【暮らしのインテリア】自分自身が楽しめる「スタイルを決めない家づくり」とは〜地場の工務店で建てたこだわりのおうち(jun5___さん)

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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア・整理・収納・お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。


注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。


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「好き」を見つめた先にあるもの


執筆者:jun5(@jun5___)さん


前回前々回のコラムでは、私たちが家づくりで重要視した点や実際に工務店にお願いしたプランについてご紹介しました。今回からは実際の家づくりの完成までについて、お話していきたいと思います。


jun5さんの前回までのコラムはこちら


設計ができ上がるまでにしたこと


ある程度の設計ができるまでに、当初夫婦間で考えていたプランをもう一度見直してみました。理想と現実(予算)のすり合わせを行い、どうしても譲れないところだったり素材だったり、方向性について話しました。


それにより主人は木材の自然な色や素材感を好み、私は少し異素材のモールテックスやモルタル 、タイルといったどちらかといえば冷たく無骨な素材を使いたいことがわかりました。そこでどちらの主張も押さえながら落とし込んでいくことにしました。


この頃になるとお互いの得意分野で担当を決めて、任せるところは任せて相手の意見や行動に口出しをするのを控えていました。


「飽きない家」へのワクワク感


私は物を立体で捉えるのが苦手なため間取りだけ見てもイメージが浮かばなかったのですが、設計図が完成し初めて設計士さんがスケッチアップで3D画像を見せてくれたときの「ワクワク感」は今でも鮮明に覚えています。


「大きな箱が2つ乗っかっているの?この上のスペース何?面白い!」と、まず思いました。 


我が家の土地は前の道が若干坂道になっていて高低差のある土地だったので、そこをうまく利用して階段を5段ほど登ったら1階になっています。そのおかげで道路を歩いている人と目線が合わないようになりました。


この時点で私が初めにプラン出しした「変わった家・飽きない家」をクリアしたように感じました。


家づくりって楽しい!


毎週のようにある工務店さんとの打ち合わせが楽しみに変わり、主人が「家づくりって楽しいね」とボソッと帰りの車の中で言ったのを印象深く覚えています。 注文住宅にしたからには決めることも多いのですが、それを聞いて家づくりを楽しもうと率直に思いました。


それでも日当たりの問題は図面だけではわからず、実際に家が建っていくまで上手くいくのか半信半疑ではありました。


設計士さんが上棟式の日に2階に上り、落ちているテープで風向きなどをチェックしてくださいました。すでにこの時には窓などの位置は決まっていたものの、風の入り方、日の入り方を再度チェックしていただき抜かりの無さに感銘したものです。


スタイルを「あえて」決めない家づくり


初めはイメージを絞った方が内装を決め込んでいきやすいのかな?と考えていましたが、私はもともと趣味や好みがブレやすいところがありました。


例えば、少し前まではインダストリアル系が好きでしたが、結婚する前はフランスのロココ調のガーリーな感じが好きで、もっと遡ると学生の頃はミッドセンチュリーに憧れた世代でしたし、いまだに好きなものもあります。


いわゆる流行に左右されがちで、昨今では「スカンジナビアン」なシンプルテイストに心惹かれていたりもしました。


主人が素材そのものを生かした和の雰囲気が好みだったこともありますが、家づくりでは◯◯系と決めつけず、夫婦で好きなものをバランスよく詰め込んでいこう、とあえて「スタイルを決めない家づくり」を前提にしました。


気持ちの解放につながったヴィレッジ


少し話はそれますが、家づくりの最中に思考が煮詰まった時のこと。たまたま会社の研修で山梨のMOS河口湖ヴィレッジに行く機会がありました。


建物やライティング、インテリアまでどこを切り取っても素敵で、美しい余白を感じ心惹かれる空間でした。何よりその雰囲気にとても心落ち着いたのです。


自然に囲まれた山の中に建っているのは大きかったのでしょうが、調べると竣工が1989年とのこと。古いのに今見ても古臭さを感じず、逆に新鮮にすら感じるところもありました。


これをきっかけに「注文住宅なんだから、自分が好きなように好きなことをやって良いのだ」と思えて気が楽になりました。


決めることや制約がたくさんある中ではストレスを感じがちですが、家づくり中に「こうでなければならない」と、とらわれていた気持ちを解放してくれた気がしました。


今の「好き」を大切にしたモノ選び


我が家の照明を見ると気づいていただけるかもしれませんが、統一感がなく自分が好きで使いたかったモノを使っています。ちぐはぐにも見えますが、ふと「この照明やっぱり可愛い」と感じる自分がいます。


私の性格を既に理解していた設計士さんは、全ての照明について「後から趣味が変わっても変えられる仕様になってます」と引き渡し前におっしゃってくださいました。


「さすがだなぁ、私の飽き性をわかってくれている」とクスッとなりました。これは施工期間中にたくさん話していたからだと思います。


もし今後飽きたら変えればいいんだからと、少し気軽に考えてみるのも悪くないと思います。 モノ選びも家づくりと同じく、スタイルを決めすぎないことが我が家には合っていたようです。


次回は家づくりのコスト面で工夫した点についてお話したいと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございました!



jun5さんの家づくりが少しずつ動き出しました。今回はワクワク感や家づくりの楽しさを実感したり煮詰まったりしながらも、自分の好みを見つめてあえてスタイルを決めない家づくりをされたお話でした。


心が動いて、ふと腑に落ちる瞬間ってあります。気持ちの切り替りのポイントになったヴィレッジの存在は大きいですね。


スタイルを決めない家づくりは自由さがあっていいなと思いました。


インテリアの好みが移り変わりすぎて、自分はどうしたいんだろうと思った経験が私にもあるのでjun5さんの気持ちがよくわかりました。


理解してくれる設計士さんとの関係がとても素敵ですね。コラム中にあったように、しっかりコミュニケーションを取るのは大切ですね。


次回のコスト面でのお話も楽しみです。

jun5さん、ありがとうございました!

(編集:kaori)


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