本を読むことです。


夫はたくさんの漫画本を所持していたので、新居には十分な収納スペースが欲しいと思っていましたが、書斎のように個室にしてしまうと、夫だけでなく息子が大きくなった時に部屋に篭って読んでしまうのではないかという懸念もありました。


家づくりにおいて家族のコミュニケーションを大切にしている私たちは、本棚スペースにも開放的な空間を求め、尚且つその空間がキッチンから見える位置にあってほしいとの想いを建築士さんに伝えました。


そしてリビング上を大きな吹き抜けにすることで、開放的でありながらもキッチンから見える位置にある、理想的な本棚スペースが実現しました。


棚の配置については、私がいくつかスクラップした写真から好みのイメージを伝えた上で、建築士さんが小説や漫画・雑誌など様々な大きさの本が無駄なく置けるようにと考えてデザインしてくださり、とても満足しています。


当初のプランでは今より少し狭い範囲の本棚でしたが、大は小を兼ねると考え、横幅は約283cm・高さは240cmと最大限まで広くして頂きました。


カラフルな漫画をたくさん並べてしまうとおしゃれとは程遠い仕上がりになるのではないかと諦めてはいたものの、少しでもインテリアに馴染むように、濃い目のグレーの塗り壁(EP塗り)とオーク材で仕上げてもらいました。


そのおかげかそこまでごちゃごちゃせず、案外部屋に馴染んでいるのではないかと思います。


本棚の前にはアカプルコチェアを1脚置いており、ここに座って読書をする時間が私のリフレッシュタイムになっていて、お気に入りのMUUTOのペンダントライトを付ければ程良い明るさになり、リラックスできます。


テレビ側の壁にもアルネヤコブセンのAJライトや廊下にはダウンライトがいくつかあるので2階全体を明るくすることも可能です。


本棚スペースを少し広めに取り、テレビを設置できるようにしたのも、こども部屋にテレビは置きたくないという想いから。まだまだ先のことですがもし息子がお友達とゲームをする時期がきたら、私の目が届くこの場所でしてほしいと願っています(笑)


集中力を育む隠れたスペース


本棚の裏側には小さな坪庭とピアノ室を設けました。ピアノ室の扉は引き戸で、開けた時は本棚の裏へ隠れるようになっています。


普段は開けっ放しにしていることが多く、息子が弾くピアノを私は1階でお料理をしながら聴くこともあります。


実はこの場所は最初の間取りではバスルームになるはずだったのを、途中で変更してピアノ室にしたという経緯があります。


元々は1階リビングに置く予定だったピアノも、個室になったことで集中して練習できるので、結果的にはここにピアノ室を造って良かったと思っています。


安全にも配慮した家づくり


1階からの吹き抜けを囲むスチールの手すりは開放感よりも安全性を重視し、素材やデザインを最後の最後まで悩んだ場所でもあります。


パネルタイプだと割れの心配やお掃除も大変そうというイメージがあり、縦桟や横桟タイプは隙間から落下するのではないかという不安がどうしても拭いきれませんでしたが、最終的に落下防止用ネットを張ることを前提としたデザインと階段と同じホワイトに統一することで落ち着きました。


手すりのデザインは床から7cmのところに中桟を1本取付けたことで、ネットをたるませずしっかりと張れるようになっています。


入居当時に夫が何時間もかけてネットを張ってくれたのも、今では良い思い出です。


2階には本棚スペースとピアノ室の他に、寝室・ウォークインクローゼット・洗面・トイレ・収納・こども部屋(2部屋)があります。


各部屋の建具は全てリクシルのハイドアで統一し、飽きのこないようシンプルにまとめています。床材は1階のリビングと揃え、IOCフローリングのカンヌブランという複合フローリングを採用しました。


家族皆がそれぞれに集うことが出来る本棚スペースは、デザインを真似したいと言って下さる方もいて、改めて造って良かったなと思えるお気に入りの場所になっています。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました!



本は読みたい時にサッと手に取れるのが理想的ですよね。しかし色も形も様々で、つい扉などで隠してしまいたくなるものでもあると思います。オシャレと実用性のバランスを取るのがとても難しい収納の一つではないでしょうか。


Yukaさんのおうちの本棚は、吹き抜けの大空間に濃いめの塗り壁で視線を引きつけて敢えてオープン収納にしたりと、隠すのではなく本が主役になるようなスペースになっています。お気に入りの椅子を置いて寛ぎの時間を過ごせるなんて、まるでブックカフェのようですね〜。「真似したい!」という声が挙るのも納得です。


ピアノ室が元々バスルームになる予定だったとは驚きましたが、少し奥まった個室にピアノを置くのも集中力も養われそうで、とてもいいアイデアですね。息子さんが奏でる音を聴きながら読書や家事が出来るのも、常にコミュニケーションが取れるように意識して家づくりをされているからこそ、実現する暮らしのカタチなのだと思いました。


Yukaさん、ありがとうございました♪

(編集:megu)


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