【暮らしのインテリア】間取りに込めた想いがカタチに。こだわりも忘れないもの選び〜家族みんなが寛げる空間づくり(____s913さん)

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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。


注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。


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繋がりを大切にしたリビング周りのインテリア


執筆者:Yuka(@____s913)さん


前回のコラムでは家の中でも一番こだわった造作キッチンについてお話しました。


5回目となる今回はまだ紹介していなかったリビングや庭、玄関や水回りのインテリアや採用したものについてお話したいと思います。


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暮らしの中心にあるリビング


我が家の家づくりのテーマは“家族のコミュニケーションが取りやすい間取り”。


その中でもリビングは自然と家族みんなが集まるような居心地の良い空間作りを目指し、細かく区切らずにキッチンやダイニングと一体感のある配置になるようにしました。


繋がりを持たせることで仕事で帰宅時間が遅い夫が食事をしている間にリビングにいながら会話ができますし、寛ぐ家族とキッチンから会話に参加できるのも良い所。


1回目のコラムでも触れていますが、我が家はリビングに大きな吹き抜けを採用したことで、2階とでも遮られずにより会話の絶えない家族関係を築けていると感じます。 


“広々したリビング空間”を強く希望していた夫の想いもあり、なるべく圧迫感が出ないようにテレビは壁掛けにしました。


テレビボードは、BOSEのサウンドバーとBlu-rayレコーダーを横並びに配置できるようなサイズを指定し、65インチのテレビとのバランスも考えて少し収納も足して造作していただきました。


できればホコリの侵入防止や目隠しのために音だけ響くような扉を付けたいといった希望もありましたが、残念ながら実現できませんでした。


◯造作テレビボード

・サイズ:縦20×横230(cm)


移動はリビング経由で


各部屋へは、あえてリビングを経由しなければならないようなつくりにしています。寝室やこども部屋が2階にあるためリビング階段を採用し、中央に配置しても圧迫感がないようストリップ階段にしました。


洗面所やバスルームもリビングを経由します。希薄になりがちな親子のコミュニケーションを大切に、毎日何度も顔を合わせられるような空間になりました。


和室もリビングと繋がりをもたせています。こどもがまだ小さい頃や体調が悪い日など、日中でも私の目の届く範囲で眠ることができるようにという想いからこの間取りに。


普段は開放していますが、来客時に安心して寝泊まりしていただけるように3枚の引き戸を取り付けています。


プライバシーを大切にした開放的なテラス


リビング空間をより快適に過ごすために、リビングからフラットにつながるテラスを日当たりの良い南側に設けました。


ここは「こども用のビニールプールを置いても圧迫感を感じない広さで。」と要望し、家の中からでもしっかり目が届くようフラットにすることにこだわりました。


◯タイルテラス

平田タイル:Stone Pulse/STP-3060B-OD

・サイズ:300×6500(cm)

◯フローリング

iocフローリング:カンヌブラン


室内のフローリングとの繋がりを考えてウッドデッキを選んでいればよりリビングとの一体感が出るかと思いますが、少し個性的なフローリングを選んだため似たようなウッドデッキを探せませんでした。


ちなみに小さな中庭の方にはウッドデッキを採用していますが、2年目で苔が生えてお手入れに少し手間がかかったので現在はタイルの方が扱いやすくて良かったと感じています。


色も当初希望していた暗いものではなくフローリングと相性の良い明るい色を選びました。照り返しも気にならず、むしろ部屋が明るくなり満足しています。


我が家は住宅街なので庭のある南側だけでなく3方向が家と隣接しています。そのため窓をたくさん設けて陽当たりを良くしています。しかし、その分隣家からの視線が気になるのでプライベート感が得られるような工夫が必要でした。


そこで高さのあるコンクリート擁壁で庭全体を囲み、さらに視線を遮るように背の高い木を植栽しました。


意匠をこらした空間


玄関は特にこだわりがない場所でしたが、希望していたモルタルの土間と、来客時にはシューズクロークを隠せるよう引き戸で仕切りました。


最近は少しずつ屋外用品も増えきたので、もう少し広いと良かったかなと思う部分でもあります。


玄関から入ると最初に視界に入る正面には小さな中庭があり、シマトネリコの鉢植えを置いています。こちらは建築士さんの意匠が加えられた部分です。


正直最初に間取り図を見た時は「なんて贅沢なスペース!テラスがあるのに無駄では?」と思っていたのですが、この中庭のおかげで空間の広がりを感じられなんとも開放感のある玄関になりました。


日中は光が差し込んで柔らかい雰囲気になり、キッチンからもリビングのガラス戸越しに中庭の様子が視界に入って癒されています。


◯ウッドデッキ

iocフローリング:WPCデッキ/コーラルリーフ

◯リビングドア

YKKap :アルミインテリア建材/スクリーンパーティション Sタイプ


希望を詰め込んだ水回り


トイレは玄関横に設け、玄関と同じモルタルの床で揃えました。以前からモルタルとオークの組合せが好きだったので、ひび割れなどのデメリットを承知のうえで採用しました。


照明は電球の他に、ダウンライトもひとつ取り付けています。


◯カウンター・扉

AICA:メラミン化粧板/アラバスターオーク JC-683K

◯洗面ボウル

平田タイルSHUI COMFORT MINIMO ROUND 25/CIE-SHMILAT25/BR

◯照明

MUUTO:E27ホワイト


1階洗面所は、憧れだったモールテックスカウンターを採用しました。お願いしたハウスメーカーでは過去に取り扱いや施工例がなく、担当コーディネーターさんが一生懸命探してくれた中で実績のある施工業者さんに手配してくださり、とても綺麗な仕上がりに大変満足しています。


鏡も造作で、収納が十分にありカウンターとのバランスが良い横長の三面鏡を要望しました。奥行きが少しありますが、出っ張らないように埋め込んであるのがポイント。


モールテックスの無機質さを活かすため、壁は白くてシンプルな大判型のタイルを採用して水栓は希望していたVola社の壁出しタイプにしました。


◯壁タイル

・平田タイル/アルティジャーノ MBN T9511

(現在はお取り扱いがないかもしれません)

◯カウンター

・モールテックス:BM60

◯洗面ボウル

・TOTO:角型/L520

(現在はお取り扱いがないかもしれません)

◯壁出し水栓

Vola(CERA): VL100XT/スパウトL200

◯タオルハンガー

・HAY:GYM HOOK Large/ライトグレー


洗面所は特にこだわりが詰まった場所なので、来客時にも使用していただきたいとの想いから当初の間取りでは2階にあったものを1階へと変更しました。リビングからも視界に入るよう、あえて扉はつけていません(笑)


洗面所左奥にはバスルームがあり、扉はデザイン面から透明ガラスを採用しました。バスルームを使用中でも気兼ねなく洗面所を使えるように脱衣所と洗面所の間に引き戸を設けました。


1階の洗面所にこだわった分、2階の洗面所はシンプルに低予算でまとめました。


目立たない場所でもあるためせっかくなら少し遊んでみようと思い、発売当初から気になっていたタイルを採用してライトグレーの目地にヘリンボーン貼りで仕上げていただきました。


この家に暮らし始めて2年半が経ち、長い時間悩んで何度も打ち合わせを重ねた日々が遠い昔のようで忘れかけていることも多々ありました。


このコラム連載がきっかけとなりひとつひとつ振り返ってみると、我が家は最初から最後まで使い勝手の面での家事動線ではなく、こどもが部屋に引きこもらず自然とコミュニケーションが取れるような生活動線を常に優先して家づくりを進めてきたのだと再認識しました。


希望が沢山詰まったこの空間を最大限に活かしながら「今後もずっと温かい家庭環境が築けるよう過ごしていきたい。」それが私の願いです。


長くなりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました!



Yukaさんの家づくりはそこにあるものや採用したことひとつひとつに理由や納得感があり、信頼できる設計士さんの意見を柔軟に取り入れたこともいい結果へと繋がる要因になっていますね。こんな風に全体を通して“満足のいく家づくり”って中々できないと思います。


これから家づくりを考えている方も設備やタイル選びなど実際に使われている様子や上手な取り入れ方がとっても参考になったのではないでしょうか?


おうちのどこにいても会話ができて外のテラスも目が行き届くようにと考えられた“家族が寛げてコミュニケーションがとれる空間”を軸に、Yukaさんのご家族への想いが込められた間取りやインテリアがとても素敵で読む度にほっこりとした気持ちになります。


これからのライフスタイルの変化やお子さんの成長で暮らし方が変わっていっても、その想いはずっと変わらずこのおうちに刻まれたまま。


今回で連載は一旦お休みとなりますが、コラムを通じて「家族の会話が絶えない温かみのある家を建てる。」家づくりの原点を改めて考えるキッカケをいただきました。Yukaさん、ありがとうございました!

(編集:megu)


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